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“Thetis” 神々に祝福される海の女神
静かな潮騒に漂う、ほのかに甘く神秘的な芳香

苦難に陥った神々を救済したと語り継がれる、ギリシャ神話の女神、テティス。アドリア海の深い碧を思わせる瑞々しさと、謎めいた女性をほのめかす甘く芳しい香り。トップはオレンジとレモン、サルビアのアロマに始まり、ゴギョウやイランイランのオリエンタルフローラル、そしてラベンダー。シナモンのスパイシーさを添えて。ラストはクローブや龍涎香のウッディでアンバーな香りに、甘いバニラと僅かなビターベチパーが残ります。

日本ではまだ珍しい、環境や身体への影響を限りなく考慮したオーガニックのパフューム。イタリア・トスカーナ地方で調香・生産し、AIAB（イタリアのオーガニック認証機関）のオーガニック認証を取得しています。
遥かメソポタミアの時代より、エジプト、ローマなどの歴史変遷の中で、香水は常に人類に必要な実用品であり嗜好品でした。古代から続く様々な文化と時代の変遷の中で進化した香水は、14世紀以降、現代のアルコールベースの香水と繋がる、その礎と芸術的発展を成します。それが、ヴェネツィアやフィレンツェといったイタリアの中世都市国家でした。
現代の世界中の著名な香水の多くが、イタリアの工房で生産されています。大地、気候、人、文化といった、魅了される香水に必要なあらゆる要素がイタリアの地にあります。
人々にとって、より純粋で、魅惑的な製品は、自然のルールや要素を用いてこそ得られると考え、その実現に近づけるため、厳格な原料や成分の規制と選択を必要とする、オーガニック認証香水を敢えて採用しました。大地の恵み森羅万象の法則。大自然の偶然と奇跡により存在する素晴らしい要素の数々を、正しい法則により一つの形に用いてゆく。貴金属も香水も、その法則に則って作り出すことで、真に価値のあるものを生み出すことができると、私たちは考えています。