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じめじめした季節に楽しみたい、スッキリ爽やかなワイン
エル・グルメエディターとワインショップのソムリエ阿保さんによる間違いなしの銘柄を厳選
「6月のテーマは【じめじめした季節に楽しみたい、スッキリ爽やかなワイン】。恵比寿のワインショップ「ラ・ヴィネ」のソムリエ、阿保さんがセレクトしてくれました。雨が多く、ジメジメしたこの時期は、ワインもスッキリしたタイプが飲みたい気分。おうちでのアペロタイムや、ディナーのお供に、ぜひここでしか出合えないワインをお試しください」(エル・グルメ編集部)
軽快で癒しのある洋梨のスパークリング
「パリから北西部に向かうと、アミアンの大聖堂やモン・サン・ミッシェル等でも有名なノルマンディ地方となります。ここでは葡萄栽培よりもリンゴの栽培がとても盛んになり、フランスの三大ブランデーのひとつとして知られる「カルヴァドス」の一大生産地となります。リンゴのブランデーとして有名ですが、実は洋梨も少量使用されており、特にドンフロンテ地区では、リンゴよりもむしろ洋梨を沢山栽培しており、これを用いて仕込まれたスパークリングです。
はっきりと感じさせる甘く華やかな洋梨の風味がとても心地よく、泡立ちおだやかに、ほんのりとした甘みと共に広がる味わいはとても軽快で飲み心地よいものです。 アルコール度数も僅かに4%程度ですから、近年の低アルコール志向の状況にはぴったりなのではないでしょうか。現地ではもちろんそば粉のクレープ「ガレット」と合わせるのがお決まりですが、ムール貝や生ガキとの相性も知られており、いろいろなマリアージュが楽しまれています。甘口のスパークリングですから、上記のような組み合わせの他、塩気の強い生ハムやソーセージなどと楽しむのもおすすめです。
こちらのポワレを生み出す蔵元ルモルトンですが、ガストロノミーの世界ではとても有名な蔵元です。彼の生み出すカルヴァドス・ブランデーは、多くの星付きレストランで必ずと言ってよいほど取り扱いがあるのです。そんな蔵元が生み出す洗練されたスパークリングを是非味わってみてください。」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
フレンチ・カタロニアの爽やかな辛口ロゼワイン
「フランス南西部の都市ナルボンヌから、スペインのバルセロナの辺り一帯は国境を越えて固有の文化を有したカタロニア地方(カタルーニャ)として知られています。そのフランス側のカタロニア地方の山間、ピレネー山脈の麓で生み出される清涼感のある綺麗で華やかな辛口ロゼワインです。とても淡い色調で、渋みが少なく、果実味豊かなロゼワインは、しっかりと辛口ながらもフルーティで甘美な味わいが実に心地よい仕上がりです。アルコール感も穏やかで、クリアーな仕上がりのため、しっかりと冷やして美味しくお飲みいただけるのが特徴です。
夏の暑い日には、氷水でしっかりと冷やした状態で、アペリティフとしてお楽しみいただくのがお勧めです。ピクニックに連れていくと大活躍間違いなしです。
蔵元はボージョレでワインを造っていたファミリーが1990年に新天地を求めて、このフレンチ・カタロニアに入植しており、当初から現在に至るまで、その恵まれた環境で有機栽培による優れたワインを生み出しています。(有機栽培)」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
南仏ニームの地で生み出される華やかなシャルドネの白ワイン
「エチケットに描かれているのはローマ時代に建設された水道橋のポン・デュ・ガール、そして当時ワインを運ぶために使用されていた素焼きの壺アンフォラです。そんなローマ時代からのワイン造りが息づく南仏の古都ニーム近郊で生み出されるワインは、南フランスを巡ったことのある人には特に情緒的に訴えかけてくるのではないでしょうか。この地で、その温暖な気候を生かして、有機栽培を実践し、樽を使用することなく、ステンレスタンクで仕込まれたクリーンな風味が特徴的なシャルドネ種の白ワイン。
淡い麦わら色をしたワインは、洋梨や白桃に、白い花を思わせるフローラルで華やかな香りがあります。透明感のある果実味は実に軽快で活き活きとしています。 これから暑さの際立ってくる季節に、清涼感をダイレクトに味わうのはとても魅力的な楽しみ方だと思います。そして夏場のあっさりとしたシンプルなお料理にはとても相性が良いと思います。出汁の効いた野菜料理から、焼いたり揚げたりした野菜や魚介との相性もぴったりですので、是非夏にいろいろ味わってみてください。(有機栽培)」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
ハーバルで華やかなロワール地方の辛口白
「清涼感のある辛口白ワインというと、日本でも最も人気の高いロワール河上流のベリー地方の銘酒サンセールやプイィ・フュメがよく知られています。そんな産地の周辺には同じくソーヴィニヨン・ブラン種を用いて清涼感たっぷりのワインを生み出す産地がいくつかあるのですが、なかなか日本では見かけることがありません。
故に地酒色が強く、コストパフォーマンスがよいというのも大きなポイントでしょうか。そんな地酒のひとつとして注目してもらいたいのが、「ルイィ」という白ワインです。パリからは車で真っすぐ南に向かい、オルレアンを越えて3時間ほどの場所にある古都ブールジュ近郊にあるのがルイィというワイン産地です。
ソーヴィニヨン・ブラン種の特徴的なカシスの新芽を思わせるような青っぽさを帯びたハーバルなアロマに、洋梨のような甘美な風味、辛口の味わいながらも果実味に富んだ味わいは穏やかな甘みを感じさせるような心地よい味わいがあり、そこに軽快な酸味のある切れ上りのある味わいが実に爽やかで好印象です。魚介のカルパッチョや、グリーンサラダに粉チーズをたっぷりと混ぜ込んだもの、また塩で食べる野菜やイカのフリットなどもとても好相性ですので、いろいろなマリアージュを楽しんでいただけるでしょう。」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
濃厚ながらも滑らかな質感が魅力的な注目の南仏赤ワイン
「スペインとの国境に位置し、太陽の恩恵をたっぷりと受けて生み出される南仏ルシヨン地方のワインは、とても濃厚でフルボディなものとなりますが、最近ではそんな味わいを生かしながらも、重さを強く感じさせないようなエレガントなスタイルに仕込まれるワインが多くなってきており、そんな味わいのワインに注目してもらいたいところです。
ワイン造りでは、特に高級品に樽で仕込まれるものが多いのですが、南仏で収穫量を制限して生み出されるワインには、濃厚さはもちろんのこと、元々様々な要素が備わっており複雑さがあるため、これに樽の風味が入ってくると、やや厚ぼったい印象もあります。そのためこれを使用せず本来の葡萄の味わいだけを前面に打ち出したステンレスタンク仕込みというのがより注目されているのです。また、それだけではなく、瓶に詰める前に、タンクで2年以上もの長い間熟成をさせているため、とてもワインは滑らかになっており、フレッシュさをキープしながらも熟成された非常に飲み心地の良いものとなっています。
南仏のワインらしいスパイシーで熟したベリーやコンフィチュールを思わせる風味はそのままに、熟成された落ち着いた味わいはしっとりとしており、複雑で奥行きを感じさせる味わいがとても魅力的です。
夏場には、スタミナをつけたいときに食べたくなる焼肉にもぴったりのしっかりとした味わいのワインです。濃厚ですが上品な味わいのワインですから、焼肉もちょっとよいステーキ肉なんかを味わいながら楽しみたいものです。(有機栽培)」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
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