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アウトドアが楽しい季節。ピクニック&キャンプに連れていきたいワインをセレクト!
エル・グルメエディターとワインショップのソムリエ阿保さんによる間違いなしの銘柄を厳選。
5月のワインセレクトのテーマは、ピクニック&キャンプに連れていきたいワイン。恵比寿のワインショップ「ラ・ヴィネ」のソムリエ、阿保さんがセレクトしてくれました。本格的な暑さがやってくる前、アウトドアで過ごすのが気持ちいい季節は、ピクニックやキャンプなどの予定も多いのではないでしょうか。そんな時のおともにぜひ。ガーデンパーティにもいいですね!
「フランスを訪れる日本人観光客の方も、南仏プロヴァンスを周遊し、ブイヤベース発祥の町マルセイユで、本場のブイヤベースを召し上がったことのある方は結構多いと思います。その際に、正統派のマリアージュとして合わせるワインがこの「カシ・ブラン」です。
お店にもそんな思い出と共に「カシ・ブランありますか?」と探しに来るお客様が結構いらっしゃいますが、そのほとんどが、あまりワインに詳しくない一般の方々です。このワイン、綴りがCASSISとなります。これは甘いリキュールの「カシス」と綴りが一緒であるため、ワインに詳しくなくても、とても印象的で憶えやすいこともあるのでしょう。そんなカシは、マルセイユから西に車で40分ほどの場所にある、とても小さく風光明媚な港町の名前です。この港町を見下ろすように葡萄畑が広がっているのですが、とても小さなワイン産地で、その知名度の高さに反して、僅か11生産者のみというとっても小さな産地です。そのため、人気のあるワインはマルセイユやこの地を中心に約60%以上が地元消費となっており、有名なワインながらもパリですら見つけることが困難なワインです。
味わいの方は、しっかりと辛口の白ワインですが、トロピカルフルーツのような甘美な風味と豊かな果実味が特徴的です。しっかりと冷やしてあげると軽快さが際立つ美味しさですが、温度が少し上がってくると本来備わっている味わいのボリューム感が増してきますから、より味わい深い飲み方がお楽しみいただけます。
お料理では、肉でも魚でも、野菜でもよいのですが、ニンニク、トマト、アンチョビ、オリーブオイルなど、地中海性のイメージの強いものを用いた料理がとても好相性ですので、お料理の幅も大きく、いろいろなものと試していただけると思います。」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
「日本では国際品種と呼ばれる葡萄、例えばシャルドネやソーヴィニヨン・ブランと言った品種のワインがとてもポピュラーで、リーズナブルなものから数十万円するような高級品まで最も人気のあるものとなっています。
そんな一般的に人気の高いワインとは全く違った個性を持ちながらも、味わってみてその美味しさに嵌ってしまう方が多いのが、このジュランソン・セックというワインです。
フランスでも南西部、スペインとの国境にほど近いピレネー山脈の麓にあるワイン産地で、固有種であるグロ・マンサン&プティ・マンサンという葡萄から仕込まれます。特徴的なのは、そのパイナップルを思わせるようなアロマティックなところ、そして高い熟度を感じさせる味わいながらも、しっかりとした酸味のあるところ。そしてその酸味は、熟度のある旨味に富んだもので、しっかりと酸味を感じるのですが、とても美味しく感じるところが魅力になっています。
白ワインですし、魚介類との相性は良いのですが、このワインはむしろ豚肉などの白身のお肉と相性がよいのも特徴です。脂肪分を感じさせる豚バラ肉や脂身のあるロース等をさっと焼いたり、湯引きしたようなシンプルな肉料理を合わせると、ワインの持つ果実感が引き出されて、とても甘美な風味が増幅されるところは興味深いものがあります。ご自宅で簡単に料理とワインのマリアージュを実感することができるので是非体験してみることをお勧めします。」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
「南フランスでのワイン造りで現在活躍する生産者グザヴィエ・ヴィニョンは、元々大手シャンパーニュ・メゾンでブレンド技師として活躍した経歴を持ち、ワイン醸造家としても高い評価を得るひとです。
そのシャンパーニュでのブレンド技術を発揮し、タロットカードの寓意画に準えて仕込まれるワインのひとつである愚者のワイン。一般的に通常のワインに関しては高級品ほど、限定された小さな畑で生産されることが多いのですが、このワインはローヌ南部の10のテロワールの葡萄を用い、そして複数年のワインをブレンドして仕込まれるもので、シャンパーニュで行われるようなブレンドの妙から生み出されるという一風変わったアプローチによるものです。
南仏らしい熟した甘美なベリー風味と共に、オリエンタルスパイスを思わせる風味が心地よく香ります。濃厚で火照りを感じさせるようなフルボディな味わいですが、全体的にしっとりと落ち着きがあり、スムースな飲み心地となっているのが特徴的です。」フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
「近年フランスでも大変な人気となっているコルシカ島リゾート。日本の四国を一回り小さくしたくらいの島では、ヴァカンスを楽しむとともに、生産されるチーズや魚介類、そしてワインは地元のリゾート消費ばかりではなく、近年ユーロ圏を中心にとても人気になっています。今回輸入した辛口ロゼワインもそんな人気の高いものです。
地中海に浮かぶ島ですから、南仏プロヴァンスやラングドック地方同様に、とても濃厚な印象がありますが、実は標高の高い山が地中海にそびえ立っているようなイメージの島であるため、その標高の高さ、そして四方から強い風を浴びて鍛えられるという特徴的な環境からワインが生み出されています。
よく熟した果実味のあるリッチな味わいは南仏らしいのですが、冷涼地を思わせるような綺麗な酸味があり、そしてアルコール度数も高くなく(12%台)、とても上品な味わいが特徴的です。また、コルシカ島の固有種であるシャカレロという黒葡萄で仕込まれるワインは、ベリー系の甘美な果実味と共に、ほのかな野性味とスパイス感を帯びた風味がとても特徴的で、華やかで複雑な風味を醸す美味しさのあるロゼワインです。
現地ではアペリティフとしてしっかりと冷やして軽快な飲み口を楽しんだり、新鮮な魚介類と共に味わっていますから、これから暑くなる季節には、空の青さを楽しめるような環境でリゾート気分を盛り上げながらワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
「低アルコール(Alc.9%)、甘口、ロゼ・スパークリングというと、多くのワイン通は初心者の飲み物?そう思われる方は多いと思います。しかしこのワインは、実はフランスでの従事経験のあるソムリエや料理人の方々にとても人気のある甘口ロゼ・スパークリングなのです。その理由は、ミシュランの星付きレストランや、人気のビストロなんかでよく供されており、アペリティフとして人気の高いスパークリングワインです。
個人的にも、以前訪問したパリの人気ビストロでは、ウエイティングしているお客様が食べ放題になっている生ハムの原木を勝手に切り出して食べながら、この甘口スパークリングのセルドンをゴクゴク飲みながら皆ワイワイ賑やかにやっているのがとても印象的でしたし、生ハムの塩辛い味わいにこの甘口スパークリングがとても相性がよかったことをよく憶えています。
このワインは、美食の町リヨンから北東に車を走らせ、1時間半ほどの山奥にある小さなワイン産地セルドン村で生み出されるものです。なにせ小さなワイン農家が細々と造っているものですから、なかなかの人気ながらも日本ではあまり見かけない逸品でもあるのです。先にも書きました通り、塩辛いものとの相性がよく、生ハムの相性の良さを考えるとこれは正に「大人の生ハム&メロン」といった感じです。ちなみに、唐辛子の辛さを持った韓国料理にも相性のよいものは多いと思います。(有機栽培)」(フランスワイン専門店ラ・ヴィネ/ソムリエ阿保)
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