KAREN's STYLE in Morocco

40年ぶりに訪れた古都フェズ。メディナ（旧市街）内にあり、100年以上前に建てられた宮殿を改装した歴史のあるリヤド・フェズへ。足を踏み入れた瞬間から別世界へと誘われます。美しくゴージャスなしつらいはまるで美術館のよう。繊細な柱や扉の彫刻に溶け込むストライプワンピースは風をはらみ揺らめくシルク羽二重素材。手書きタッチのプリントが味わい深く、温かみも感じられます。

アーチ状の大きな窓が印象的なお部屋。異国情緒あふれるファブリックに映える鮮やかなブルーのワンピースをまとって。上品な光沢と滑らかな肌触りが魅力のシルク羽二重を贅沢に使用し、ギャザー＆フレアをふんだんにあしらった華やかな一着です。部屋でのくつろぎ時間はもちろん、そのままディナーへも出かけられるワンピースは旅には欠かせない存在。

エキゾチックな配色のボタニカルフラワープリントワンピース。どこかノスタルジックな雰囲気をまとい、リヤドのムードにもぴったり！　落ち感のあるレーヨン100％素材で裾の美しいドレープも素敵。ブラックのコットンレースが全体を引き締め、アンダーパンツを重ねたレイヤードスタイルを楽しめます。

サハラ砂漠ではラクダに揺られサンライズを楽しみ、カスバ街道を通りアイト・ベン・ハッドゥにあるリヤドに到着。小さいながらもフランス人オーナーのセンスが光ります。リラックスして過ごしたい時に選んだのはシフリー刺しゅうのワンピース。デニムの上にバサッと着るだけでコーディネートが完成して、なによりコットン100％の快適な着心地がうれしい。

一週間のモロッコ旅行の最終地点ピンクシティ、マラケシュ。40年前に初めてモロッコに母と妹弟と来た時にも滞在したホテル、ラ・マムーニア。世界中のセレブに愛され、世界一美しいホテルと言われるだけあり、ディテールの隅々まで美しく贅沢な空間。気品あふれる華やかさにふさわしいドラマティックな赤のワンピースは、フロント部分の扇状ドレープが胸元を彩ります。

広大な庭園はまるで砂漠のオアシス。漂うオレンジの香りと美しい夕日を眺め、ディナーを待つのも至福の時間。気ままに過ごす猫たちの姿に心なごみます。ここで着ているワンピースはマラケシュのマジョレル庭園からインスピレーションを得たもの。鮮やかなブルーにボルドーの幾何学模様を大胆にプリントし、オリエンタルなムードとモダンが共存する一着に仕上がりました。