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ファッション通販【ELLE SHOP】 エル・ショップ

北欧の注目ブランド「ラーウィー」をインテリアスタイリストが解説

2024.11.07

デンマークの注目インテリアブランド「ラーウィー」が「エル・デコ ショップ」に登場。空間のアクセントになるカラフルな家具や小物をどのように取り入れるのがよいか、インテリアスタイリストの中田由美さんのコメントと共にお届け。

「ラーウィー」とは?

ボー・ラーハウグ・ラスムッセンとニコライ・ウィグハンセンによって、2017年に設⽴された、デンマークのコペンハーゲンを拠点にしているデザインブランド。ブランド名は2⼈の名前の頭⽂字から付けられました。

デザイナーであり教育者でもあるニコライと、経済学者であり開発の専⾨家でもあるボーの2⼈は、異なるバックグラウンドを持つ魅⼒的なクリエイターとのコラボレーションを積極的に行っています。中田さんはラーウィーの魅力を「アクセントにもなりえる、機能的なオブジェクトとしても活躍でき、名作のように長くそばに置いておきたくなる、が同時に叶う点が魅力だと思います」と語ります。

Cloud(クラウド)

ラーウィー設立者の一人であるデザイナーのニコライ・ウィグハンセンが、アーティストであった父親 スヴェン・ウィグハンセンのブロンズ彫刻を着想源にデザインしたフラワーベース。

中田さんのコメント

「雲というふんわりしたモチーフにも関わらず、彫刻的でストリートっぽい雰囲気の甘さと辛さを持ち合わせているベース。また、一見すると花を生けるのが難しそうに見えますが、形状としては実は生けやすい形なので色々とチャレンジしたくなります。例えば大ぶりのヤシの葉っぱを1本だけ生けてシンプルかつ爽やかでユニセックスな感じにしたり、ベースの丸いモチーフとリンクするようなコロンとしたお花で、できるだけ茎に動きのあるものを選んで、茎も見せるように6〜8本バサっと行けると今っぽく仕上がりそうです」

Canvas(キャンバス)

大小のコンテナとセンターピースの3つを自由に組み合わせて、花を飾ったり、キッチン用品を収納したり、アイデア次第でさまざまな使い方が楽しめるアイテム。「キャンバス」という名前には、商品そのものを絵を描くキャンバスのように捉え、デコレーションして欲しいという願いが込められています。

中田さんのコメント

「細かなものがごちゃつくデスク上やキッチン、玄関でツールスタンドやトレーとして単体でも大活躍するのは間違いなしですが、この色の組み合わせが魅力的で思わずセットで使いたくなります。セットで使う場合はリビングやダイニングのテーブル上で、例えばラージベースにお花をいける、スモールベースは収納として、トレーはお香のトレーとして使用するなど、異なる目的のアイテムを同じシリーズで揃えて統一感を持たせることで、すっきりミニマルな印象にまとめることができそうです」

Strom(ストローム)

デンマークのモダニズム画家、ヴィルヘルム・ルンドストロームへのオマージュから生まれたコレクション。静物画やキュビスムからインスピレーションを得て、シンプルでありながら緻密なバランスが表現されています。

中田さんのコメント

「ラーウィーのシグネチャーとも言えるストロームコレクションは、飾るだけでアートになりうるような一度見たら忘れられない力強さと純粋さを持ち合わせていて、それがタイムレスな魅力にもつながっています。また、豊富なヴィヴィッドカラーの展開はどんな色合わせにしようか悩む時間も楽しいインテリアの醍醐味が味わえます」

Hooks(フックス)

イタリアのデザイナー、ナタリー・デュ・パスキエが手掛けた 「フックス」。3つの異なるサイズ、異なる色の組み合わせから作られています。

中田さんのコメント

「壁に取り付けるアイテムは1つ付けただけでも目線が上に上がるので、空間にリズム感と広がりが生まれて、心地よさが倍増します。ぜひ試してもらいたいプロダクトです。「フックス」は何もかけなくてもグラフィカルなオブジェのよう。リビングにはもちろん、キッチンや玄関の壁に取りつけたら無機質になりがちな空間に華やかなコーナーが作れそうです」

Pipeline(パイプライン)

線と円という2つの基本的な幾何学的形状を用いたデザインが特徴的なシリーズ。 屋外でも使用可能な素材でできており、シンプルでオブジェのような見た目ながら、実用性も考え抜かれています。

中田さんのコメント

「日本の住宅は家具を置いてお気に入りを並べるコーナーなどを確保するのが難しいケースが多いと思いますが、この『パイプライン』のような壁面に小さな棚をつくることで、大きな家具を買わずとも自分の気持ちが上がるコーナーができます」

Thing(シング)

1980年代前半にイタリアを中心に世界のデザイン・建築に影響を及ぼしたメンフィス・グループの共同設立者として、デザイン界で注目を集めたジョージ・ソーデンとのコラボレーション。リサイクルアルミニウムで作られており、シンプルな組み立て方法で、屋内と屋外の両方で使用できます。

中田さんのコメント

「なんと! 室内だけでなく、リサイクルアルミ製なので屋外でも使用できると聞いてまっさきにベランダに置いてみたいと思いました。ベランダでしたら手持ちの他の家具との色合わせを気にせず大胆なカラーが楽しめそうなので、思いっきりハッピーな雰囲気にしてみたいです。カラー展開が豊富で迷ってしまいそうですが、1つはすでにお部屋にある家具の色と合わせ、もう1つは明るいカラーを取り入れると、全体の調和を崩さずアクセントとして機能しそうですね」

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