こんにちは。バイヤーのHARUMIです。
春の余韻を残しつつ、季節は一気に初夏の空気へ。
予想以上の気温上昇に、ワードローブの準備が追いついていない…そんな声もちらほら聞こえてきます。
そこで今回は、今シーズンのキーワードを手がかりに、注目のアイテムや話題の新ブランド、さらにはエル・ショップ限定アイテムまで、初夏の装いをアップデートするヒントをお届けします。
INDEX
Must Buy! 春夏コーデに映える注目アイテム
New Brand:今季チェックすべき新ブランド5選
Only at ELLE SHOP:今だけのスペシャルアイテム
Must Buy! 春夏コーデに映える注目アイテム
【大人の正解は“透けカットソー”】
この春夏、トレンドの筆頭に挙げられるのが「シアー」アイテム。インナーはつい後回しにしがちですが、あえて“見せるインナー”からスタイリングを組み立ててみるのも新鮮。ベースになるアイテムこそ、今どきらしい抜け感のあるものを選ぶのがコツです。

大人の女性にとって、インナー選びは意外と悩ましいもの。シャツやジャケット、ジレのインナーにおすすめしたい「チノ」のカットソー。シャツほどきちんと感はなく、Tシャツほどカジュアルに見えない絶妙なバランスを狙うなら、これ。
インナーにカップ付きのキャミソールを合わせたり、タイトフィットなTシャツとのレイヤードも好相性。テンセルならではの自然な光沢ととろみのある質感にカシミヤとシルクをブレンドした、まさに大人のための上質な一枚。繊細で薄手ながら、ふっくらとした肌当たりのテレコ素材は、一度袖を通すと手放せなくなる着心地です。
【ジレとのセットアップで、脱・定番ワークスタイル】
シアーなカットソーと合わせて提案したいのが、ジレ+ジャケットのセットアップ。きちんと感が求められる日はセットアップで、オフの日はパンツをデニムに替えてカジュアルダウン。オン・オフ問わず活躍してくれる、着回し力の高い優秀アイテムです。
【レイヤードも一枚でも、万能な一着】
昨年も好評を博した「フローレント」のコンビネゾンに、今年は素材違いが仲間入り。先ほどご紹介したようなシアーなカットソーをインナーに重ねても、夏にはさらりと一枚でも着映える優秀アイテム。スクエアネックがデコルテを美しく引き立て、ワイドシルエットのパンツ部分が自然にスタイルアップを演出してくれます。
【“夏の羽織り”は、肘までカバーがニュートレンド】
「アキラナカ」からは毎シーズン好調のハーフスリーブジャケットをご紹介。計算されたアシンメトリーデザインがモダンな表情を演出し、構築的なシルエットが自然とスタイルアップを叶えてくれる一着です。さらりと羽織るだけできれいめに仕上がるから、ちょっとしたフォーマルシーンやお仕事にも重宝。“きちんと感”は欲しいけれど、周りと差がつくスタイリングに仕上げたい──そんな時にこそ頼れるアイテムです。
【“ここぞ”に映える「大人のブラック」】

会食やプレゼンなど、ここぞという日に備えておきたいのが、程よく華やぎを添えるブラックドレス。デザイナーの手描きデッサンから生まれたフラワー刺しゅうが目を奪う「ロキト」の一着は、袖口にあしらわれた繊細なレースが、何気ない仕草までも優雅に演出。ややウエストを絞ったシルエットに、上品な光沢のある素材。さらに落ち着いたミディ丈が、大人の女性らしさを引き立ててくれます。
【この夏は、“軽やかさ”が鍵。涼感と美シルエットで決まり!】

本物志向の大人に支持される「ドメル」から、今季もおしゃれと実用性を両立するアイテムが豊富にラインナップ。清涼感あふれるコットンナイロンのタフタ素材を贅沢に使用したドレスは、ドライタッチで軽やか、しかもシワになりにくいという、夏にうれしい機能性が満載。テントラインのリラックスしたシルエットながら、フロントに配されたベルトが、さりげなくスタイルアップも叶えてくれます。気負わず着られて品よく決まる、この夏のワードローブに加えたい主役級の一着。
【チャームでアレンジする自由なジュエリースタイル】

「エリッカ ニコラス ビゲイ」オニキス ミニ ペンダントトップ
「エリッカ ニコラス ビゲイ」ナバホパール 3mmネックレス
「エリッカ ニコラス ビゲイ」オニキス ペンダントトップ
「エリッカ ニコラス ビゲイ」ナバホパール 4mm ネックレス

「エリッカ ニコラス ビゲイ」クロス ペンダントトップ S
「エリッカ ニコラス ビゲイ」ナバホパール 3mmネックレス
「エリッカ ニコラス ビゲイ」クロス ペンダントトップ M
「エリッカ ニコラス ビゲイ」ナバホパール 4mm ネックレス
ナバホ族の伝統技法を継承し、シルバーの美しさを研ぎ澄ます「エリッカ ニコラス ビゲイ」から、新作のペンダントトップが登場。ナバホパールネックレスの3mm、4mmどちらにもセットでき、チャームあり・なしで楽しむアレンジが、今の気分にぴったり。
New Brand:今季チェックすべき新ブランド5選
【待望のオープン「ジル サンダー」】
ファッションシーンを語る上では欠かせないブランドひとつ、「ジル サンダー」が待望のオープンです。ウェアの他、話題のバッグやレザーグッズなど豊富なラインナップ。メインラインの「ジル サンダー」と、メインラインよりもカジュアルでライフスタイルに寄り添ったラインの「ジルサンダー+」を展開しています。
イットバッグの「CANNOLO」と並んで人気を集めるGOJIシリーズの「GOJI BAMBOO MINI」バッグは、洗練されたデザインと高級感が魅力のミニバッグ。竹製のハンドルとがま口が特徴的で、クラシックとモダンが融合したスタイリッシュな仕上がり。コンパクトながら収納力もあり、取り外し可能なショルダーストラップで2WAY仕様の便利さもポイントです。

「ジル サンダー」の人気シリーズ「CANNOLO」は、バッグに注目が集まるなか、実はベルトも隠れた名品。ゴールドメタルのバックルと洗練されたレザーストラップのコンビネーションが、シンプルな装いをクラスアップしてくれます。どんなスタイリングにもすっと馴染み、タイムレスに活躍する一本。インポートブランドが軒並み価格高騰する今、値上がり前に手に入れたいアイテムです。
【20年の時を経て、再びスポットライトを浴びる「3.1 フィリップ リム」】

「3.1 フィリップ リム」コード刺しゅう レース フリル STRIPE ショートスリーブトップス
2005年にNYで誕生した「3.1 フィリップ リム」。NYブランドブームの火付け役として瞬く間にブレイクし、私自身もその魅力に夢中になったひとりです。あれから20年、改めてその実力が再認識され、今また新たな注目を集めています。今シーズンをもって、フィリップ・リム本人はクリエイティブ・ディレクターを退任しますが、そのスピリットはデザインチームにしっかりと継承されており、今後の展開にも期待が高まります。
マクラメレースや異素材のドッキングなど、随所に光るブランドならではの魅力。前後で表情が異なるトップスや、1枚で着映えするドレスなど、デザイナーズブランドならではの個性と存在感が際立つアイテムが揃います。纏うだけで気分が高まる、そんな“服そのものに力がある”一着に出会えるはず。
今シーズンらしいアイキャッチーなチャーム付きトート。PVCコーティングのコットンキャンバスに、ニューヨーク土産を思わせるプリントをオン。リンゴ型チャームにはシルバートーンのロゴプレートが光り、ブランドのホームタウンへの遊び心あふれるオマージュが感じられます。
【北欧発、「ガニー」旋風がエル・ショップに上陸!】

コペンハーゲン発の注目ブランド「GANNI(ガニー)」が、ついにエル・ショップに初登場! 北欧らしい洗練と遊び心を兼ね備えたコレクションから、ウェアはもちろん、アイコニックなバッグまで幅広くラインナップ。
なかでもブランド人気の火付け役となったのが、「Bou バッグ」。トレンド感あふれるデザインと、日常使いしやすい実用性の高さが人気の理由。特徴的な六角形フォルムに、ロープ状に編み上げたノットハンドル、そしてバタフライロゴを刻印したゴールド金具がアクセント。カードホルダーは、マチもあるため名刺入れとしても使えそう。

「ガニー」Large Easy デニムショッパー
「ガニー」Ganni Western Boot キーリング
「ガニー」Ganni Bou キーリング
「ガニー」Ganni Bou Charms キーリング
「ガニー」Ganni Bou フラッププリントカードホルダー
今シーズンは、空前のバッグチャームブーム。先に紹介したキーリング付きのカードホルダーや、存在感のあるチャームをいくつも重ねて、自分だけの“デコバッグ”を楽しんで。
【旅する感性が息づくブランド「セヤ」】

「セヤ」TEMPLE SUMMER ノースリーブロングドレス
クリエイティブ・ディレクター、瀬谷慶子氏が手がける「seya.(セヤ)」。毎シーズン、瀬谷さんが旅した土地をインスピレーション源にコレクションを展開しています。ファッションと自然、文化が溶け合うような、美意識の高さが随所に宿るブランドです。私自身も大好きなブランドで、気づけばワードローブには「セヤ」のウェアがずらり。どれも色褪せることなく、買い足すたびに新たなスタイリングが楽しめる——そんな奥行きのある魅力に惹かれ続けています。
リネンの涼やかさに、モダールのやわらかな肌ざわりを掛け合わせた素材。真夏でも心地よく過ごせるジレとパンツのセットアップです。ほんのりくすみを含んだサックスブルーが、見た目にも清涼感をプラス。ラフな着こなしはもちろん、旅先でも活躍してくれる一着。大人の余裕が漂う、洗練された佇まいが魅力。
【そぎ落とすことで生まれる美しさ「バー ジュエリー」】
この夏、ぜひ注目したいロンドン発のジュエリーブランド「BAR jewellery(バー ジュエリー)」。建築や彫刻からインスパイアされた有機的なフォルムが特徴で、無駄をそぎ落としたミニマルな造形美の中に、女性らしいしなやかさと芯の強さが巧みに表現されています。トレンドの大ぶりなデザインも、細いラインで軽やかに仕上がっているため、挑戦しやすいのも魅力のひとつです。
Only at ELLE SHOP:今だけのスペシャルアイテム
最後にエル・ショップ限定アイテムの紹介です。
【後ろ姿まで抜かりなしの「ブラウス仕立ての優秀カットソー」】
猛暑の夏に欠かせないTシャツを、オフィスでも活躍する“ブラウス見え”カットソーとしてデザイン。程よくきちんと感のあるジョーゼットジャージ素材で、快適な着心地と上品さを両立。さらに、バックのプリーツや長めのテールデザインが、どの角度から見ても洗練された印象に導いてくれます。カットソーの域を超えた、自信を持って届けたい一枚。
【ゴールド×シルバー、欲張りバイカラーがこれひとつで】

「プラス ヴァンドーム」【ELLE SHOP限定】バイカラー レイヤード ネックレス
ジュエリートレンドの主流は、重ねづけ。なかでも、ゴールド×シルバーのバイカラースタイルが注目株。「プラス ヴァンドーム」から登場した【ELLE SHOP限定】バイカラーレイヤードネックレスは、驚くほど軽やかな着け心地が魅力。留め具のない仕様で、首にさっとはめるだけで今っぽいレイヤードが完成する、頼れる一本。
有機的なメタルカーブとボールチェーンのコンビネーションが楽しい、限定ブレスレットセット。人気の「BODY」シリーズのバングルやリングを重ねれば、ボリューム感のあるメタルの隙間から肌がのぞいて抜け感とヘルシーなムードが演出されます。
本格的な夏を目前に、エル・ショップでのショッピングを楽しむヒントになれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。