この記事は2026.9.22の メールマガジン に掲載されました。

2026.9.22

LIFESTYLE

コトコト煮込む音もごちそう。「アメノイエ」の土鍋と器で仕立てる丁寧な食卓

温かいお茶を淹れたり、お気に入りのお皿に料理を盛り付けたりする時間。蓋を開けた瞬間に立ち上る湯気と、お出汁の優しい香り。今回は、日常が手仕事の温もりに包まれる、丁寧な食卓のための土鍋や器を「アメノイエ」からピックアップ。

歴史ある窯元による土鍋と行平鍋

秋が深まり肌寒さを感じる日には、あたたかい鍋料理にホッと癒されます。伊賀焼の産地、三重県伊賀市にあり150年続く窯元の「カネダイ陶器」の土鍋や行平鍋は、伊賀焼ではおなじみの「天目釉」と呼ばれる、光沢感のある黒色が特徴。ゆっくりと火が入るため、本来の食材の味を生かします。

「マレ」に中皿サイズが仲間入り

愛知県常滑市の山源陶苑が手がける「マレ」シリーズに、一品盛るのに使いやすい中皿サイズが新たにラインナップ。やわらかい色味で、ヨーロッパのアンティークな風合いを彷彿とさせる上品さがあり、つるっとしたテクスチャーがどんなジャンルの料理もより輝かせてくれます。

特別感のある漆のお椀

福井県・鯖江の山あいに工房を構える土直漆器による漆のお椀。毎日使うものだからこそ、愛着を持って長く大切に使える器を選びたい。漆ならではのやわらかな手触り、熱をほどよく受けとめてくれる温度の伝わり方、口に触れたときのやさしい感触。お碗を漆に変えるだけで、いつもの汁物がぐっと上質に感じられます。

柔らかな表情の器「フォグ」

まるで霧のベールに包まれたように幻想的な空気感をまとった「フォグ」は、岐阜県土岐市の作山窯が制作。静かで上品な佇まいが、手に取るたびに心を穏やかにしてくれます。自然の情景や異国の風景を想わせる美しさが、どんな食卓にもそっと溶け込み、料理の魅力を引き立てて、日々の暮らしに豊かさと温もりを添えてくれます。

土の素朴な表情が魅力

「フォグ」と同じ作山窯が作るボウル「クレイ」は、焼き上がったうつわを細かく砕き、新しい土に混ぜ合わせてつくられる「再生土」だからこそ生まれる土らしい表情が魅力です。内側へそっと巻き込むような口元の丸みが特徴で、上から見るとやわらかい三角形のような形。角度によって表情が変わり、手仕事ならではの心地よいゆらぎを感じることができます。