この記事は2025.8.17の メールマガジン に掲載されました。
世界中にファンが多いデンマーク発の家具ブランド「HAY/ヘイ」とともに、数多くのアイテムを生み出しているベルギーのデザインデュオ、ミュラー・ヴァン・セヴェレン。
公私ともにパートナーである二人に「ヘイ」との取り組みや創作についてインタビュー。ヒットアイテムの秘密を探ります!
2011年、フィーン・ミュラー(右)とハネス・ヴァン・セヴェレン(左)によって設立。彫刻的で美しいデザインで注目を集め、数々の家具ブランドやギャラリーとコラボレーションしています。
「ヘイ」のチームとの出会いはコペンハーゲン。素材や色に対する考え方に共通点が多くあるなど、非常に縁があると感じたそう。
エル・デコ ショップでも人気の、2パターン・4カラーから選べる「カラーラック」については、「空間に絵を描くようなデザインで透明感をイメージ。背景を壊さずに存在感がある、というものを意識しています」とハネス。
おすすめの使い方を尋ねると、「ハンガーラックとしてだけでなく、ディバイダーにしたりポスターをかけて使っている人もいましたね。そうやって私たちが意図していない使い方を見れるのがとても面白いです」とフィーン。使い方にたくさんのアイデアが湧いてくるアイテムです!
彼らは自分たちがデザインしたプロダクトを、自分たちの生活の中で必ずチェック。「デザイナーとして自分たちのつくった作品が、生活でどのような雰囲気を醸し出すかを大事にしています。光によっても印象が変わるので、それを体験するのが重要なんです」
彼らがつくりだすプロダクトは、機能がありながらもオブジェのようにたたずんで空間に華をもたらします。日本滞在中も、さまざまなインスピレーションを受けたというミュラー・ヴァン・セヴェレン。彫刻を学んでいた2人が生み出す美しいデザインの家具やインテリアに、今後ますます目が離せません!