![]() |
|
細部までこだわりが光る大人の日常着を提案する「オブリオ」より、待望の秋冬コレクションが到着。同ブランドのディレクター木本 建徳さんが注目のアイテムをご紹介します。
「2025年秋冬コレクションは、“Bourgeois Classic(ブルジョワ・クラシック)”をキーワードに、映画『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーブが魅せるエレガントでセンシュアルな佇まいと、1970年代のフレンチシックな装いから着想を得ています。「オブリオ」のシグネチャーカラーであるグレーを筆頭に、デイウェアにリュクスなアクセントを与える繊細なフレンチレース、グラマラスなファー、ラメジャカードやサテンの鈍いきらめきを自在に組み合わせて、洒脱なフレンチシックスタイルをご提案」。
「ローゲージで仕立てた半袖ニットは、この秋ワードローブにそろえたい一枚。ラスティックなバルキーヤーンはイタリア製オーガニックウールを選び、優しい風合いと柔らかな着心地に仕上げています。同素材のポロカラーカーディガンと合わせれば、モダンなアンサンブルスタイルが完成。マニッシュなチェックパンツもグレイトーンでそろえたパリジャン・シックなスタイルがすてきです」。
「ビッグチェックが目を引くシャギーコートは、この秋のキーワード“ブルジョワ・クラシック”をイメージした一枚。ウエストを絞った構築的なアワーグラスシルエットで、モダンな女性らしさを表現しています。ミリタリーウェアのCPOジャケットをベースにしているため、エレガントになり過ぎずラフな装いに似合うのも魅力。素材の良さがにじみ出るなめらかなタッチと艶やかな毛足は、イタリア「ボノット」社のモヘアシャギーならでは。小物使いで着こなしにアクセントをつけて」。
「こちらは、緩やかなテントシルエットとデザインを削ぎ落したミニマルなデザインが、現代的なエレガンスを漂わせるカラーレスコート。同素材のストールの巻き方によって着こなしのアレンジも楽しめます。コットンウールならではのコシのあるしなやかさに加え、イタリア「ディナモ」社で特別に加工を施した独特なピーチタッチは、一度袖を通すと手放せなくなる心地よさ。風をはらむコートには構築的なフォルムのボンディングメリノウールミニスカートを合わせて、コントラストをつけるのがおすすめ」。
「イタリアンシェットランドウールを使用したチェックカーディガンは、ボクシーなシルエットとキャッチ―な色使いが魅力。それぞれにトレンドカラーの赤を効かせ、パリ16区のB.C.B.Gをお手本にしつつ、今の気分へアップデートしたトラッドスタイルに」。
「クラシックなメンズウェアを踏襲したセットアップスーツは、「オブリオ」のシグネチャーアイテム。今シーズンは肩幅を若干広めにしつつ、なだらかにウエストマークさせて、ハンサムで女性らしい格好良さを表現しています。シアーなペザントブラウスを合わせれば、70年代の女優のようなセンシュアルな雰囲気にもアレンジ可能。深みのあるメランジカラーとビンテージ風の質感を再現したイタリア「ボノット」社の生地で仕立てたタイムレス・ピースです」。