この記事は2025.10.15の メールマガジン に掲載されました。

hueLe Museum ヒューエルミュージアム

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異素材コンビのMA-1やデニムJK。

2025.10.15

美しきアートをまとう。他にはない一着「ヒューエルミュージアム」のオリジナルブランド

by 土井 一寛さん
「ヒューエルミュージアム」「スタンブリー」ディレクター

“Fashion×Flower×Art”をコンセプトにした編集型ショップ「ヒューエルミュージアム」から秋のコレクションが到着。ディレクターの土井 一寛さんが、オリジナルブランドの「スタンブリー」より、おすすめアイテムを解説します。

【STUMBLY】

「「スタンブリー」のブランドコンセプトはstandard“普遍性”+humbly made“謹製”。職人が心を込めてていねいにつくるプロダクトは、時を経てもビンテージとして愛されるような普遍性と今の時代の気分を併せ持つ、新しいスタンダードアイテム。トラッド・スタンダード・ヘリテージを追求してきたデザイナーとモデリストが、“袖を通したときの着姿の美しさ”“クラフトマンシップが感じられる仕様へのこだわり”を詰め込んだ「ここでしか出会えない服」をリリースし続けています」。

「2025年秋冬は、“Couture Art Porter=アート作品のように仕立てられた服をまとう”がテーマ。19世紀のモネに代表される印象派の画家や20世紀のジャクソン・ポロックなどの抽象画家の作風から、カラーストーリーや色合わせなどをインスパイアされたシーズンです」。

「まずは「スタンブリー」らしい異素材コンビネーションを駆使した、ここでしか出会えないMA-1ブルゾンから。フロントにはボア素材、袖にはナイロン素材、裾と袖口には長めのリブをドッキングさせ、さらに後身頃には薄く中綿を抱かせたひょうたん柄キルトをセッティングしています。前後差のある身頃、アームホール下から重ねスリットにした脇など、モダンさとソフトモード感のあるシルエットが、360度どこから見ても印象的。あえてのゴールドの太目の金属ファスナー使いが、上品さとメンズライクすぎないアクセント」。

「ツイードのノーカラージャケットにGジャンのパーツをドッキングさせたようなリメイク風ジャケット。対極の素材同士のハイブリッド感が、「スタンブリー」らしいクリーンなソフトモード感を体現しています。あえてデニムとのスタイリングがおすすめですが、付属に使っているネイビーのグログランテープに合わせて、ネイビーやネイビーストライプのパンツ、スカートと合わせるのも◎。クリーンなアイテムとして、シーンレスで楽しめます」。

「他にはないNEWデニムジャケットアイテム。3rdタイプのデニムジャケットをクロップド丈にして、リメイク感が出るように胸の切り替えをまたいでポケットを切り、裾はカットオフ仕様に。さらに後身頃裾にはディタッチャブルのシープ調フェイクファーにふっくらとしたファートリムパーツをセットして、とても印象的な表情に仕上げています。ファーパーツを外しても完成度の高いデザインのため、オールシーズン着用可能」。

「フーディには、空気を含んだようなかさ高感と軽さが特徴のダンボール素材を使用。たっぷりとした身頃の分量感と長めの着丈によって、スポーティさを削ぎ落としたソフトモード感のあるデザインに仕上げています。フードには先を金属でチップ加工したアクリルの丸紐を通し、アイレットと合わせてアクセントに。ラグラン線と並べた切り替えを利用し、すっきりとしたポケットをつけています」。

「オフィサーコートを彷彿させる深い打ち合わせと大きな襟がブランドらしいジレコートを、ウール混のボア素材で表現。パターンワークを駆使することで、裾に向かって若干絞ったコクーン気味のシルエットに仕上げています。着用するだけでニュアンス感が出せる、シャープな印象の主役級アイテム」。

「2020年秋冬の1stシーズンから欠かさずにつくり続けてきた「スタンブリー」のシグネチャーでもあるビッグシルエットショートピージャケット。それを2023年秋冬に続いて、今回2回目のアップデートを行いました。これまで通りダーツとタック、パターンワークを駆使することで、袖の独特な前振りや背中のコクーンシルエットなど、立体的シルエットは残しながらも着丈を少し伸ばしたミドル丈のコートに」。

「こちらは、深くきれいな発色のラメ入りの糸で編み立てたクロップドプルオーバー。前後2WAY着用ができるデザインです。シャープな雰囲気のVネックと、クラシックに詰まった襟ぐりのボートネックが顔まわりをきれいに演出。インナーにシアーなボトルネックジャージーを合わせた、インレイヤードのスタイリングがおすすめです」。

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