誰もが輝きをまとえますように。「ハウス オブ ロータス」の秋冬コレクションが到着

「先日、久しぶりにパリの街を歩いてきました。フランス人女性たちのファッションから感じたのは、昔も今も変わらず、流行にとらわれない自由な精神。蚤の市で見つけたレースのブラウスや母親から譲られたコート、異国の文化を感じさせるテキスタイルのジャケットなど、ビンテージ感とアーティスティックな個性を取り入れながら、“今”のセンスで着こなす洗練されたスタイルは健在でした」。

「今季はそこからインスピレーションを得て、クラシカルなジャカードのコートやシックなプリントのワンピース、幾何学的な柄のブラウス、オーバーサイズのレザーブルゾンなど、大人の女性たちの存在感を放ち、流行を問わず、長年、愛用していただけるアイテムをそろえました。パリでは毎晩、エッフェル塔のイルミネーションがキラキラときらめくシャンパンフラッシュの時間があります。時代も、年齢も、国境もこえて、誰もが自分自身の輝きをまとうことができますように。これまでもこれからも「ハウス オブ ロータス」のコレクションに込める揺るぎない願いです（クリエイティブディレクター　桐島 かれん）」。

「まずご紹介するのは、今シーズンを象徴するジャカードのコート。タテ糸に細番手のカラー糸、横糸に毛糸のような起毛感のある糸を使用し、ペイズリー柄を表現。深みのある色彩がまるでアートのような奥行きを感じさせます。見返しには美しい光沢のベロア、袖口と裾にはフリンジをあしらい、さりげないアクセントに。代々受け継がれてきたビンテージの雰囲気を、モダンで洗練された着こなしにアップデートしています」。　

「インドでいちから作成したオリジナルの生地は、チェックジャカードの上から異素材のテープを叩きつけ、それをほぐし、手の込んだクラフト感のある仕上がりに。どの角度から見ても抜かりないドラマチックなフレアシルエットが甘さを抑え、エレガントな印象に。スカートが主役になるようにトップスはシンプルなVネックプルオーバーで引き算コーディネート」。

「あたたかみのあるファーとシアーなトップス、繊細なタッチのスカーフプリントパンツをオールホワイトでまとめた着こなし。間延びしないように異なる素材をミックスして、ウエストはベルトマークを。立体感が宿り、華やかさも両立できます。足元にはメタリックなシルバーのシューズで艶めきをプラス」。

「さっと着られる軽めのアウターとして注目のジレコート。本格的な厚手のコートが必要となる前から長く活躍してくれます。上質なウールにシャルム加工の高級起毛仕上げを施し、しなやかでドレープ性のある質感に。あえてのフードデザインにすることで抜け感のあるエフォートレスな着こなしが叶います」。

「先ほどご紹介したスカートと同素材でワンピースも展開。どこかノスタルジックな雰囲気が漂うジオメトリック柄をパネル状にプリントしています。ウエストのドローコードでシルエットの調整も自由自在。ウエストを絞ってエレガントに、そのままだとリラクシーに、ニュアンス違いの表情が楽しめます。上に羽織ったのはバイカラーのジレ＆ショートコート。丈違いのアウターレイヤードが着こなしの鮮度アップにひと役買って」。

「上質なブランケットに包まれているような軽やかであたたかみのある着心地が魅力のダブルコート。ウール・アルパカ混のシャギーチェックは、ライトベージュをベースにイエローとグリーンが華やぎを与えてくれます。ラピスラズリを思わせるブルーのワンピースでスパイスを」。

「クラシックなイメージのチェスターをモダン＆リラクシーにアレンジしたテーラーコート。膨らみのある太番手のループ形状の糸を使い、「ハウス オブ ロータス」だけの別注カラー、赤×オフホワイトで霜降り調の色味を表現。ピンク×ピンクのレイヤードも軽やかにきまります。フロントはすっきりとしたセットイン、バックはラグランスリーブにすることで着膨れせず、端正なフォルムを演出」。

「アウターとして着られるツイードジャケットをさらりと羽織ってラグジュアリーなリラクシングスタイルに。ミドル丈＆オーバーサイジングの新鮮バランスが上品なムードと抜け感を同時に演出。さまざまな意匠糸を織り込んだモノトーンの配色が着こなしに品格を与えてくれます。ニットのセットアップは日常使いに、旅にと、大活躍の予感」。