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大人のデイリーカジュアルに欠かせない「シンゾーン」より、待望の秋冬コレクションが到着。同ブランドのデザイナー、染谷 由希子さんの解説を参考に、ワードローブの名品に出会って。
“SERENDIPITY In Taking The Other Way”
―ふとした選択が、思いがけない発見を連れてくる
「2025年秋冬、「シンゾーン」が着想を得たのは、映画『エターナル・サンシャイン』の印象的なワンシーン。舞台はニューヨーク“市”ではなく、雄大な自然と深い文化に満ちたニューヨーク“州”。紅葉に染まる風景、美術館との出会い、静けさの中に感じる豊かさ――。都会を離れた別ルートの旅から生まれたコレクションには、アメリカの自然とカルチャーの偉大さを再認識した私たちの視点が息づいています。今シーズンも「シンゾーン」ならではのリアルクローズを通して、“小さなきっかけがもたらす、普段とは少し違う日常”をお楽しみください」。
「まずは「シンゾーン」の定番Tシャツと同じ糸を使ったグラフィックTシャツから。糸の製造過程で生まれる落ち綿を再利用したラフィ天竺を使用し、柔らかな肌触りと丸胴仕様による快適な着心地を実現しています。短繊維による自然なムラ感が、ビンテージライクな風合いを引き立てて」。
「スポーティな配色が目を引くトラックジャケット。ポリエステルナイロンを高密度に織り上げた生地は、スエードのようになめらかで、ビンテージ感のある風合いが魅力です。袖下にマチを入れた立体的なシルエットは、パンツスタイルはもちろん、ドレスルックにもおすすめ。いつものコーディネートを軽快にアップデートできる、頼れる一枚です」。
「映画のヒロイン名をモチーフに、アメリカンなワッペン柄プリントを施したスウェット。キャッチーなバックプリントが印象的で、薄手のミニ裏毛素材は秋口からロングシーズン活躍します。1枚着としてもインナー使いとしても着まわし自在。パンツは1960年代のワークパンツをベースに、上品さを加えたスラックス。絶妙な裾幅とシワになりにくいポリエステル素材で、スニーカーやパンプスにもマッチします。デイリーから旅行まで、幅広いシーンで使える万能アイテム」。
「ビンテージのレースブラウスから着想を得た、存在感たっぷりのブラウス。大きな襟とギャザー入りの袖口が、ガーリーで柔らかなムードを演出します。スウェットとのレイヤードや、ジャケットから襟を覗かせるスタイリングにも◎。ジャケットは、イギリスの羊毛サフォーク種×オーストラリアのメリノ種のブレンドウールを使用した、厚みのある風合い豊かなシングルブレストジャケット。上質な素材と端正な仕立てで、長く愛用できます」。
「上記でご紹介した商品の色違いがこちら。ブラウンをベースに、ブルーのラインを効かせた配色がポイントです。きれい目に着こなすのはもちろん、インナーにスウェットを合わせた、抜け感のあるスタイリングもおすすめ」。
「ジャストウエストではける、セミワイドシルエットのデニムパンツにもご注目を。1960年代後半~70年代初頭のデニム生地を参考に、オーガニックコットンで織り上げた素材を使用しています。メンズライクなデザインながら、丸みのあるシルエットがほどよい女性らしさを演出。フロントはファスナー仕様で、濃淡2色使いのステッチとシルバーのリベットが、ビンテージ初心者にも取り入れやすいです」。
「昨年好評だったウール生地のダディシャツが、リクエストに応えて今季も再登場! 今シーズンは、ハリ感のあるウールを使用し、着用時に美しい立体シルエットを演出します。日本製ならではの高いクオリティを実感できる、便利でシックなオーバーサイズシャツ」。
「深めのVネックとIラインが印象的なロングドレス。細番手のメリノウール糸を尾州で織り上げた、光沢感のある上質な生地を使用しています。薄手ニットやシャツとのレイヤード、ジャケットを羽織ったスタイルにも活躍。インナーには、ブランド定番のシルエットを踏襲しつつ、素材やディテールを刷新したアンクルシャツを。光沢とハリのある高密度素材を用い、ノンアイロンでも着用OK。ミニマルな襟やトーンをそろえたボタンも洗練された印象で、カジュアルにもきれい目にも活躍!」