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至福の肌触りによるラグジュアリーな体験を提供し続ける「ハンロ」より、2025年春夏の新作が到着。“エッセンシャル・ホライズンズ”をテーマに、時代を超越したエレガンスとエフォートレスなスタイルを取り入れたコレクションを展開しています。「ハンロ」MD担当、國井 菜摘さんがその注目のラインナップをご案内。
「シンプルなデザインのベーシックアイテムは、あらゆるワードローブの基礎となり、多様性と洗練を“シームレス”に融合させます。トレンドアイテムは、「ハンロ」の美学に現代的なひねりを加えながら、時代をこえたクラシックなアイテムを引き立てるために厳選。“ぜいたく”を再定義し、量より質、ぜいたくより繊細なライフスタイルを体現するアイテムがもたらす喜びを再発見してください。「ハンロ」のコレクションは、新しい夜明けの光が差しこむ瞬間から眠る前の静かなひとときまで、また仕事からプライベートまで、あらゆるシーンにシームレスに対応し、常にあなたのパートナーであり続けます」。
「まずは2025年に誕生40周年を迎えた、「ハンロ」で定番人気の“コットンシームレス”キャミソールから。コットン100%(身生地)で、シルクのようなやわらかさと光沢のある風合いが人気の理由です。サイドや裾部分には縫い目がなく、やさしい肌あたりも特徴的」。
「今季は、キャミソール生誕40周年を記念した特別デザインとして、コントラストのあるカラーパイピングを施した華奢なストラップが目を引くデザインと、“海”からインスピレーションを受けた天然植物染料で染めたタイダイプリントの2種類を展開します。どちらも40周年記念ラベル付き」。
「1985年の発売以来、世界中で常にベストセラーの商品グループ。一番人気は、華奢なストラップと絶妙なVネックラインが美しいキャミソール。本国では“スパゲティトップ”と呼ばれ、歴代生産色数は145色以上、生産数は100万枚以上にもなります。“コットンシームレス”の歴史は1930年代にまでさかのぼります。1920年代、ココ・シャネルがドレスの下に「ハンロ」の伸縮性のある肌着を着用することをすすめたといわれ、1930年代には“コットンシームレス”の先駆けといえる、シンプルで快適なアンダーシャツのコレクションが登場しました。その後1985年に現在の形の、サテンの縁取りと美しいネックラインのキャミソールに」。
「そして1999年、スタンリー・キューブリック監督の遺作である『アイズ・ワイド・シャット』のなかで、「ハンロ」のスパゲティトップを着たニコール・キッドマンがトム・クルーズを誘惑するシーンがあり、ブランドは一躍有名になりました。当時の新聞にも取り上げられ、商品は完売するほど人気が沸騰。2011年には素材と丈の長さをリニューアルしましたが、デザインは1985年のデビュー当時のままで、現在も世界中で愛されています」。
「130年以上もキャミソールなどのアンダーウェアを愚直につくり続けてきたノウハウが、世代をこえて愛される商品の実現につながっています。洗練された華奢な見た目にするために、ストラップや胸元のサテンテープを極力細い仕上がりに。この細いテープの端から数ミリのところを縫うことは非常に難しく、なかでも胸元のV部分の縫製は、「ハンロ」のキャミソールを長年つくり続ける職人だからこそなせる技術です」。
「サイズによって生地の幅を変えたり、裾の部分を一枚一枚手で裁断したり、このキャミソールには多くの手間と人間の手が関わっています。そのため大量生産ができず、現代においては非効率ともいえる生産方法ですが、この手仕事が「ハンロ」の品質の根幹となっています」。
「キャミソール以外のアイテムにもご注目を。日本で人気のカップ付きキャミソールやタンクトップ、ショーツは、デイリーユースに大活躍してくれそう。ぜひ、ワードローブにプラスしてみては」。