世界は美しい色にあふれている。幸福をまとう「ハウス オブ ロータス」の春夏コレクション

「「ハウス オブ ロータス」の定番である華やかな単色のワンピースやセットアップに加え、今シーズンは、これまでにない複雑で深みのある色と色の組み合わせを奏でます。明るい光のプリズムをイメージするようなカラフルな糸が絡み合うツイード、自然の力強さを感じさせるアースカラーのジオメトリックプリント、モダンなブルーのダンガリーやデニム、無垢なホワイトのレースなど、バリエーション豊かなテキスタイルからさまざまな色が放たれ、世の中はこんなにも美しい色にあふれているという幸せを感じます。クラシック、ジャズ、ポップスなど、さまざまな音やリズムが出会って音楽が生まれるように、さまざまな色やテキスタイルも出会い、ファッションは新しい世界へと広がります。都会の大人たちへ、ファッションの冒険を、ぜひーー（クリエイティブディレクター　桐島 かれん）」。

「まずご紹介するのは、モロッコ旅でも活躍したボタニカルフラワープリントワンピースと同素材のスカート。ブラックベースの落ち着いた雰囲気がありながら、エキゾチックなムードをぐっと高めてくれます。トップスはセットアップのようにぴったりな五分丈ニットで色を際立たせて。Tシャツよりもきちんと感が出せるので、これからの季節に一枚あると重宝します」。

「「ハウス オブ ロータス」では定番の、ゴールドの箔プリントを全面に施したカフタンワンピース。華やかさがありながら綿100％の軽やかな着心地のため、夏も涼し気に着られます。深めのVネックと繊細なピンタックはデコルテラインを美しく見せ、肩を覆うドロップショルダーは気になる二の腕をカバー。さらりとまとうだけできまる一着です」。

「こちらは、イタリア「ナリア」社で開発された、タテ糸にナイロン、横糸にレーヨンとリネンを用いた複合のボーダー素材を使用したワンピース。裾のボーダー切り替えがメリハリをプラス。ネイビーベースのシックな印象ですが、襟元のギャザーディテールやパフスリーブが大人の甘さを感じさせます。「ハウス オブ ロータス」のワンピーススタイルに欠かせない、シルクフリルパンツの白が抜け感にひと役買って」。

「こちらも春夏の定番、リネンフリルブラウス。今シーズンは新色としてスモーキーなラベンダーが仲間入りです。定番アイテムはカラーコーディネートで遊び心を。洗いざらしで着られるリネン素材は風通しがよく、蒸し暑い日本の夏には欠かせない存在。深いパープルのパンツはバレルシルエットが新鮮な表情。ウエストゴムでストレスフリーなはき心地です」。

「ハンサムなボザムシャツの袖と裾にスカラップレース＆刺しゅうをあしらい、甘さと辛さの絶妙なバランスがとれた一着。高密度のコットンリネンブロードを使用し、デニム×白スニーカーのアクティブなスタイルもワンランク上の着こなしに」。

「深めのVネックと裾のサイドスリットで抜け感を出したカフタンワンピース。インドの板染め“クランプダイ”という染色方法でひとつひとつ手作業で染め上げた、独特の風合いが唯一無二の仕上がりです。清涼感のある軽やかなコットン素材にはシルクフリルパンツを重ねて、華やぎとペチコート代わりの透け防止を両得」。

「華やかな単色カラーをシャツ＆ワンピースでレイヤード。鮮やかながらも肌になじむイエローはナチュラルな風合いのリネン素材と相性抜群です。シンプルなシャツはトップスとしてはもちろん、夏の羽織としても大活躍。コットンリネンと綿ブロード素材をパッチワークのように組み合わせたワンピースは、生地のテクスチャーと製品染めによる色ムラがニュアンスのある表情です。ランダムなティアード切り替えから生まれるラフなシルエットも、リラクシーなムードを演出」。

「最後にご紹介するのは、ハワイの大自然にインスパイアされたプリントがリゾート気分を高めてくれるカフタン＆パンツ。大きなスカーフをまとうようなパネルプリントにすることでモダンに仕上げました。フロントは深めのVネック、バックは浅めのネックラインで前後2WAYの着こなしが楽しめます。セットアップはもちろん、それぞれ単品としてデイリーに取り入れて、いつものコーディネートを特別なものに」。