シーンレスで愛したい名品ワードローブ。「イレーヴ」のNEWコレクションをチェック

「ブランドスタートからこだわってつくり続けているメンズ仕立てのテーラードジャケット。軽いオーバーサイズなジャケットと3タックのワイドストレートトラウザーズに、素材の質感や色のコントラストが重要な今シーズンは、陰影あるシャンブレーとあえて透け感のあるニットやシャツ、スニーカーを合わせたい。今シーズン好評なカバーオールのジャケットは、ベルテッドしてトラウザーと男前に着こなすのもおすすめです。また前回に引き続き、白シャツだけを取り扱うフランス発ブランド「ブリエンヌ パリ ディス」とのコラボアイテム、ユニセックスラインの「Y」も登場」。

「古い資料をもとにタテ糸に甘撚りのレーヨン、横糸に綿を使用し裏面の光沢感を出したカバーオールとペインターパンツのセットアップスタイル。カバーオールはベルトを付けたデザインで、ハーフコートのような着方ができるとても軽いアウターです。ペインターパンツは、ほどよい太さがありながらも上品にはける一本。単品使いはもちろん、セットアップとしても活躍します」。

「ヌメ革のベジタブルタンニンのシュリンクレザーを使用したウエスタンベルトは、ウールスカートやトラウザーズなどの上品スタイルから、カジュアルなデニムルックにまで使える万能な一本」。

「ドライタッチで透け感のあるポリエステルとラミーの糸を使用した、カットソー感覚のニット。インナーにタンクトップやキャミソールなどをレイヤードすると、春らしいシアー感のあるスタイリングが楽しめます。手洗いできるのもポイント」。

「こちらのセットアップは、「イレーヴ」を構成する4つのカテゴリー“AUTHENTIC　BASIC”“TRADITIONAL WORK”“TAILORING”“SEASON ITEM”の中のひとつである“TAILORING”を象徴するアイテム。タテ・横ともに2/72強撚糸を使用し、速度を落としてゆっくりとていねいに織った、非常にきれいな目面のシャンブレー生地を使用しています。ジャケットは、オーバーサイズなつくりながら軽くリラックスした着心地。新しい形のパンツは、90sの古着をイメージしたワイドシルエットの3タックトラウザーです。トレンドのシアーなカットソーなどと相性抜群」。

「オリジナルの13.5ozデニムは、旧力織機で織られた白耳のセルビッチデニム。隠しリベットや渡りかんぬき、環縫いなど、本格的なデニム仕様です。フェイド加工は職人の手によって一本ずつ加工を施したこだわりの仕上がり。生地の特性上斜行があります。ブラックカラーはタテ糸、横糸ともに硫化ブラックで染め、製品洗い加工の負担を低減した新しい技術を採用。インディゴカラーは、水を40％、化学薬品を50％削減したサステナブルな染色です。新しい形のローウエストのロングスカートで、ウエストと裾は断ち切り使用です」。

「一枚でさらっとまといたいワンピースは、スヴィンコットン混の綿を高密度に打ち込み、加工を加えることでなめらかさとハリ感を共存させたタイプライター生地を使用。切り替えでパターンを展開し、ランダムなフレアーをつくるAラインのシルエットが、気温が高い時期でも軽やかな着心地を叶えます。そして、継続的に取り組みをしているハットメーカー「キジマ タカユキ」によるハットも展開。前後のつばの長さが違うつくりで、どちらでも被ることが可能」。

「ラップキャミワンピースは、ビンテージ風合のキュプラ素材。長方形のパターンをランダムに重ね合わせることで、こなれたスタイルを演出します。生地の落ち感も上品さと女性らしさをプラス」。

【Bourrienne ParisX / ブリエンヌ パリ ディス】

「ここ数シーズンコラボレーションしているフランスの「ブリエンヌ パリ ディス」とのアイテムを、今シーズンも展開。カラーは、「ブリエンヌ」のホワイトと「イレーヴ」のブランドカラーであるネイビーの2色展開。こちらは、“ブリエンヌカフス”をモチーフにした前開きのデザインと、スクエアヘムのAラインシルエットの“角 / KADO”です」。

「上質な細番手の高密度なタイプライターを使用し、ラッフル端は職人による手裂きで味わいのある風合いに。アイテム名は、ラッフルの形状と動きを表した“波 / NAMI”です」。

「最後にポンチョ型のプルオーバーブラウスをご紹介。襟元のスリットやタブは、「ブリエンヌ」のカフスのディテールをモチーフにデザインされています。アイテム名は空間の広さ、連続する物の間を表す“間 / MA”。3型ともに「イレーヴ」らしいデザインが落とし込まれたアイテムです」。

【ユニセックスライン「Y/ワイ」の新作】

「ユニセックスライン「Y/ワイ」の新作アイテムにもご注目を。今シーズンもシンプルながら、ブランドのアイデンティティでもある“誰が着てもなんとなく良い服”をラインナップしています。タテにオーガニックの40/2糸を、横にオーガニックの40/2強撚糸を使った高密度ギャバジン素材を使用した1枚袖のステンカラーコートは、裏無しのラフな着心地が特徴」。

「こちらは、90sのBIG POLOのポロシャツをベースに、製品加工で古着のような風合いを出したアイテムです。今回も、デイリーユースなラインナップが充実。ワードローブに一枚買い足して、春夏スタイルをお楽しみください」。

「古着のような落ち感と適度な光沢を再現したトラウザーベースのショーツ。ウエストはドローコード入りで、ラフにはける仕様です」。