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妥協の無いていねいなものづくりを背景にしたニュースタンダードなアイテムを提案する「バウト」より、秋冬を彩る新作が到着。同ブランドのPR枝 比呂子さんの解説を参考にチェックして。
「“The basic as a new interpretation”をテーマに、長い時間をかけて完成されたエッセンシャルなものたちを新しく解釈しつくり上げた2024年秋冬コレクション。一見ベーシックに見えるものでも、オーセンティックなファブリックと女性ならではの魅せ方によって、オリジナリティあふれる仕上がりに。ていねいに仕立てた服たちは凛とした佇まいを持ちながら、ドレスアップしてもどこか優しい印象です。ハードな素材も色で温かく感じられ、ベーシックなアイテムを新たに楽しむことができる。古き良き時代のアートや音楽が新鮮に映り、レコードやカセットを楽しむように、今と昔を織り交ぜて、秋の夜長や冬の寒さを楽しんで欲しいという思いをこめて表現しました」。
「尾州のSuper130’s エキストラファインウールを先染めにて加工し、深みのあるミッドナイトネイビーカラーでドスキン生地を別注。元々はウールのカシミヤ織の表面起毛を刈りそろえることを目的としたドスキン仕上げ。生地の毛羽立ちがなく細かく目が詰まった織り方のため、柔らかい手触りに仕上がります。2023年秋冬でも好評だったリラックスショルダーはそのままに、削ぎ落としたディテールがエッセンシャルなデザイン。アウターに響かず羽織れて、レイヤードも楽しめます」。
「フロントは深いVネック、バックスタイルは深めのUカットが印象的なミドルドレスは、ミニマルでどこか60sを感じさせるトライアングルフォルム。シーズンを問わずお使いいただけけるアイテムです。真っ白なレギュラーシャツを重ねて、思い切りクラシックなスタイルにも」。
「英国ウエストヨークシャー州で創業の糸メーカーによる英国らしい色使いのなかから色味を厳選し、英国伝統のフェアアイル柄を「バウト」流の解釈で。英国とロックミュージックへのノスタルジーな思いをオリジナルの図案に落とし込みました。柄を構成している個々の音楽モチーフが楽しいニットです。豪州メリノブレンド羊毛の柔らかさと、わずかながらカシミヤもブレンドすることから、仕上げはほどよく起毛をかけて雰囲気を出しなじませています。華奢な女性にも大きめに着用いただきたいデザイン」。
「2023年秋冬でもご好評いただいたSuper180’sウールを使用したメルトン仕上げのダブルフェイス素材。今季はそれを厚くしながら少しでも軽い着用感を追求し、「バウト」のエッセンシャルアイテムを目指してピーコートに。裾にかけて少しずつすぼまるシルエットがエレガントなフォルムを形成。カジュアルにならない大人の女性ための一着です」。
「世界三大ウール産地のひとつといわれる尾州のSuper160’s エキストラファインウールを英国調の密度に仕上げたカレッジフラノは、クラシックなミドルグレーのみの展開。2023年秋冬シーズンもご好評いただいたソフトなショルダーラインを踏襲しつつ、今シーズンはチェスターフィールド調のテイラーメイドなコートに仕上げました。オーバーサイズフィットのメンズパターンカットにより、ていねいなつくりでありながらソフトでリラックス感のある着心地に。スウェットやデニムとも自然にマッチする本格テイラーコートです」。
「尾州のSuper130’s×140‘s エキストラファインウールを使用したシャンブレーのライトマックスギャバ素材。「バウト」のトレンチコートとして2代目のモデルです。今回は固仕上げ加工を施しており、全体のディテールやサイジングもメンズのものを借りて着ているようなフィッティング感です。オーバーサイジングの中で女性の動きが揺らぐ、どこか80sを感じさせるバランス。コットン素材のトレンチよりも体になじむので少し大人な雰囲気で着こなせます」。