この記事は2024.9.23の メールマガジン に掲載されました。

LE PHIL ル フィル

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パフィなポンチョやモコモコケープなど

2024.9.23

ドラマチックで機能的!あらゆるシーンで着映える「ル フィル」のNEWコレクション

by 黒木 麻里子さん
「ル フィル」ディレクター

大人の日常を洗練で満たす「ル フィル」のウィンターコレクションが到着。同ブランドのディレクター黒木 麻里子さんがその注目のラインナップをご紹介します。

【テーマは“BIG HUG”】

「やさしく、やわらかく、あたたかく、心満たされる感覚。洗練されているのに、ハートウォーミング。そして、どこか昔懐かしいニュアンス。そんな2024年ウィンターコレクションのテーマを象徴する素材はボアとダウンです。スポーティな素材感を生かしながら、どうやってエレガントに仕立てるか、印象に残るデザインに落とし込むか、企画チームと議論しながら、ていねいにひとつひとつ形にしていきました」。

「まずは、フーデッドのショートアウターから。久しぶりにフードデザインが気分な今シーズン、大きめのフードをデザインポイントにした「ル フィル」らしいシルエットコンシャスなバランスのアイテムです。顔まわりが包まれるようなフードのボリュームにこだわり、リラックスエレガンスなムードに。肩を抜いて、レイドバックなムードで着るスタイルがおすすめです。素材はウールとポリエステルを混紡したボア素材。ふくらみと弾力性があり、ナチュラルな雰囲気が特徴です。オリジナルのキャメルとライトグレーのカラーで染め上げました」。

「こちらは、同じボア素材を、スポーティ×エレガントに仕立てたケープアウター。ネックはリブニットを編み立てて、スポーティなアクセントを。袖口はサテンで切り替えて素材のコントラストを。着丈に前後差をつけ、フレアシルエットを美しく表現することに注力しました」。

「「ル フィル」で定番のソフトウールリバー素材に、バックをダウンに切り替えたフーデッドロングジレ。ソフトウールリバーは、やわらかな風合いと構築シルエットが実現できるハリ感を兼ね備えたオリジナル素材。120’Sウール原料を使用し、しっかりと密度を持たせて織り込んでいます。大きめのフードとリラクシーなシルエットを追求し、ドラマチックに着映える主役アウターに仕上げました。サイドにはファスナーを配し、ファスナーを開けるとスリットデザインが楽しめるバランスに」。

「同じく、リバー素材にバックをダウンで切り替えるアイディアをオーバーサイズカーディガン風にアレンジしたショートアウター。ユニセックスなムードが、こなれ感と洗練感を両立。こちらもサイドのファスナースリットがデザインポイントです」。

「パフィな表情のポンチョコートにもご注目を。極薄のポリエステルに薄い中綿を挟みこんだ素材は、暖かさと軽さを兼ね備えた快適素材。スポーティな質感を、あえてティアードディテールを効かせてドレスのようなフェミニンなデザインに落とし込みました。とにかくドラマチック! フロントはすっきり目のデザインにして、甘くなりすぎないように仕立てています」。

「アウターをつくるような肉厚な素材で、あえてブラウスを製作。ロービングウール糸をざっくりと綾組織に織り上げた素材は、凹凸のある冬らしい表情が特徴的。デザインはミニマルに削ぎ落し、ダコタスリーブと大胆なVネックでモダンに。ローゲージのオーバーサイズニットを、クリーンに進化させたイメージです。コートの替わりにも使えるアイテム」。

「お呼ばれシーンに映える、華やかなセットアップも要チェック。きれい目見えするカットソー素材を使用しているので、最高の着心地ながら、ドレスアップで着映えるデザインに仕上げています。ボトムは、ドレープ性がきれいな素材のスーパーワイドパンツ。大胆なボリュームがスカートのように見え、パンツが苦手という方にも愛用いただける定番アイテムです。トップスは、とにかくお袖のデザインとシルエットが美しく見えることにこだわりました。フレアスリーブ部分だけハリ感のある布帛素材に切り替え、袖口はレングスに前後差をつけて、揺れる度に印象的な表情に」。

「こちらは、ポリエステルウールのサージ素材で仕立てたミニドレス風ジレ。ウール混の冬らしい表情がありながらも、とにかく軽くて着やすいです。華やかなティアードのラッフルディテールも、深めのVネックでキリッとした表情に。インナーは、毎冬に企画する定番品のウールのワイドリブニット。今年はキリッとしたロイヤルブルーをアクセントにしました。ネックも、お袖も長めの設計。クシュっとたゆませればこなれ感が一層アップ」。

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