時代の風を感じるレイヤードスタイル。「ハウス オブ ロータス」で心が喜ぶおしゃれを

「まずご紹介するのは、南米のポンチョを想起させる配色のストールジレ。17.5マイクロンという繊細なオーストラリアウールを使用し、毛織物を収縮させる縮絨加工をかけることでより優しいふっくらとした肌触りに仕上げました。アームホールに袖を通してジレとして、そのまま首元に巻いてストールとして、アレンジは自由自在。東欧のクロスステッチ刺しゅうにインスパイアされたワンピースにさらりと羽織って、カラーをリンクさせたコーディネートに」。

「オールネイビーのミニマルな着こなし。肌触りなめらかなピマコットンを使用し、ほのかな光沢と快適な着心地を兼ね備えたブラウスです。フロントのレースアップやドルマンスリーブで女性らしいエッセンスは残しつつ、今シーズン注目のバレルシルエットのパンツを合わせれば品のあるリラクシングスタイルが叶います」。

「イタリア「オフィチーナ」社のジャカード生地を使用したノーカラージャケット。ジャカードの陰影がペイズリー柄をダイナミックに表現し、オリエンタルな雰囲気漂う一着に。袖口から覗かせたボリュームスリーブと襟元のフリルが印象的なブラウスは、ストライプ柄でモダンさをプラス。暗くなりがちな秋冬こそ爽やかなサックスブルーをレイヤードして気分を上げてみては」。

「シャツのように気軽に羽織れるトレンチコート。ボリューム感のある袖は思い切りたくし上げるとこなれ感がアップします。共布ベルトでウエストマークすれば、エレガントなドレスコート風スタイルの完成。ストール感覚でざっくりと羽織ったボアジレがスパイス」。

「こちらは、ブルーのトーン・オン・トーンが「ハウス オブ ロータス」らしい遊び心を感じさせるレイヤードスタイル。これだけ重ねても単調にならないのは、シアー感と温かみのある素材の絶妙なバランス。胸元にドーリーワークを施したワンピースは、首を長く見せてくれるデコルテのVカットと前後の繊細なタックから広がるAラインが美しく、着るだけで映える一枚。重くなりがちな秋冬のスタイリングに軽やかさと抜け感を与えてくれる頼れる存在です」。

「ほどよいハリとシボ感のある光沢糸で織られたメタリックな質感が、秋のはじまりに相応しいジレ。フロントはフラップポケットやヘムラインのカーブ、緩やかなコクーンシルエットなど細部にまでこだわり、端正な表情に。躍動感のあるバックオープンの大胆なデザインとのギャップも魅力」。

「ブルゾン×ブルゾンの変化球レイヤードにもご注目を。リアルファーのような上質でナチュラルな風合いとカーリーな毛並みが魅力のフェイクムートンブルゾン。丸みのあるフォルムが体を優しく包み込みます。ミドルヒップ丈のバランスは合わせるボトムを選ばず、着まわし力を発揮。襟元からジャカードをのぞかせて、素材のコントラストを楽しんで」。

「温もりのあるオールホワイトコーデで華やぎと顔映えを狙って。毛足感のあるアルパカに織りの風合いが豊かなツイードを重ねることで、ぐんと奥行きのある着こなしに。スヌードはボタンの開閉でビスチェとしても使える2WAYデザイン。ブルゾンライクに仕上げたツイードジャケットは、“ジャコット”として冬まで活躍します」。