この記事は2024.4.10の メールマガジン に掲載されました。

LOKITHO ロキト

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自然のテクスチャーからイメージを広げた「ロキト」のNEWコレクションに注目

by 木村 晶彦さん
「ロキト」デザイナー

他にはないレースや刺しゅう使いにファンが多い「ロキト」より、2024年春夏コレクションが到着。同ブランドのデザイナー木村 晶彦さんの解説を参考に、早速チェックして。

「今季は“texture from nature”をテーマに、自然界に存在するテクスチャーからインスピレーションを受けたコレクションを展開。岩肌や樹皮をイメージしたベルベットのオパール加工は、長毛のレーヨンベルベットによって独特の光沢と立体感を実現し、ポリエステルダンボールニットを使用したしなやかなハリ感とほどよい透け感は、氷のような表情がある清涼感のあるシリーズです。「ロキト」の定番的手法である総レースのアイテムや、ボタニカル柄の総刺しゅうのドレスなど、クラフト感のあるゴージャスなアイテムもラインナップ。あらゆる分野でデジタル化が進む世の中で、自然への憧憬は必然的ともいえる感覚であり、象徴的にファッションに取り入れられていく未来を思い描きデザインしました」。

「まずは、ブランドの定番的手法である総刺しゅうを用いた、キャミソールトップとスカートのセットアップから。2024年春夏ではジョーゼットをベースに、カラフルな小花柄を刺しゅうしています。トップスは上品かつ迫力のあるアイテムでボトムを選ばず、さまざまなスタイリングが可能。Tシャツとのレイヤードもおすすめです。スカートは、締めつけのないゴムウエストとさらっとしたタッチで着心地も抜群。広がりすぎないロング丈シルエットも上品な雰囲気です」。

「こちらも総刺しゅうを用いたストレートドレス。今季はジョーゼットをベースにカラフルな小花柄を刺しゅうしています。落ち着いたミディ丈シルエットが上品なムード。膝下丈でシンプルながらも、袖の切り替えがモダンな存在感を感じさせます」。

「こちらは、細幅の刺しゅうをネックと肩先に配置したノースリーブドレス。袖下にあしらったリボンディテールとともに、繊細でフェミニンな着こなしを叶えます。しっかりとした編み地のカットソー素材のため、着やすさも◎。上品な分量感がありながら、動きの出るリボンのあしらいとシアー生地が適度な抜け感をプラスします」。

「上のドレスと同素材のトップス。ネックラインのシャープさと袖刺しゅうのフェミニンさが絶妙なバランスです。袖下はドレスと同様にリボンディテールをプラス。どうしてもベーシックになりがちなカットソーアイテムですが、華のあるデザインならスペシャル感が出てワードローブの主役に」。

「こちらは、細幅の刺しゅうを袖口とネックに配置したシフォンブラウス。たっぷりと生地を使用し、刺しゅうとシフォンの繊細さが贅沢で上品なブラウスです。全体をシフォン生地でふんわりと仕立てることで、メリハリのある優雅なシルエットを実現」。

「伝統的な手法でつくられたフランス「ソルティス」社の希少なリバーレースを胸元に大胆に配した、エレガントなトップスとドレス。トップスは、前後差をつけた着丈でさまざまなボトムと相性が良く、大人の定番スタイルに加えたい一着。ドレスは、落ち感のある上品な素材とミディ丈シルエットのため、オケージョンシーンにもおすすめです」。

「「ロキト」の定番的手法のひとつであるコード刺しゅうを施したサロペットパンツ。しっかりとした素材感が美しいシルエットをつくり、モードな雰囲気を演出します。合わせるアイテムによってさまざまな着こなしが可能」。

「コットンポリエステルのブロードを用いたドレスにもご注目を。打ち込みのいいしっかりとした生地感ながらもしなやかなこの素材は、清涼感あるタッチが春夏に最適。ウエストのサッシュは、前面はもちろん、サイドや後ろで結ぶなど、お好みのスタイリングでアレンジできます。肩や胸元に使用したレースはフランス、リヨンの「ジャブレー」社製のもので、繊細な美しい透け感がエレガントな印象です」。

「最後にご紹介するのは、「ロキト」の定番的アイテムである刺しゅうレースをあしらったコクーンドレス。しなやかながらもしっかりとした打ち込みのいい生地を使用し、首元と袖口にオリジナルの細幅刺しゅうを施しています。クラシックな雰囲気のあるドレスで、フォーマルから日常使いまでさまざまなシーンで活躍」。

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