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タイムレスな美しさが魅力の新ブランド「AUBRIOT(オブリオ)」がこの春デビュー。同ブランドのディレクター木本 建徳さんが注目のコレクションをご紹介します。
「「オブリオ」の名前の由来は、モードの歴史が詰まったパリ4区にある白い石造りの建物が並ぶ美しい通りrue Aubriot (オブリオ通り)から。“凛とした佇まい”“アンバランスな魅力”“曖昧さを楽しむ”“シックであること”をキーワードに、シーズンテーマは設けず、しなやかに今を生きる多面的な魅力を秘めた女性のための、エレガントでアグリーシックなコレクションを展開しています」。
「まずは、細かなタックを幾重にも重ねたドラマチックなフォルムのティアードタックスカートを主役に、シンプルなシアーカーディガンで抜け感と軽やかさをプラスした着こなしから。レディライクなデザインを粗野な質感のリネンコットンで仕立てた、甘さと強さの絶妙なバランスが魅力です。潔くワントーンでそろえたスタイリングがおすすめ」。
「さっと羽織るだけでドラマチックなスタイルが完成するトレンチコートは、「リモンタ」社のメモリーツイル素材で仕立てました。ずらりと並んだくるみボタンとスタンドカラーがモードな印象です。取り外しができるデタッチャブル・スリーブのため、袖を外せばフレンチスリーブとして初夏まで活躍。一枚でコートドレスのように着こなすのも素敵です」。
「大きなクルミボタンが印象的なデイドレスは、「オブリオ」が描くエレガントな女性像を体現した一枚。ドロップした肩のライン、ふわりと体を包み込む上半身の緩やかなフォルムと対照的なタイトシルエットのスカート。そのコンビネーションは、まとうだけでクラシックモダンなスタイルを叶えます」。
「クラシックな佇まいが魅力のグランパ・シャツはかしこまりすぎず、カジュアルすぎない絶妙なバランス。前後差のある着丈や長めのカフス、胸元の切り替えがアクセント。僕自身がビンテージシャツをコレクションしていることもあり、きちんとルーツのあるアイテムから紐解いた「オブリオ」らしさが感じられる、細部にもこだわった一枚です」。