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厳選した素材と美しい仕立てによって、大人の上質なデイリーウェアを提案する「バウト」がNEWオープン。同ブランドのPR枝 比呂子さんが、この秋冬手に入れたい注目アイテムをご紹介します。
「2023年春夏にデビューした「バウト」。デザイナー自身が幼少期に抱いたものづくりへの想いや、刺激を受けた音楽、アートやカルチャーの影響をクリエイションに反映し、日本のファブリックを中心に美しいテーラーメイドや高技術の縫製など、丁ねいで妥協のないクオリティを背景にニュースタンダードなアイテムたちをデザインしています」。
「「Combining Opposites - 相反するものを合わせる -」がテーマの今コレクション。それは時代を超えて愛されてきた“British Princess Diana”の普遍的ファッションがインスピレーションの源。ブリティッシュな印象のテーラードジャケットに、ロマンチックなシルクのロング丈を合わせる。ナチュラルなシェットランドの深いブラウンにバイオレットのシアーを、ジャガードにプリントを載せた贅沢でエレガントな素材には、ナチュラルなコットンのオックスフォードを。相反するものを好きに合わせて、オリジナルな「今」のスタイルをつくっていく。見てきたもの、聞いてきたもの、感じてきたこと、さまざまな経験をしてきた女性たちが作り上げる真の自分らしさを「バウト」のコレクションを通して表現してほしい」。
「1782年から続くイギリスの老舗「マーリン&エヴァンス社」のフランネル素材を使ったジャケットは、ビンテージの趣がありながら洗練されたテキスタイルで、深みある表情の魅力を生かしたオーバーサイズフィットのメンズパターンカットにより、ソフトで軽快な着心地を演出しています。肩部分にはパットを使用せず、女性が着用した時にやさしく美しいラインが出るよう、凝りに凝ったメンズテーラーメイドです」。
「おすすめのスタイリングとして、セミスプレッドカラーシャツをご提案しています。最高級で名門のスイスシャツメーカー「アルモ社」の素材を使用しており、肌に伝わる極上の着心地を感じていただけます。春夏でも大好評をいただきましたブルーシャンブレーを継続し、さらにこの秋冬の新色バイオレットシャンブレーを展開いたしました」。
「「シャネル」傘下で有名なフランスのツイードメーカー「マリア・ケント」社製のツイードジャケットは、ベイクドケーキのような独特の色合いを持ち、「バウト」の今シーズンカラーであるバイオレットとブラウンのコンビネーションにとてもマッチします。どことなくプリンセス・ダイアナがたたずむ時代のサイズバランスで、着丈は短く襟開きはゆるめ。リラックスした雰囲気でデニムやスニーカーと合わせてモダンに着こなしていただけます。もちろんセットアップでも素敵です」。
「「DUDE BOY」という、「バウト」の裏テーマが細部に施されたカシミヤ100%のスクールテイストなカーディガン。バイカラーは全てフリンジの編み立てで縁取っており、その上に乗るくるみボタンも同色と拘りのある仕上がりに。ボックスシルエットのサイドポケットの下には「DUDE BOY」のレトロチックなチェーン刺しゅうを。同シリーズのマフラーはもちろんカシミヤ100%で、先端にはハンドウォーマーポケットをつけユニークな表情に。カーディガンとセットで着用いただくと他にはない贅沢な装いになり、とてもおすすめです」。
「合わせたのはシルクのドレスシャツ。日本製シルクの名産地として名高い北陸産のシルクツイルをオリジナルカラーに染め上げました。Le Smoking(スモーキング革命)で生まれたドレスシャツにインスピレーションを受け、「バウト」オリジナルのパターンにモデリングし製作しています。男性的な装いを敢えて女性がする時のノーブルな印象をさらに「バウト」らしく仕上げており、付属する同じ生地のリボンは、結ばず垂らすだけでも素敵ですし、襟を立たせてひとまきすればスタンドカラーのボウタイにもなり、お好みのスタイルで自由に着こなしていただけます」。
「敢えて太く重めに映るシェットランドヤーンではなく、オーストラリアのメリノブレンド羊毛を選んだクルーネックのセーターは英国ウエストヨークシャー州の糸メーカーのもの。心地よい柔らかさがありながら存分にシェットランドの表情を持つのが他にはない特徴で、アームラインにカットアウトスリットを施した特徴あるデザインは、普段はシンプルなクルーネックセーターとして、また、アーム下のボタンを外し首周りに巻き付け、スリーブレスでエレガントなアレンジも出来るユニークな逸品です。」
「「ボーイフレンドのアイテムを借りて自身のコーディネートに」をコンセプトに、メンズのフォーマルなアイテムを女性向けに進化させた「バウト」のオリジナルボウタイは、プロフェッショナルなネクタイメーカーに依頼し製作したオーセンティックなもの。もちろん本格的な手結びの表情も美しく、さらに拘ったのはメンズのそれにはないアジャスタベルトの仕様。それにより結ばず左右に垂らしアクセサリーとしてマニッシュな雰囲気をプラスでき、シャツはもちろんニットに合わせて新しい着こなしもお楽しみいただけます」。
「80年代のPrincess Dianaの着こなしとしても特徴的なカレッジジャケット。「バウト」ではオーバーサイズながら裾に向かってやや細くなるモダンなシルエットで、今の気分にフィットするバランスに仕立てました。特筆すべき素材は日本製、尾州のSuper180’s エキストラ・ファイン・ウールを特別に加工し、英国ファブリック風の高密度なカシミヤのように滑らかで繊細なタッチと軽快な着心地を実現した生地。日本の職人によるオールハンドの手まつりで縫い上げた仕上がりはメゾンブランドに匹敵し、末長く着ていただける至極の逸品に」。
「世界三大ウール産地のひとつと言われている尾州のSuper160’s エキストラ・ファイン・ウールを使用したダブルブレストコートは、上質なリバー素材に両面ビーバー加工を施し豊かな膨らみと滑らかさを実現した「銘品」を呼べる最高級素材を用いています。このスペシャルな仕立ては裏地がなくてもとても暖かく、高品質ならではの高揚感をお楽しみいただけます。一見マニッシュでスタンダードなフロントの表情ですが、裾に向かってナローなラインを描くコクーンシルエットを実現させており、女性らしい美しい立ち姿を作り上げています」。