この記事は2023.9.14の メールマガジン に掲載されました。

HOUSE OF LOTUS ハウス オブ ロータス

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ロンドンからスコットランドへ思いを馳せて。「ハウス オブ ロータス」でつくる、愛しのワードローブ

by 桐島 かれんさん
「ハウス オブ ロータス」クリエイティブディレクター

“Cherishing Moments ― 今、このときを愛しんで”をテーマに、洗練されたブリティッシュムードを取り入れた「ハウス オブ ロータス」の2023年秋冬コレクション。はじまりはロンドンから、そして同ブランドのクリエイティブディレクター桐島 かれんさんのお父さまのルーツであるスコットランドへの旅を回想し、それぞれのアイテムの魅力をご本人がご案内します。

“Cherishing Moments ― 今、このときを愛しんで”

「モダンとクラシカルな雰囲気が融合するロンドンは、若いころから大好きな街です。エネルギッシュな音楽、ファッション、アートなど、時代を切り拓いていく新しさと、古き良きものを大切にする伝統的なものが混ざり合い、いつ訪れても刺激を受けます」。

「はじまりの秋は、今、ロンドンで最もスノッブな地区・ショーディッチにあるスタイリッシュなホテルで過ごす時間をイメージし、リラクシングなテーラードスタイルを提案します。グレンチェックのジャケットにサテン素材のキルトスカート、フェイクファーのジレにプリントドレスなど、「ハウス オブ ロータス」ならではのミックススタイリングを」。

「シグネチャーであるインドのテクニックが入ったワンピースは、レッド×ブラックの配色でモードな雰囲気をまとって。胸元に施したサガラ刺繡は、1本の糸をかぎ状の針ですくい上げながら模様を描く手法。パイル状に埋め、立体的なボリューム感で温もりを感じさせます。ヤクストールポンチョは羽織として、ストールとして、自由自在にアレンジできる優れもの。秋冬には欠かせないアイテムです」。

「昨シーズン好評をいただいたフェルトロングジレもアップデートして登場。まるでフェルトのような、ふんわりとしたなめらかな肌触り。太めに仕上げたフロントのリボンは、軽く結んだアレンジも。ドレスにさらりと羽織るだけでコーディネートがきまります」。

「キメが細かく、しっとりとした上質なラムレザーを使用したジャケット。驚くほど軽い着心地が魅力です。ミニマルなデザインに落とし込んだシンプルなつくりだからこそ、ゆとりをもたせたボディやカーヴィなスリーブのシルエットなど、細部にまでこだわった一着」。

「季節の移ろいとともに、ロンドンから足をのばし、アバディーンへ夕陽を探しに…。私の父のルーツであるスコットランドへの旅を回想しました。父の生家のタータンチェックである“ダグラス・チェック”を先駆けに、スコットランドの港町・アバディーンから想起する大人のピーコートやセーラーカラープルオーバー、マリンパンツなどをラインナップ。フィッシャーマンニットにはレオパードプリントパンツを合わせて、都会的なスタイルへと誘います」。

「父の生家のタータンチェックである“ダグラス・チェック”はアレンジしてモダンに仕上げました。動くたびに揺れるフリンジも印象的。主役となるスカートを引き立てるようにトップスは上質なカシミヤニットをシンプルにコーディネート」。

「遊び心のある大人のマリンスタイル。上品なツヤ、なめらかな肌触りの高級感漂うジャージー素材のセットアップは、ジャカード組織をミルド仕上げにした着崩れないしっかりとした生地感と柔らかな表情が魅力。バックスタイルもサマになるプルオーバーは、大ぶりのセーラーカラーと深めのVカットがヌケ感をプラス。フロントボタンがポイントのセーラーパンツは、丸みのあるサイドラインが構築的なシルエットを演出します」。

「モチーフの大きさやカラートーンも緻密に計算した都会的な印象のレオパードプリント。テーパードシルエット、エレガントなツヤ感がよりスタイリッシュなムードに昇華します。温かみのあるフィッシャーマンニット、タイカラーシャツのレイヤードスタイルのスパイスに」。

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