2023.3.13

日常にまとうボヘミアンエレガンス。注目のブランド「ロキト」がオープン

By　「ロキト」デザイナー 木村 晶彦さん

“精神的に成熟した女性のための洋服”をコンセプトにした「ロキト」が、エル・ショップに初登場！レースや刺しゅう使いが映えるドレスやシャツは、デイリーからフォーマルまで着る人を美しく演出してくれます。同ブランドのデザイナー木村 晶彦さんが、それぞれのアイテムのこだわりと魅力をご紹介。

★LOKITHO / ロキト
「年齢やジャンルを超えて自由な感性で生きる女性に向けたファッションを提案。日本の技術を駆使した、エレガントなコレクションを目指しています」。

「2023年春夏は“City bohemian”をテーマに、レースや刺しゅうといった「ロキト」定番の手法を、よりデイリーに落とし込んだコレクションを展開。エレガントな素材や手法を、カジュアル感のあるアイテムに生かし、コロナ禍を経て日常をより楽しめるような装いの提案をしています。チューリップ柄の総刺しゅうの生地を贅沢に用いたロングドレスやコンパクトなトップスなど、さまざまなシーンで「ロキト」ならではの要素をお楽しみください」。

「まずご紹介するのは、今シーズンの象徴的モチーフであるチューリップ柄の総刺しゅう生地を贅沢に使用したドレス。レーヨンの刺しゅう糸を5色用い、立体的で深みのあるデザインに仕上げました。オリジナルデザインのエンブロイダリーレースはデザイナーがすべて手描きで図案を作成し、針の動きや配色、糸の指示といった細部にいたるまでこだわり抜いてつくっています。「ロキト」を代表するアイテムでもある総刺しゅうのドレスは、ちょっとしたお出かけからフォーマルな場所まで、多様なシーンで着用が可能」。

「こちらは、上のドレスと同じチューリップ柄刺しゅうのトップス。ネックラインと袖口にはあえてコットンのリブを使用し、上品さと高級感はそのままにデイリーでも着やすいアイテムに。合わせるボトム次第でカジュアルにもモードにもスタイリングできます」。

「“LOKITHO　BLACKTAG”ラインでは、オケージョンに特化した、黒を基調とするドレスをご提案しています。このドレスは、大胆な切り替えに繊細なレースを使用したレイヤード風デザイン。深みのある黒が特徴的なトリアセテートのジョーゼットをボディの生地に使用し、体型を選ばないゆったりとしたシルエットとフレアースリーブに仕上げています。胸元のレースの透け感がフェミニンな印象。レースはイタリアのエルコピッツィ社のものを使用しており、フォーマルなシーンでも華やかに映えます。背中を美しく見せるバックスタイルもポイント」。

「デザイナーがすべて手描きで図案を作成し、針の動きや配色、糸の指示までこだわり抜いたオリジナルデザインのエンブロイダリーレースを、首元と袖口に贅沢にあしらったカットソーワンピース。小花柄のレースはレーヨン糸で刺しゅうしており、鮮やかな発色とビンテージライクな風合いが特徴です。細番のコットンで編まれたスムース地は上品な光沢があり、胸元の透け感とレースの組み合わせもハッとするような美しさ」。

「こちらは、「ロキト」のシグネチャー的手法であるコード刺しゅうをペプラムに施したトップスです。しっかりとした編地はカジュアルながらも品のある素材で、カジュアルにもモードにも着こなし自在。「ロキト」のコード刺しゅうはそれぞれのパーツに合わせてデザインしており、クチュールライクな手の込んだ仕上がりです」。

「繊細な綿のトーションレースをグラフィカルに切り替えたブラウスは、非常に手の込んだデザインで、クラフトマンシップを感じさせるアイテムです。しなやかな綿のローンとレースのコンビネーションがカジュアルながらも上品な印象。ボトムを選ばず着まわしがきく一枚です」。

「最後にご紹介するのは、オリジナルデザインのエンブロイダリーレースを裾にあしらったブラウス。小花柄のレースはレーヨン糸で刺しゅうしており、鮮やかな発色とビンテージライクな風合いが特徴です。目の詰まったしなやかなシャツ地を使用しているため、ゆったりとしたシルエットがカジュアルながらも品の良さを醸し出して」。