ユリカ シロヤマとのコラボも話題!

この記事は2022.10.14配信のメールマガジン【LETTER from ELLE SHOP】に掲載されました。

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2022.10.14

Letter from ELLE SHOP

アートとクラフトマンシップを身にまとう「カナコ サカイ」のNEWコレクション

By 「カナコ サカイ」デザイナー サカイ カナコさん

日本が世界に誇る文化と物づくりの技術を、ブランドのクリエイションにのせて世界に発信していく、今注目のブランド「カナコ サカイ」がエル・ショップに登場。日本的な美意識を感じさせるカッティング、独特で多彩な表情を持つ素材選びと色使いの組み合わせ、そして伝統技術に新たな解釈を加え現代的に再構築したアイテムをもとに、2022年春夏よりスタートしました。セカンドシーズンとなる今季は、クリーンかつモダンなデザインで魅せる、スペシャル感のあるアイテムが満載。デザイナーのサカイ カナコさんの解説を参考に、早速チェックして。

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「今シーズンは、自然の生命力を、糸が持つ本来の力強さで表現し、クリーンなカッティングで現代的な衣服として提案しています。アーティストであるユリカ シロヤマとコラボレーションした特別な絵柄を生地やニットに落とし込んだのも特徴的。また、桐生で織られた水面に反射した光のようなジャカード、生命力の象徴のような和歌山県高野口のウールボア、まるで砂浜をそのまま生地にしたような浜松のコットンシルクネップ、ヘンプを織混ぜて独特の風合いに仕上げた岡山県井原産地のデニムなど、日本の多彩な産地の生地も、現代の大量生産の生地とはまったく違う表情に仕上がっています。こんな時代だから、アートや特別なクラフトマンシップを日常で見にまとう高揚感を感じて欲しい。そんな思いで作成しています」。

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»ウールボアショートジャケット(イエロー)

「まずご紹介するのは、大きな襟が特徴のウールボアジャケットと、皆さんにぜひ1本は手に入れて欲しいくらい自信作のトラウザー。どちらも最高級のジャパニーズラグジュアリーな素材を使用しているのがポイントです。毛足のあるパイル生地の産地である和歌山県の高野口産地で織られた、自然な肌触りと光沢感のあるウール100%のボア素材は、着用するととても軽く暖かく、まるで羊になったような感覚です。大きな襟が小顔効果と防寒対策を同時に提供してくれるのもうれしいポイント。冬の朝にクローゼットからつい手にとって毎日着用したくなる一品です」。

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»ウールワイドトラウザーズ(ダークネイビー)

「ウールのワイドトラウザーは、生地、パターン(シェイプ)、縫製という服をつくるにあたり何よりも大事な3要素が素晴らしく融和し、個人的にパーフェクトといえるような一本に仕上がりました。生地は国内一を誇るウールの産地、愛知県尾州で織られた二重織のギャバジンを使用。オフスケールヴィスト加工という日本独自の特殊な加工を施すことにより、しっかりとした肉感と反発感、そして光沢感がでています。ヒップのラインをあまり拾わないシェイプなので、どんな体型の方でもスタイルアップが叶う理想的なトラウザーです」。

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»ウールテーラードブレザー(ライトブルー)

»ウールワイドトラウザーズ(ライトブルー)

「こちらは先ほどご紹介したトラウザーの色違いと、トラウザーと同じスペシャルなウール生地を表地に使用したテーラードジャケット。先ほどトラウザー生地の魅力は語りつくしたので、ここでご紹介したいのは、なにより裏地に注目していただきたいジャケット。今シーズンコラボレーションをしたアーティストのユリカ シロヤマがコレクションのために特別に制作してくれた“Tei” という作品をジャカード織りで生地に落としこんでいます」。

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»ウールテーラードブレザー(ライトブルー)

「裏地なので着用中は外から見えませんが、脱いでハンガーにかける際に友人や同僚に見せつけて「え!裏地素敵!」といわせたいと妄想しながらつくりました。わざと前を開けて裏地の胸ポケットにペンをしまうフリをして中のデザインを見せつけるのも良いですね。大阪のテーラードジャケット工場で、職人が時間をかけて丁寧に縫製しているので、しっかりとしたメンズのテーラードジャケットのような仕立てになっています。その全体的にマスキュリンな印象に、自然にシェイプされたウエストラインが女性らしさをプラス。マスキュリンとフェミニンが融合したモードな仕上がりです」。

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»ジャカードテーラードブレザー(ブルー)

「今シーズンのメインアイテムのひとつであるジャカードのテーラードジャケット。こちらもアーティストのユリカ シロヤマの“Tei”という作品をジャカード織りで生地に落としこんでいます。波打ち際をイメージしたこちらの作品は、透明な水に差し込む光、水面の影、舞う砂のテクスチャーが層のように重なり合い、すべての線は広がり続ける海のように繋がっています。光の反射で変わる表情は、まるで水面に反射する光のよう。そんな水、海、光、そして砂まで細かく表現されたこの生地は、西暦700年頃から絹織物を作っていた歴史を持つ群馬県桐生産地で織られました」。

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»ジャカードテーラードブレザー(ブルー)

»ジャカードテーラードブレザー(ブラック)

「伝統を取り入れつつモダンなデザインに昇華したこちらのジャケットは、アートとクラフトマンシップを日常で身にまとえるスペシャルな逸品。コットンをメインに使用しているので、デニム合わせでカジュアルダウンし日常使いにすることも、ドレスやトラウザーに合わせてオケージョン使いすることも可能です」。

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»シルクブレンドボンデッドジャケット

「こちらのオーバーザイズのジャケットは、裾に入ったタックでコクーンシルエットのように丸みを帯びているのがポイントです。オーバーサイズなのでユニセックスでも着用できます。そしてなんといってもポイントはやはり生地。私の大好きな静岡県浜松市の生地屋さんでつくられているのですが、その方はとっても若々しい76歳。“誰も見たことがない生地をつくりたい”という情熱と、長年培われてきた技術とセンスで、彼ならではの、本当に他では見られない特別な生地を作られています。そんな情熱を私も伝えていきたい!と、毎シーズン生地をオーダーさせていただいています」。

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»シルクブレンドボンデッドジャケット

「生地はコットンとシルクがブレンドされており、シルクのネップのぽこぽことした表情がとてもユニーク。通常機械でする仕上げ工程を天然で行い、手間と時間をかけゆっくりと仕上げることで、ふくらみ、粗野感、ドライ感が通常の加工以上に表現され、現代の大量生産の生地とはまったく違う表情が生まれます。そんな一見素朴だけどスペシャルな生地の裏側には、コットンとシルクの同じような表情のジャージー素材を贅沢に貼り合わせ、ふっくらとした肉感と反発感をだしています。とにかく本当にとっても素敵な素材ですよ!」。

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»ヘンプブレンドリジッドジーンズ(グリーン)

「ちょっと人とは違うジーンズをお探しではありませんか? こちらのアイテムは、ヨコ糸に100%ヘンプ(大麻)を使用したちょっと珍しいデニム生地。ヘンプは成長がとても早く、近年サステナブルな素材としても大変注目されており、通気性が良い、耐久性が高い、熱伝導率が低く冬は暖かくて夏は涼しいなど、メリットが大変多い素材です。ハリ感とシャリ味が特徴ですが、使用しているうちに徐々に柔らかくなり経年変化も楽しめます」。

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»ヘンプブレンドリジッドジーンズ(グリーン)

「色はグリーンで染めており、どこか懐かしくもモダンな印象。ヘンプを使用しているからこそのきれいな発色とツヤ感は他のデニムにはないユニークな表情です。形ももちろんとってもこだわっており、裾に向かってわざとひねったラインはビンテージデニムの雰囲気を再現しています。ワイドすぎず、細すぎず、全体的にすっきりとしたトラウザーのようなシルエットのため美脚効果もあり、デニムの野暮ったさを全く感じさせないモードな仕上がりです」。

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»シルクモヘアジャカードニットセーター(ホワイトマルチ)

»シルクモヘアジャカードニットセーター(ブラックマルチ)

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»シルクモヘアジャカードニットスカート(ホワイトマルチ)

「こちらは、ユリカ シロヤマが手がけた人が浮遊しているアートワークを大胆にジャカードニットで表現したプルオーバーとスカート。シロヤマの描くソフトな体のラインとニットの柔らかさが相まって、絵柄のようにどこかフワフワと飛んでいけそうな気分になるアイテムです。素材はシルクに加えて“エクストラキッドモヘア”というモヘアの中でも特に柔らかく暖かい糸をブレンドした糸をメインで使用。とても軽く、柔らかく、暖かく、もっちりとしていてとにかく最高な着心地です。シンプルなボトムのアクセントにプルオーバーを着たり、すっきりとしたトップスにスカートを合わせたりと、着こなし方は自在。セットアップで美術館に出かけるのも良いですね!」。

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»ニットポンチョ(オフホワイト)

»ジャカードプリーツスカート(ブラック)

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»ニットポンチョ(ライトブルー)

»ジャカードプリーツスカート(ブルー)

「山形県で編まれたダイヤ柄のニットベストは、ポンチョやストール使いなど、着こなしにバリエーションを与えてくれます。こちらは強燃の特殊な糸を使用しているため、ウール100%のニットでもピリングしにくいのがうれしいポイント。ニットポンチョに合わせたのはユリカ シロヤマのアートワークをジャカード織りで表現した、裾の絶妙なカッティングが軽やかなプリーツスカート。歩くたびに揺れるラインと上品な色合い、光沢感に目を引かれます」。

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»クルーネックセーター(ブラウン)

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»クルーネックセーター(オフホワイト)

「長くなりましたが、ここまでお付き合いいただいたみなさま、ありがとうございます! 最後にご紹介するのは、デイリー使いに大活躍するざっくりとしたニット。異なる編み組織をローゲージでざっくりと編み合わせることにより、シンプルでいて個性が際立つアイテムに仕上がりました。サイドにはいったスリットと、大きく折り返した袖がほどよくモード感を出しつつ、ゆったりシルエットがリラクシーな着心地を実現。着飾りたい日にも、朝コーディネートを考えるのが面倒な日にも、ついついクローゼットから引っ張り出したくなるような、あなたの冬の味方になってくれること間違いなしの一着です」。

»「カナコ サカイ」すべてのアイテムはこちら

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