和の美意識を再確認。

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2022.8.7

Letter from ELLE SHOP

歴史に裏打ちされたモダン漆器。「我戸幹男商店」で見つける、長く愛したいテーブルウェア

By 「我戸幹男商店」我戸 正幸さん

伝統を受け継ぎながら、現代生活にフィットする洗練された漆器を提案する「我戸幹男商店」がエル・ショップに初登場。明治41年に“ろくろの町”、石川県・山中温泉にて創業した「我戸木工所」をルーツにもつこのブランドは、伝統的な山中漆器の高い技術を生かした実用性、和の美意識に基づいた芸術性を追求し、長く愛される漆器作りを心がけています。椀から杯、蓋物にいたるまで、その美しさは、完璧な職人技だからこそなせるもの。「我戸幹男商店」我戸 正幸さんの解説を参考に早速チェックして。

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【商品作りの姿勢】 不易流行
「“不易流行”とは、松尾芭蕉の俳諧理念のひとつ。変わらないもの、また、変えてはならないものを継承する一方で、常に新しさを求める流行性こそが不易の本質であること。また、相反するそれらの事象は、根元においては結合しており、一体であること。「我戸幹男商店」は、山中漆器の商人や職人が歴史のなかで積み上げてきた精神や技を“不易”、その実践における不断の変貌を“流行”と解釈し、時代の風尚に従って変化する姿勢を守り続けています」。

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【山中漆器とは】 受け継がれてきた伝統
「石川県には「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と称される三つの産地があります。その名のとおり、挽物木地においては、全国でも他の追随を許さぬ完成度を誇ります。その源流は天正年間(1570年~1592年)越前の国から山伝いに、加賀市山中温泉の上流約20kmの真砂という集落に、諸国山林伐採許可状を持った木地師の集団が移住したことに始まります。その後、天保年間(1830年~1844年)の蒔絵師「会津屋由蔵」、弘化年間(1844年~1848年)の糸目挽きの名工「蓑屋平兵衛」、近代に入ってからは加飾挽きの名工「築地良太郎」らの努力により山中漆器発展の基礎が築かれました」。

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»加飾椀 ビリ筋 black

»加飾椀 乱筋 black

»【受注生産】加飾椀 挽筋 black

»【受注生産】加飾椀 盛筋 black

»【受注生産】加飾椀 平筋 black

加飾椀
「山中漆器のろくろ技術が他の追随を許さない理由のひとつに豊富な加飾挽きの技法が挙げられます。その技法はピッチや間隔の揃った並行筋と、呼吸を整え一気に刃物を動かす渦螺旋筋があり、その数は40~50種類あるともいわれています。その伝統的な山中漆器の技術を継承しつつ、現代のライフスタイルに沿うよう開発。シンプルで使いやすく10年20年と続くロングセラー商品を目指しています」。

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»TOHKA 酒杯 吟 black

»TOHKA 酒杯 醇 black

TOHKA
「繊細な技法により生み出される美しい木目と形状をもつ独創的なフォルム。極限まで細く美しく挽き上げた緊張感漂うステム、薄く仕上げた飲み口は熟練の木地師の技によって成り立ちます」。

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»SINAFU deco bowl (L) black

»SINAFU deco bowl (M) black

»SINAFU deco bowl (S) black

SINAFU
「“しなふ”とは、しなやかに曲がる・しなやかに垂れるの意。奈良に都があった頃から湯治客を招き、高度なろくろ技術を受け継いできた山中温泉から生まれたおもてなしの器です。扱う手指をしなやかに見せることで、盛り付けを美しく、あなたの真心を伝えます」。

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»WAQWA BOWL(S) black

»WAQWA BOWL(L) black

WAQWA
「輪=ヤマの繰り返しが下方から湧いていること。また、◯型スプーンや◯型内壁も輪とみなし、輪の重なりが機能すること、ワクワクして使うこと、指と匙と器の関係性からデザインした器です」。

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»TSUMUGI 丸重(S)平子筋 black

»TSUMUGI 丸重(M)平子筋 black

»TSUMUGI 丸重(L)平子筋 black

»TSUMUGI 入子重 平子筋 black

TSUMUGI
「“TSUMUGI”は、山中漆器の伝統技法である加飾挽きを紡いでいくという思いから生まれた丸重。S、M、Lの3サイズがあり、それぞれを重ね2段、3段とするも良し、それぞれを揃え入子重として使うも良し。入子重は一番大きなLサイズの中にS、Mが入りコンパクトに収納できます。

»「我戸幹男商店」すべてのアイテムはこちら

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