2021.10.17

一度着ると絶妙な着心地の虜に！注目の「エスロー」がお目見え。

By　「エスロー」デザイナー　清水 一子さん

2021年秋冬にデビューした話題の「エスロー」が、エル・ショップにオープン！　Ethical＋Ecology＋Slowの造語からなるこのブランドは、スタンダードでいてどこか新しさを感じさせるデイリーウェアを展開しています。細部まで丁寧な物づくりが施されることで、体に寄り添うような着心地の良さと、シンプルなのにまとう人の存在感を際立たせるデザイン、シルエットを実現。一度袖を通すとずっと着続けたくなる、そんな魅力に溢れています。「エスロー」デザイナー清水一子さんの解説を参考に、早速チェックして。

「ファーストシーズンとなる今季は“Light＆shadow～光と影～”をキーワードにコレクションを展開。自然界に存在するさまざまな物の佇まいや重なりから生み出される陰影、光の当たり方、そこから生まれる影の印象を、素材と素材のコンビネーションやテクニックで表現しています。組み合わせの妙というのが、日本人の見立ての文化。自分のなかの価値観と創造力を合わせて自分らしい見立てを楽しんでもらいたい、そんな思いを込めました」。

「まずご紹介するのは、SUPER 120のウールの風合いにナイロンを入れることで膨らみ感をプラスしたコート。表が平、裏がカルゼの組織で、表情の違いが楽しめるリバー仕立てです。前側のみラグランスリーブで後ろは続き袖にし、通常のラグランスリーブより肩まわりが華奢に見えるパターンに。そのため、オーバーサイズですが大きく見えず、どんな方にも着こなしていただけます」。

「こちらのカーディガンは、上質でヘアリーなフォックスにエクストラファインウールとナイロンを混紡し、光沢感とシルキーな風合いを表現した紡毛素材。さらにリリヤーン加工を施し、ローゲージ用の糸にしています。シルエットは、軽さと保温性に優れたゆったりしたフォルム。片側のみ大胆にスリットを開けたデザインが、スタイリングの際に面白いバランスを生み出します。シャツでもドレスでもＴシャツでも相性が良く、細身のパンツと合わせるのもおすすめです」。

「大人が着こなしたい、抜け感あるスウェットアイテムがこちら。表にカシミヤと同等クラスのマイクロンSUPER160’Sウールを使用し、裏側はコットン100％のジャージスウェットのような編地に仕上げており、抜群の温かさとコットンの肌触りの良さを兼ね備えています。トップスは、ゆったりとしたシルエットのトレーナーをニットで表現。外袖には配色ステッチを施し、デザインポイントにしています。パンツは、後ろのみきゅっと締まり前裾はほどよくゆとりが出るデザインで、いわゆる裾が締まったスウェットとは異なります。脇に施した配色ステッチによって、すっきりとした印象ではけますよ。どちらもミニマルなデザインに上品な風合いが際立ち、肩肘張らないゆとりのあるシルエット。ぜひセットアップで着ていただきたいですね」。

「軽く羽織れるローブコートは秋冬のマストハブ。裏がループになった圧縮ジャージを起毛し揉みこむ加工をすることで、シープ（羊）調の凹凸のある表面感と保温性を持つ、柔らかな風合いの素材に仕上がりました。立てても折っても着られるショールカラーに、共地のサッシュを加えアレンジ自在に。ウエストに巻いても、もちろん単独でも使えます。サテン生地の極細パイピングも繊細な印象で、カジュアルからコンサバ、ドレッシーまで、あらゆるコーディネートに合わせやすいです」。

「エコレザーを使用したミニマムなサイズ感のショルダーバッグも要チェック。エコレザーは表面がリアルに近い質感で、ほどよいツヤとストレッチ性が魅力。ソフトでしなやかな風合い、適度なサイズ感は、ロングコートとの相性も抜群です。ドローコードを絞った丸みのあるシルエット、カラフルな色合いも、スタイリングのアクセントになりますよ」。