2021.10.13

冬こそ顔まわりをぱっと華やかに！「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」の上品レイヤード術をレクチャー

By　「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」 ブランドディレクター　地野 裕子さん

パリ、マドリッドを拠点に、3人の女性デザイナーが手がけるジュエリーブランド「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」。エレガントさのなかに、パリジェンヌらしいエスプリを効かせたデザインは、新作が出るたび大きな反響を呼んでいます。2021年秋冬もモダンかつ繊細な表情のネックレスやピアス、リングなどが登場。同ブランドのディレクター、地野 裕子さんの解説を参考に、早速チェックして。

「日常を取り戻しつつあるパリ。秋のパリの街は、落ち葉の季節。木々が立ち並ぶ雰囲気のある街並みを、着実に自分たちのスタイルでニューノーマルのライフスタイルを取り入れ、以前の活気を取り戻すように人手が増え、昼も夜も盛り上がっています。そんなポジティブな空気が流れるパリから、「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」の2021年秋冬アイテムをご紹介。シンプルなフォルムだからこそサイズにこだわった繊細なバランスのコレクションです。今季提案したいのは“自分も周囲からも目に留まりやすい手もとを、指先までコーディネート”。自由な組み合わせで、自分らしさを演出していただきたいです。黒系の洋服が多くなりがちな冬。だからこそ、メインは上品なゴールドでまとめ、袖口からゴールドのブレスレットを覗かせ品良くレイヤードを。ピアスとリングは、あえて“繊細なモチーフ×大ぶりモチーフ”のコーディネートにチャレンジしてみてはいかがでしょう？」

今シーズンは、上品なゴールド×引き締めカラーのブラックコーデが◎
「今季のコレクションは、いたるところにブラックを取り入れた上品な雰囲気が特徴。黒の持つ魅力が大人の雰囲気を引き出し、コーディネートを引き締めてくれます。春夏に完売した3PERLESリングも、今シーズンはブラックとして登場。オニキスの上品なモチーフが印象的なこのリングは、指元を引き締め、ほっそりと見せる効果もあります。手もとを華やかにするデザインだから、スタイリングの仕上げとして取り入れるのがおすすめ。カジュアルルックを上品にまとめるのにもぴったりです。そして、胸元にはブラックのANDREAネックレスを合わせて、洗練された落ち着きをプラス。お揃いのブレスレットと3PARLESリングとの3点使いにすると、一層統一感が出て引き締まります。ニュアンスの効いたモチーフのVANINAブレスレットは、「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」ならでは。しっかりとしたモチーフデザイン×ほっそりとしたチェーンが、手首を細く美しく見せてくれます。多彩なコーディネートに重宝しますよ」。

ピアスはチェーンモチーフを中心に展開
「ピアスは、大人な雰囲気、個性派テイスト、甘めから4つを厳選しました。既にお持ちのチェーンモチーフのジュエリーとマッチしやすいのが、PRUNEピアス。さまざまなシーンに合わせて華麗に女性のスピリット、エレガントさを引き出します。PRUNEシリーズとのコーディネートもおすすめです。PICOTシリーズのピアスは、アイコニックなラウンドフォルムが魅力的なデザイン。PICOTとはレースのふちにある小環状飾りの意味をもちます。同シリーズのリングとの相性もバッチリですし、あえてコーディネートで遊ぶなら、違うテイストのレースモチーフを取り入れてアクセントにしてみては。そしてLAURIERピアスは、秋のテイストを携えてリニュアール。落ち葉がヒラヒラと落ちる様子を揺れるピアスへと昇華させ、華奢なラインと儚い雰囲気でフェミニンさを演出します。CREOLE FEUILLE STRASSピアスは、カーブが美しい上品な葉っぱのモチーフ。葉のひとつひとつに留めたストーンがリュクスにきらめきます。日常使いはもちろん、パーティシーンにも大活躍すること間違いなし！」

ネックレスからは、珍しいストーンモチーフをご紹介
「多彩なカラーストーンが目を引くJASMYNEネックレスは、暗くなりがちな秋冬の胸元に色とりどりのストーンを散りばめて、パッと華やかにしてくれます。ストーンは、カルセドニー(カーネリアン) ・ルビー・エメラルド・クオーツ・アガットの5種類が彩り鮮やか。それぞれの石の持つパワーも取り入れて、日々を楽しく過ごしてほしいですね」。

「モチーフネックレスからのおすすめは、ANASTASIAネックレス。ANASTASIAの語源はギリシア語で「目覚めた・復活した女性」。モチーフにクロスが用いられているように、現在の状況から脱出し、新しい世界へ飛び出す時代を象徴するネックレス。サイズ感もほどよく、少し長めのレングスは、ショートネックレス、ロングネックレスとバランスよくマッチします」。

今シーズンはネックレスの3段使いが旬度満点
「「バイ サン・スワサント・キャトル パリ」は、コーディネートまで考えて計算し、ひとつひとつのジュエリーを製作しています。今シーズンは、異なるチェーンネックレスの3段使いがおすすめ。テイストが違うネックレスをあえてコーディネートすることで、着こなしに動きが出て、華やかさをぐっと引き上げてくれます。ビジネスシーンでは一点使いに、お出かけシーンでは重ね着けするなど、シーンに合わせた使い分けを楽しんで」。

「ブレスレットのいち押しは、3ILESブレスレット。表面が波打ったようなニュアンス感のあるコインパーツが光を取り込み、チェーンモチーフのブレスレットとの重ねづけでさらに豊かな表情に。お揃いの3ILESピアスと合わせると、まとまりのあるきれいなコーディネートに仕上がります」。

トータルコーディネートをご提案
「レイヤーが美しいMULTIRANGSリングは、パリではコレクション発表時に大人気となったアイテム。エイジレスに愛用できるシンプルなデザインで、洗練された繊細な曲線とゴールドのレイヤードがポイントです。華奢なフォルムが女性の手もとにすっと馴染んで、シーンやスタイルを超えて愛用できますよ。耳もとは、シーズンレスで使えるチェーンモチーフのNAUTILUSピアスで、シックな華やぎをプラス。バランスの良いサイズ感は、リトルブラックドレスに一点づかいで取り入れるのも素敵です。腕もとは、華奢なチェーンモチーフのANDREA ブレスレットがベストマッチ。黒の光がほどよい存在感を醸し出します。ネックレスは、どんなモチーフにも合う新作のSUZETTEネックレスがスタイルのベースにぴったりです。デイリーコーデにさらりと溶け込みながらも、きちんと主張して上品な存在感を見せてくれるこのコーディネートで、秋冬のおしゃれを楽しんで」。