2021.7.31

モードな秋冬スタイルに「メアリ オル ターナ」のバッグで際立つ存在感を。

By　「メアリ オル ターナ」デザイナー　山鹿 竜輝さん

2013年のデビューより、バケツバッグやメッシュバッグといったオリジナリティあふれるアイテムを展開し、ファンの心を掴んできた「メアリ オル ターナ」。2021年秋冬は、長く愛されるビンテージアイテムにインスピレーションを受け、どこか温もりを感じさせるタイムレスなバッグを展開しています。さりげないインパクトを感じさせるそのデザインは、毎日のスタイルのアクセントに最適。同ブランドのデザイナー、山鹿 竜輝さんが注目アイテムをご紹介します。

「行動・姿勢・佇まいなど、女性の奥ゆかしい仕草にフォーカスしたバッグを展開する「メアリ オル ターナ」。2021年秋冬は、消費されていくトレンドではなく、収集されるビンテージの価値観に共感し、人からひとへと受け継がれるモノ、愛着が生まれるモノを提案していきたいと思いデザインしたシーズンです。ミッドセンチュリー期の丸みのあるライン、北欧ビンテージ家具の優しく包み込む色合い、人の手作業によって生まれる工藝的なデザインをバッグに取り入れ、タイムレスで使いやすいアイテムに仕上げています」。

「秋冬のいち押しアイテムは、新作“MOON”シリーズのカッティングバッグ。イサムノグチの照明“AKARI”から着想を得た、丸い形の連鎖が目を引くデザインです。表生地で使用しているリアルスエードのような素材は、色落ちがしにくく、とにかく軽い、シーズンレスなマイクロスエード素材。特に万能な点は、水に強く、洗剤をつけて洗えるところ。裏生地もリアルレザーではなく、合成皮革を使用しています。バッグの重量はとても軽く、肩掛けした際のストレスも無し。ほどよく抜け感のある円形メッシュのディテールを秋冬のコーディネートのアクセントにぜひ取り入れてみてください。サイズはSとMの2サイズ展開です」。

「こちらも2021年秋冬の新作である“PUFF”シリーズです。北欧ビンテージ家具の椅子から着想を得たデザインです。バッグのラインは体に馴染みやすくするために曲線で構成。土台には硬めのレザーを用いて安定させ、上にかぶさるフラップ部分は椅子の座面や背もたれのように中綿を入れ、ふっくらとした表情に仕上げました。ついつい抱えたくなる、コンパクトサイズのクロスボディバッグです」。

「今季、定番の人気色に加え、さまざまな素材感やデザインの新作が揃います。こちらは人気の形に、ダークブラウンのレザーを使用しオフホワイトのステッチを施した新色。落ち着いたトーンが雰囲気のあるスタイルを作り、カジュアルになり過ぎないディテールが大人のコーディネートにさらりとマッチします」。

「昨シーズンから、大人気の“HUG”シリーズのミニショルダーバッグには、優しく包み込むようなクリームカラーが新色で登場。黄色でもなく、白でもない淡い中間色が上品な温もりを感じさせます。どんな色合いのコーディネートにもすっと溶け込みますよ。また、定番の“BOW”シリーズに使用したウール素材は、北欧家具に実際に使われているクヴァドラ社の素材を採用。これは、10年の耐久性があるといわれる圧縮ウール生地で、優れた摩耗への抵抗性と高い弾力性により、使うほどに良い味が出てくるのが特徴です。私たちはレザーに変わるもうひとつの選択肢を提案していきたいです。ぜひ触れてみてください」。

「ブランドの定番モデルに仲間入りした“WRAPPING”シリーズ。巾着仕様のデザインで、バッグを抱えた際に素材の強いハリがないため、ストレスなく肩がけしたり抱えたりできます。巾着仕様の間口は、全開すればトートバッグ（大サイズのみ）にもなる2WAY仕様。ビジネスにもプライベートにも使え、細めの肩掛け可能なストラップハンドルが華奢でスマートな佇まいを演出します。バッグの大きさに反する驚きの軽さも評判を集めています」。

「太幅のメッシュが目を引く “HUG”シリーズは、シーズンレスなデザインなのでワードローブにひとつあるととても便利。なめらかな手触りのスムースレザーの裏側にPU加工を施し、汚れ・水滴から守る用途をもたせています。裏面の配色もさりげないアクセント。人気のミニサイズは、和菓子屋のパッケージから着想を得ました。シンプルなコーディネートのアクセントとして取り入れてみてはいかがですか？」