2021.5.4

自然が生み出すピュアな美しさ。「ナチュラリ ジュエリ」の新作ジュエリーで日常のおしゃれをアップデート。

By　「ナチュラリ ジュエリ」デザイナー　RIKA HARANOさん

厳選された天然石と、職人による丁寧な手仕事に定評のある「ナチュラリ ジュエリ」。上質な本物素材を使いながら、気軽に毎日身につけられる高感度なジュエリーが評判です。春夏の新作は、天然石そのものの無垢な美しさにフォーカスし、シンプルかつ新鮮な驚きのあるコレクションに。同ブランドのデザイナー、RIKA HARANOさんがその魅力をご案内します。

「今シーズンのテーマは“Better Basic”。「ナチュラリ ジュエリ」に欠かせない定番素材であり、古代から人々を魅力し続けるパールが主役です。シンプルなデザインの中にひとさじのアクセントを加えることで、定番品に現代のエッセンスを感じさせる“より良いベーシック”をご提案。今回は、天然素材ならではの、ゆらぎのあるホワイトカラーで統一したコレクションから、おすすめアイテムをご紹介します」。

「「ナチュラリ ジュエリ」では、パールの中でも真珠層が厚く、傷や汗に強いとされる淡水パールをメインに使用しています。近年の養殖技術の進歩により、まん丸でテリ・ツヤの良い淡水パールの生産が可能になってきました。また、できるだけ傷や凹みの少ないきれいなルースを自社で選別し、ジュエリーに仕立てています。気兼ねなく普段使いできる耐久性と自然が育んだ極上のツヤ、どちらも兼ね備えた淡水パールはまさにデイリーユースのジュエリーにぴったり。そんなパールの美しさを全方位から感じられるよう、新作はできるだけ金属部分を見せないヌーディーなセッティングにこだわっています。このK10デュオパールピアスは、雪だるまのように2つのパールがくっついたデザイン。さりげないけれどパッと目を引く存在感を放ちます。定番のひと粒パールピアスをつける感覚で使える、どんなシーンにもマッチする万能アイテムです」。

「“カルテットパール”シリーズは、4つの珠が水平に並んだ端正なシルエットが装いに新鮮さをプラス。みずみずしいパールの光沢が魅力です。パールの大きさや微妙な色の違いをひと粒ずつ選別し、均整の取れたバランスになるよう並べる順番にも気を配っています。ピアスは、フックを引き込んで耳に乗せるようにあしらうアレンジも可能。モードな佇まいのサークル型フック部分も、職人がアトリエでひとつずつ手作りしています」。

「ピアス金具の他にはパールしか見えないよう、とことんシンプルでヌーディーな作りに徹したシングルピアス。3珠のトリオと5珠のクインテットをご用意しました。商品名は、クラシック音楽の重奏にちなんだもので、パールの連なりが奏でるアンサンブルをイメージしています。パールの向きを縦・横で変えると雰囲気が変わるのもユニーク。左右アシンメトリーなペアで楽しむのもおすすめです」。

「エッジィな着こなしに挑戦したいときにも、パールがひと役買ってくれます。パールの持つノーブルで柔らかな雰囲気がハードさを中和してくれるので、思い切ったレイヤードも品よくまとまりますよ。こちらのムーンイヤーカフは、直径10mmのボリュームたっぷりのパールがポイント。耳につけた際にサークルが正面を向き、抜群の存在感を放ちます。パールを固定しないことで、自分のつけ心地の良い位置に動かすことが可能。ベストなフィット感を見つけられるため、イヤーカフが痛くて苦手という方にもおすすめです」。

「夏の足音が聞こえてきたら、ステーションタイプのパールネックレスを取り入れてはいかがでしょう。リズミカルに連なるパールが抜け感を作り、涼しげな印象を醸し出します。チョーカーと重ね付けしても重くならないので、コーディネートで重宝しますし、汗が気になる季節でも淡水パールなら普段使いでどんどん使えるのもうれしいポイント。どんな装いにも寄り添ってくれるパールの包容力を感じてみて」。

「もうひとつ、今シーズンの主役素材に選んだのは、ドゥルージーアゲートと呼ばれる細かな結晶が表面に現れた瑪瑙（メノウ）。結晶部分はカットや研磨を加えていない自然のままの状態で、動くたびに雪のようなキラキラ感が楽しめます。ひとつひとつ、結晶の粒の大きさや色合いに違いがあるのも天然石ならでは。アトリエ職人の手作業で作り上げた構築的なメタルアーチと組み合わせて、ほんの少しオリエンタルなムードをプラスしました。パールと瑪瑙が織りなすニュアンスのあるホワイトトーンが、清涼感を演出します」。

「夏は手もとのジュエリーが一番映える季節。ドゥルージーアゲートをセッティングしたバングルの繊細な輝きが肌を彩ります。立体的に交差するラインで手首をほっそり見せてくれる効果も狙えますよ。レイヤードするなら、メタリックな光沢が華やかなディスクチェーンブレスレットを合わせて、質感のコントラストをつけるのがおすすめです」。