2019.10.20

バイヤーに直撃インタビュー！「ズバリ、今季買いたいニットは？」

By　エル・ショップ　プロモーション担当　CHIHARU

こんにちは、プロモーション担当のCHIHARUです（以下：C）。ようやく秋らしくなってきて、ニットの季節がやってきました。今回はエル・ショップ バイヤー陣に「ズバリ、今季買いたいニットは？」と題して直撃インタビューを敢行。年間数万点もの?!　商品を見てきているバイヤーたちが、実際に自分で欲しい、買いたい！　と思ったニットについて語ってもらいました。その審美眼を通して選ばれたものは果たして……そのニットを使ったコーディネートのご紹介も。掛け値なしの回答、必見です。

★バイヤー　ASAMI（以下：A）
C：ズバリ、今季買いたいニットを教えてください。
A：「デミリー」のカシミヤハイネックワンピースと、「ステラ マッカートニー」のカーディガンです。

C：なぜこちらを選びましたか？　まず「デミリー」から教えて下さい。
A：「デミリー」はニットブランドの中でも信頼していて、もう何枚も持っているMY定番です。
C：確かに秋冬になると毎年着ていますね！　どんな点がMY定番たる所以ですか？
A：ある程度年齢がいくとシンプルなものほど素材が大事と思っていて。こちらはカシミヤ100%で、フォルムもこなれていてシンプル派も納得。しかもデイリーに着るにちょうど良い値段と、自宅で手入れできる手軽さも気に入っています。大人の女性に色々とバランスが良いんです。

C：なるほど。そんな中でも今季選んだのはこちらのカラーとワンピースタイプなのですね？
A：トレンドのロングブーツやレザーのパンツとあわせてワンピースタイプを新調したいと思っていたので。色は今年は黒よりも断然キャメルの気分です。こんな風にコーディネートしたいと考えています。

C：「ステラ マッカートニー」のカーディガンの方は？
A：表情のあるテディベアみたいなモコモコ感と、異素材MIXがかわいいし、着るとわかるのですがこちらも形がこなれている。オーバーサイズで暖かいので、アウター代わりにも使えるなと。実はニットってステラの隠れ得意アイテムなんですよ。サステナブルの先駆者らしく、もちろんファーフリー。「ステラ マッカートニー」自体のファンなのですが、そういったマインドにも共感しています。

★バイヤー　YUKO（以下：Y）
C：ズバリ、今季買いたいニットを教えてください。
Y：「マリリンムーン」のボウタイプルオーバーと袖がチュールのニットです。

C：どちらもフェミニンでデザインのあるタイプですね。
Y：元々シンプルなものにディテールのあるデザインが好きなのですが、こちらは袖が絞ってあったり、シースルー素材でドットが入っていたりと、シルエット含めてズバリタイプです。冬は暖房がかかっているから厚手のニットはほとんど着ません。普段カジュアルな格好ばかりなのですが、本当はクラシカルなスタイルが好きで、今季はトレンドのブラウン系も一つは持っておきたい。というかもう買いました！　年末年始のちょっとしたイベントにも活用できそうです。

C：ベーシックなカラーにデザインが程よく効いたアイテムはYUKOさんのイメージにピッタリですね！　着こなしのイメージはありますか？
Y：クラシカルなアイテムだからこそ、いつものスタイルにカジュアルダウンして着こなしたいです。ヒールのパンプスをあわせて、アニマル柄のファーバッグなんて良いですね。ドット柄チュールの袖の方は、甘くなり過ぎないようにかっちり目のバッグとあわせたい。

★バイヤー　YUKA（以下：YK）
C：ズバリ、今季買いたいニットは？
YK：「コーヘン」のノルディック柄ニットです。

C：毎年出ている定番のニットですね？
YK：少しずつマイナーチェンジしながら毎年出ているニットなのですが、今年はズバリ欲しかったブラウンが登場したのでこれに決めました。全体がモヘヤ素材、配色部分が「コーヘン」のツイードにも使われているファンシーヤーンを使用していて、表面にフェード感のある加工が施されている手の込んだものです。

C：クラフト感のあるノルディック柄セーターを、今季はどう着こなす予定ですか？
YK：いつもはいている大好きな「レッドカード」のデニムと、大人な小物をあわせてモダンに着こなすつもりです。ロングブーツと遊び心のあるバッグをあわせたいと考えています。

★バイヤー　TOMOYUKI（以下：T）
C：ズバリ、今季買いたいニットは？
T：「バトナー」と「ラッピンノット」のベーシックなプルオーバーです。

C：おお、これはまた玄人好みな 笑。
T：そうでしょう 笑？　バイヤーとして年間数万点みていると、「これは買わなきゃ」ってものに出合う。物作りをちゃんとやっているブランドのニットが欲しいんですよね。その一つが「バトナー」。「ラッピンノット」もそうなのですが、どちらもファクトリーブランドです。一流メゾンだったら20万はくだらない、それ同等のクオリティがありながら、直売だから、メーカーなら到底敵わない価格設定もすごい。これが10万以下とは驚きです。「バトナー」のカシミヤはぬめりのある、ただ柔らかいだけでない感触が最高。完全に利益度外視ですね。もちろんめちゃくちゃ暖かい。「ラッピンノット」のケーブルニットは立体感と高級感があって工業製品ぽくない、職人技が活きているのが魅力。「これは価値がある！」というもの。信じて、間違いないから！

C：まだまだ語れそうですね！　これらはユニセックスですか？
T：「バトナー」は、エル・ショップではウィメンズサイズのみの展開ですが、私はメンズサイズで買いました。「ラッピンノット」の方はユニセックスです。女性が着るとダボっとした感じになって、男性が着るとジャストサイズなので、パートナーと共有するのも良いなと思っています。

★プロモーション担当　HIROKO（以下：H）
C：ズバリ、今季買いたいニットは？
H：「エッセン.ロートレアモン」と「リト」のアシンメトリーなデザインのニットです。

C：素敵！　このシルエット良いですね。私も真似していいですか 笑？
H：そうそう、そうなんです、このデザイン良いですよね。ベーシックなBOX型のニットはもう持っているので、今年は動きのあるものが欲しくて。どちらもこれ一枚で着こなしがなんとかなってしまうという優れもの。Tシャツ＆パンツの上にザクっと着るだけでOK。お腹周りも気にならない！「リト」の方はこの美しいブルーも気に入りました。ソフトな素材感とシルエットで、モードだけれど女っぽく使えそう。リュクスでクールな大人の女性をイメージさせる着こなしをしたいですね。

★プロモーション担当　CHIHARU
最後にわたくしCHIHARUが今季買いたいニットはこちら。アウターとしても使える、ミントグリーンのカーディガン一択です。

ダークカラーが多いワードローブの中に差し色となるようなニットが欲しくて。しかもインナーとの組み合わせで、アウターとしても使えるゆとりのあるカーディガンが理想。どちらもモヘヤやカシミヤを使用していて、暖かみのある風合いとミントカラーという寒色をあわせているのがツボでした。“上質なニットをエフォートレスなアイテムとあわせ、気負わず心地よく着る”が今季のニットのMYテーマ。

エル・ショップのスタッフもタイプがさまざま。皆さまのお好みにあわせてこの秋冬のニット選びのご参考になれば嬉しいです。

【プルオーバー】、【カーディガン】、【ワンピース】と3つのアイテム別に分けたニット特集も是非ご覧くださいませ。