秋の食卓を豊かにする、鍋&手仕事の器

2026.10.05

肌寒さを感じる日が増えてくると、恋しくなるのがふんわりと湯気が立つあたたかな食卓。使うたびにしっくり手に馴染む素材の良さを感じる器や、食卓にそのまま出してもさまになる鍋があれば、いつもの食卓も秋らしい豊かな時間に。

今回は、食卓にそのまま出してもOKの調理器具や、心地よい暮らしを提案する「アメノイエ」の器を中心にセレクトしました。

素材にこだわった手仕事の美しさを、あなたの食卓にも取り入れてみて。

素材のうま味を引きだす、土鍋&調理道具

肌寒い日には、ふんわりと湯気の立つ鍋料理や煮込み料理などが恋しくなるもの。
 伊賀焼の産地、三重県伊賀市で150年の歴史を誇る、「カネダイ陶器」の土鍋と行平鍋は、伝統的な「天目釉」が生み出す、深みのある黒い色合いが印象的。線赤外線効果で、食材の芯までじっくり火が入りうま味を引きだします。
 カラフルな色味と美しいデザインが印象的な「ストウブ」のソテーパンは、浅型タイプのため鍋料理をするのに最適。鋳物製の鍋は、料理が冷めにくく温かい状態を保ちやすいためテーブルにそのまま出しても◎。
 「ヘゲ」の直火鍋は、炊く・煮る・蒸す・炒めるの4つの調理に対応し、調理から食べるまでを食卓で楽しめるのが魅力です。
 ぽてっとしたフォルムが愛らしい「あわびウェア」の耐熱ココット鍋や、スペインで200年以上にわたりテラコッタ(素焼き)の鍋や調理器具をつくる「レガス」のパエリア鍋もラインナップ。
あたたかな鍋料理から、煮込み料理やアクアパッツァやパエリアなど、つくりたい料理に合わせて調理道具を選んでみて。

アンティークのような美しさ「マレ」シリーズの皿

愛知県常滑市の山源陶苑が手がける「マレ」シリーズに、使い勝手のよい中皿サイズが仲間入り。一品料理を盛り付けるのにちょうどよいサイズで、普段の食事から少し特別な日のテーブルまで、幅広く活躍しそう。まるでヨーロッパのアンティークを思わせるような、優しい色合いと上品な雰囲気が魅力です。つるりとした滑らかなテクスチャーは、和洋を問わずさまざまなメニューにもよく合います。深すぎない使い勝手の良いフォルムで、メイン料理の盛り付けから、取り皿やデザートプレートまでマルチで活躍してくれます。もちろんサイズ違いで揃えても重宝します。

本物から伝わるぬくもり、漆のお椀

伝統工芸の街、福井県鯖江の山あいに工房を構える「土直漆器」の漆のお椀。
出番が多いお椀こそ、本物の素材を楽しみたい。職人の手仕事によって塗り重ねられた漆器は、しっとりとした手触りと繊細な口当たりで、普段のスープやみそ汁も一味違って感じるから不思議です。
漆器は使うほどにつやが増し、自分だけの風合いへと変化する様子も楽しめます。
丁寧な暮らしの相棒として、愛着をもって育てていきたい道具です。

霧のように柔らかな表情の「フォグ」

岐阜県土岐市の作山窯が手がける「フォグ」は、その名の通り、霧のベールをまとったような柔らかな質感と、ニュアンスあるカラーが特徴です。
控えめで主張しすぎない上品なデザインは、和食にはもちろん、サラダや煮込み料理など、どんな家庭料理とも相性抜群。
職人がひとつひとつ手作業でしあげるため、絶妙なグラデーションの違いも楽しめます。ほかの器とも調和しやすく、いつもの食器に加えて毎日使いたくなる美しい器シリーズです。

土の素朴な表情を楽しむ「クレイ」

「フォグ」と同じ作山窯が手がける「クレイ」シリーズは、一度焼き上がった器を細かく砕き、新しい土に混ぜ合わせる「再生土」を用いた、表情豊かなコレクションです。
内側へ巻き込んでいくような口元と、真上からみると三角形のように見えるスタイリッシュなフォルム。手仕事ならではの自然なゆらぎと、みる角度によって印象が変わる楽しさもあります。
深さのあるボウルは、シリアルやスープ、煮物やサラダなどの盛り付けにもぴったり。土本来のぬくもりをダイレクトに感じられるおしゃれな器で、秋の食卓を彩ってみて。