「木工旋盤」は漆器の製作時などに用られる、高速で回転させた木材に刃物をあて、木を削って成形する加工技術。この技術を使って国内外のさまざまな天然木から素材のもつ魅力を引き出したアイテムを展開している「ニュークラシックライトフィールド」。特筆すべきは驚くほどなめらかな手触り。

「使う人がずっと触れていたくなるアイテムにしたいと思っています。わずかな刃の当て方で手触りが変わってしまうので、一つずつ自分の手で触れ確認しながら削ります」と語るのはウッドターナーの荻原優さん。シンプルなフォルムの中に、職人の妥協のない仕事と、長く愛着をもって使ってほしいという思いが込められています。

木工旋盤という伝統工法を用い、職人の手で一つ一つ丁寧に削り出して作られた照明。
手作業ならではのゆったりとした緩やかな窪みと、滑らかにカービングされた円盤状の木肌が美しい作品です。留め具は天板とフラットになるように、ミニマムなパーツで作られており、アクセントとして真鍮を効かせています。ガラスグローブに包まれた電球の柔らかい光は空間に洗練されたコントラストと調和をもたらしてくれます。

ウッドをレザーで巻き込み、露出した無垢材の部分に手で彫り込みを施した、クラフト感のある照明。
職人が手作業で入れる彫り込みが、どこか牧歌的で暖かみのあるデザインに感じさせてくれます。
表面に巻いたレザーは裏地をメインに使い、あえて折り返して表側を見せる事により、レザーの固い質感を和らげつつ素材感のある仕上がりにしています。

こだわりを持って丁寧に作られた照明の数々をぜひチェックして。