毎日のごはんがごちそうに。毎日使いたい美しい「日本の器」

2025.10.24

日本全国で受け継がれてきた、技術と風土が反映された「日本の器」は、暮らしに豊かさをあたえてくれる存在。今回は、陶磁器の手になじむあたたかさと洗練されたデザインが光る「日本の器」をご紹介。ぜひ、お気に入りの器をみつけて。

伝統と革新が息づく「ミシンポタリークリエーション」

素材に向き合い丁寧にものづくりをする「ミシンポタリークリエーション」。700年続く美濃の名窯、兵山窯で生まれた「フラクタル」は、梅花皮(かいらぎ)と呼ばれる独特のひび割れ模様が魅力。力強さと釉薬の繊細さが共存する器は、料理をワンランクアップして見せてくれます。瀬戸の「かしわ窯」による「スティル」は、まるで額縁のようなデザインが印象的。置くだけで食卓の空気を凛と引き締め、華やかな印象もあたえる他にはない器です。

物語をたのしむ「アメノイエ」の世界

「雨野紡(アメノツムグ)」という架空の女性の暮らしを通して描かれる、「アメノイエ」の暮らしのストーリー。常滑、美濃など、日本各地の工芸産地で生まれる器は、シンプルながらもやさしい気持ちを導いて。手に取るたび、おだやかな時間を演出してくれる存在に。

洗練された軽やかさ「木村硝子店」のグラスと器

誰にも使いやすく洗練されたデザインを手掛ける「木村硝子店」。中でも「dishes」シリーズは、人気磁器作家のイイホシ ユミコさんのデザイン。控えめでナチュラルな風合いは、和食でも洋食でも、料理を上品に引き立てます。食卓の定番として大活躍してくれること間違いなしです。

モダンな表情が魅力「ハサミポーセリン」

陶磁器の町・長崎県波佐見町で生まれた「ハサミポーセリン」。伝統の技術をベースに現代の暮らしになじむようモダンなデザインが魅力。シックな雰囲気がおしゃれなグレーコレクションは、外側はコンクリートのようなシャープな素材感、内側は艶やかな質感のコントラストが美しい。直線的で存在感があるデザインは、テーブルコーディネートを格上げしてくれます。

伝統と革新「1616/アリタジャパン」

400年続く有田焼の伝統を現代の感性でアプローチし新たな器を生み出す「1616/アリタジャパン」。無駄をそぎ落としたフォルムと、上品なグレーの色合いが印象的な「TYシリーズ」は、盛る料理を引き立たせながらも静かな存在感を発揮してくれます。使うたびに完成度の高さを実感できる特別な器です。