KANA KAWANISHI GALLERY カナカワニシギャラリー 2026.03.25

【ELLE SHOP ART】 相澤安嗣志さんの作品に注目

素材と人、キャンバス上のコミュニケーションが作品――相澤安嗣志

ファッションのスタイリングを楽しむように、もっと気軽にアートを生活に取り入れてほしい――そんな思いでキュレーションしたアート作品をELLE SHOPで販売中! 今回は、東京発の現代アートギャラリーKANA KAWANISHI GALLERYディレクター河西香奈さんとタッグを組み、アーティスト相澤安嗣志さんに注目。素材を新たな視点で活かし、素材と対話するように作品を生み出す相澤さんの創造の裏側と、表現へと託す思いとは。

【相澤安嗣志】Origin ♯93
KANA KAWANISHI GALLERY 【相澤安嗣志】Origin ♯93 ¥308,000

“素材と人とが取り交わす、キャンバス上のコミュニケーションという作品”
 
鉄やシルクなど、天然のものに人の手が加わった素材を対象に作品づくりを行っている相澤さん。なかでも今回ELLE SHOPに出品する作品〈Origin〉は、その代表的な取り組みのひとつで、顔料に鉄を混ぜて塗り、磁石で作品を描くという。キャンバスに塗料と鉄粉を混ぜたものを塗り、裏から磁石を動かすことで、身体的にドローイングをしていく。一度きれいに描かれた磁力線も次の線が重なると崩れてしまうので、それを修正するためにまた次の線を描く。「塗料が半硬化するまでの間、僕はずっと磁石を動かし続けていて、キャンバス上で取り交わされたその僕と素材のコミュニケーションの結果を作品としています」(相澤さん)

“科学がなかった時代から変わることのない、人と自然の関係性”
 
アート作品を作るというより、ライフワークに近い、と相澤さん。「人の生き方とかもののあり方というような、本質的な部分と対峙しているような思いがあります。物理的にはキャンバスの中で磁石を動かして、磁力線が重なったらきれいな線が乱れ、それを直そうとするとまた乱れ、という繰り返しを行っていますが、少し離れた視点で見ると、自然によって人の行動が作られていくということや、人が何かをしようとすると環境に何らかの変化が起き、それを補うためにまた何かをしなくてはいけない、といった繰り返しであることは、科学がなかった時代から今に至るまで、まるで変わっていないと思うんです。そういう人間と自然とのつながり方の起源という意味で〈Origin〉と名づけました」(相澤さん)
 
相澤さんの魅力に迫る『ELLE』の特集記事、続きはこちら>>
 
Photo:YOKO YAMANAKA Text :YURICO YOSHINO

相澤さんの想いをぎゅっとつめ込んだ1分動画をチェック!>>
 
Videographer : TAKUTO YUKI Video Editor : YUMI KONDO Title Design : NURAN DEMIR

「相澤さんは大学在学時に日本画を学んだ経験から、さまざまなメディウムの自然現象を引き出して作品に落とし込むという、とても特殊な仕事をされています。相澤さんの作品は、お部屋にあれば、花を飾るような雰囲気が生まれると思います。花も自然物で、自らの力で開いていく姿を感じられることが素敵だと思いますが、相澤さんの作品にもそんな魅力があります」(「カナカワニシギャラリー」 ディレクター河西香奈さん)
 
Photo:YOKO YAMASHITA Text :YURICO YOSHINO

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