KANA KAWANISHI GALLERY カナカワニシギャラリー 2026.03.24

【ELLE SHOP ART】 田中和人さんの作品に注目

写真と絵画の関係性を探求し続ける――田中和人

ファッションのスタイリングを楽しむように、もっと気軽にアートを生活に取り入れてほしい――そんな思いでキュレーションしたアート作品をELLE SHOPで販売中! 今回は、東京発の現代アートギャラリーKANA KAWANISHI GALLERYディレクター河西香奈さんとタッグを組み、アーティスト田中和人さんに注目。写真と絵画の境界線を越える作品を生み出す創造の裏側と、表現へと託す思いとは。

【田中和人】Picture(s) ♯118
KANA KAWANISHI GALLERY 【田中和人】Picture(s) ♯118 ¥330,000

“ただひたすら、写真と絵画の関係性を考える”
 
「2008年頃から20近く、さまざまなシリーズを作っているけれど、一貫しているのは、『写真と絵画の関係性』と『抽象』。いろんな角度からそれを検証しています」。今回ELLE SHOPに出品するシリーズ「Picture(s)」は、作品を作り始めてからずっとこのテーマと向き合ってきたなかで最も端的に表現できているシリーズ、と田中さん。「キャンバスの半分にアクリル絵の具で描かれた絵画、もう半分には写真のコラージュ的な部分。写真と言ってもカメラを使わず、暗室で露光させて発色させたカラーフォトグラムです」(田中さん)

“全く別に見えるふたつの世界も、実はつながっているという視点”
 
ふたつを並べることで生まれる第3のイメージ。このことについても田中さんは常に考えている。「『別々に見えるものが実は互いに影響し合っている』という考え方が、自分のなかには昔から強くあるんです。高校生のとき、村上春樹の小説『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』を読んで、ハッとさせられました。この小説では『世界の終わり』と『ハードボイルドワンダーランド』という全く別のふたつの世界が同時進行で描かれているけれど、最終的にはつながっていく。別々に見えるものが実はつながっているという視点にものすごく共感したし、それを作品として見せることができるのが芸術なんだ、と感じました。その感覚が、今も続いています」(田中さん)
 
田中さんの魅力に迫る『ELLE』の特集記事、続きはこちら>>
 
Photo:KATSUO TAKASHIMA[BOW PLUS KYOTO] Text :YURICO YOSHINO

田中さんの想いをぎゅっとつめ込んだ1分動画をチェック!>>
 
Videographer : AZUSA TODOROKI[BOW PLUS KYOTO] Video Editor : YUMI KONDO Title Design : NURAN DEMIR

「田中和人さんは、ニューヨークで写真を学び、写真の具象性と抽象絵画のアブストラクトな面、それぞれ魅力的ですが、ひとつの作品にそのふたつのおもしろさを共存させようとしているアーティストです。今回ELLE SHOPで展開する作品にもそのおもしろさが詰まっています」(「カナカワニシギャラリー」 ディレクター河西香奈さん)
 
Photo:YOKO YAMASHITA Text :YURICO YOSHINO

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