AW 2025 Collection 包む - Drop1

日本の伝統的な美意識を象徴する＜ねじる＞
奥行きや複雑さがあり、技と美が融合されたディテールを表現。

経シルク、緯綿の二重織。緯糸は尾州で染め、米沢のミカドシルクのなかでも定評のある行方（なみかた）織物で製織し、新潟でニドムバイオ加工した、それぞれの産地の良さを引き出したこだわりの素材。シルクの光沢とバイオによるカジュアル感が上品な素材に。

前身頃の襟ぐりはコンパクトでミニマルな佇まいながら、後身頃を交差させ、ねじって結んだようなデザイン。程よいゆとりがありつつも、ウエストが少し入ったシルエットに。

人と人、心と心、自然とのつながりを象徴する＜結ぶ＞文化。
独特の立体感と美しさが特徴の組みひものディテールを表現。

経に細いナイロン糸、緯に綿強撚糸とレギュラーの綿糸を配列した二重織のジャガード。ほんのり透け感のある繊細さとふくらみがある上品なジャガード素材。山形、米沢産地。

繊細なジャガード素材を引き立たせる空気をはらむような程よいゆるさのあるIラインシルエット。左肩には組みひもをイメージしたふくらみのある配色の丸紐で結び、アクセントを。肩から出るドレープが柔らかさを表現。

アセテートの優雅な光沢感にシルクをブレンドすることにより、ソフトで滑らかな肌ざわりが特徴の国産素材。ナイアアセテートは、サスティナビリティ（持続可能）な植林地から調達された木材を原料としたナイアセルロースから作られる半合成繊維で、自然な通気性を持ち速乾性に優れており、涼しさを感じる柔らかな手触りが特徴。

デザインニットは、袖の位置をアシンメトリーに施すことで、着用した際に自然と生まれるドレープが奥行きのあるシルエットへと変化する1枚に。
ハーフスリーブニットは、ボクシーなシルエットと少し短丈の絶妙なサイジングで全体のバランスをすっきりと仕上げている。

SUPER120’sノンミュールジングウールと、SPIBER社の最先端のテクノロジー技術による微生物の発酵プロセスで生成されたBREWED PROTEINという合成タンパク質を掛け合わせたダブルフェイスメルトン。仕上げはアザミ起毛で目面の細かい繊細な表情に。

風呂敷包みからインスピレーションを受けた、ケープの様な体を包みこむショートコートや、
セレモニーからイメージされたボリュームのあるケープがポイントのコートなど、上質な質感のウールのふくらみのある素材がほんのり丸みを帯びたシルエットを生み出ている。