ARTOTHEQUE アルトテック 2025.12.19

【ELLE SHOP ART】 松岡柚歩さんの作品が入荷!

模様を紡ぎ、レイヤーを重ねる―― 松岡柚歩

人気作家、 松岡柚歩さんの作品ををチェック。

【松岡 柚歩】outline(check#203)
ARTOTHEQUE 【松岡 柚歩】outline(check#203) ¥187,000

「正方形のキャンバスにアクリル絵具で格子柄を描き、その上から抽象的な形状をした色面を部分的に盛り付けることで、人の視覚の働きにアプローチする絵画作品を制作している」(松岡 柚歩)

【松岡 柚歩】peel #30
ARTOTHEQUE 【松岡 柚歩】peel #30 ¥187,000

「絵画の要素であるレイヤーに、より注目した作品。outlineシリーズと同様に、描く行為とは何か、絵画の構成について考察している。目に見えるものの他に、さらにそこに隠れているもの、隠れることで現れる表情を意識して制作した」(松岡 柚歩)

“視覚を誘うことへの探求心”
 
編み目模様や格子柄の上に抽象的な色面が重なる。鮮やかな色彩と、作品からほとばしるエネルギー。観ると自然と心躍る人もいるかもしれない。京都市内にアトリエを構える松岡柚歩さんが探求しているのは、絵画作品と鑑賞者の関係性だ。
 
「絵画のどこに視点がいき、ハレーションなどの 目の錯覚をどう用いるか。そこに生じる作品と人との関係に興味があります」と松岡さん。
 
松岡さんの魅力に迫る『ELLE』の特集記事、続きはこちら>>
 
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text :MIKI KOBAYASHI

松岡さんのオリジナリティは、制作風景にも宿っている。パネルを平らに置き、その周りをぐるぐると囲むようにして、作品を仕上げていく。筆で描いていくのではなく、絵の具を一層ずつ流し込んだり、直接手で絵の具を触ってすり込んだり、立体的な作業が多い。自分の手から伝わってくる感覚をスキージーという道具で重ねていく。
 
一日平均一層ずつしか重ねられない。作業のひとつひとつに時間をかけているので、下地制作もふくめて2~3週間以上は時間がかかる。さまざまな角度からじっくりと制作された作品が持つ、緊張感と味わいの深さ。
 
「正方形の作品シリーズは、どの方向を上にして飾ってもいいように描いています。同じ場所、同じ光でも、見る角度によって作品が違って見える。手にとった方に、そんな鑑賞体験を楽しんでいただけたら」(松岡 柚歩)
 
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text : MIKI KOBAYASHI

松岡さんの想いや制作風景をぎゅっとつめ込んだ1分動画をチェック!>>
 
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text :MIKI KOBAYASHI Video Editor : Miyuka Uchida Video producer : Yuki Sato

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