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【ELLE SHOP ART】川村さんの新作に注目!
文学とアートを融合させる―― 川村摩那
新しい作品が発表されるとコレクターがこぞって注目する、根強いファンの多い川村摩那さんの作品をチェック。

今回の作品には、「桑の葉」「イモリ」「へび」が描かれています。いずれも記憶や物語、言葉の変容に関わる象徴的な存在です。「桑の葉」は、志賀直哉『城の崎にて』における静かな死の予兆としての描写に惹かれ、二面性をもつモチーフとして取り入れています。「イモリ」は水と陸を行き来する両義的な存在として、「へび」は再生や変容、崩れた言葉の痕跡として、画面にひそやかに現れます。(川村 摩那)
“言語化しきれない人の心情や世界を、絵に描くという形で表現したい”
文学や文字と、アートの融合。そんな特徴を持つのが、川村摩那さんの作品だ。それは川村さんのこれまでの足跡とぴったり重なっていて、少し大袈裟に言えば、“半生まるごとかけて”自身のアートを構築してきたとも言える。
「早稲田大学の文学部からペインティングの道へ。文学ベースで世界の作り方を考えているアーティスト。一見、色遣いは優しいんだけど奥の世界が深い。パッと絵を観て終わるわけではない。川村さんのよさは、TEXT言語で絵を描いていること」(椿 昇先生)
川村さんの魅力に迫る『ELLE』の特集記事、続きはこちら>>
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text : Yurico Yoshino
「読めそうで読めない、文字だということはわかるけれど判読できない、というような状態は、私のテーマである“言語化できるのかどうかわからない印象や状況”そのものを作品の中に落とし込んでいます。同じ言葉でも文脈次第でニュアンスは変化していく。そういう言葉の性質も描きたい。文章の世界で生きる方は、何としても言葉で決着していく挑戦をしていますが、私はそうではない世界を選んだのだから、この“決着できない状況”を大事にしてもいいのかな、と思います。美術の世界というのは、その終着地点を見る人に委ねる部分も大きい。私なりの意図や表現したいものはあるけれども、見る人が私の予期しないものを見出してくれることもある。それも絵の魅力だと思います」(川村さん)写真は川村さんが日頃持ち歩き、詩を描いたりしている手帳。
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text : Yurico Yoshino
川村さんの想いや制作風景をぎゅっとつめ込んだ1分動画をチェック!>>
Videographer : MICHIKO TAKIO Video Editor : MIYUKA UCHIDA Video Producer : YUKI SATO