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【注目アーティスト】博物画をアートに昇華させたい―― 則松夏凜
9月27日開始の第一弾では「物語をめぐる旅」というテーマに6組の気鋭アーティストが集結。唯一無二の表現にかける思い、それぞれの紡ぐストーリーに迫ります。
“ペン1本で緻密に描き上げるのは、実在する植物のような生命力”
「博物画」というジャンルを聞いたことがあるだろうか。植物や動物、鉱物などの観察対象を詳細に記録するために描かれる絵だ。大学院でこの博物画の研究をしながら、自らも植物を描き続ける。しかも、ペン1本で、想像上の植物を、だ。
「則松さんは、博物画という科学と宗教の分岐点を美術の観点から大学院で研究しています。機械と植物を合成したようなドローイングを描いていて、描いているもののストーリーに奥行きがあり、行間の深いところを探れる。ビル・ゲイツなど、こういう資料的な価値のある作品が好きなコレクターも多い」(椿 昇先生)
則松さんの魅力に迫る『ELLE』の特集記事、続きはこちら>>
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text : Yurico Yoshino
則松さん自身が描くのは、全て想像上の植物だというのも面白い。それでいてどの植物も、訪れたことのない国や土地にいけばきっと生えていそうな、不思議なリアリティがある。「昔から空想の世界に浸るのが好きなんです。小さい頃から空想上の動物や怪獣、機械と植物を混ぜ合わせた機械植物などもたくさん描いてきて、気がついたら想像上の世界にいた、という感じです」(則松さん)。描くのは1色のペンだけだが、それらの植物は則松さんの脳内で明確な色彩を持ち、生息場所や特性、漢方薬としての機能までも備えている。
Photo:KATSUO TAKASHIMA[bow plus kyoto] Text : Yurico Yoshino
則松さんの想いや制作風景をぎゅっとつめ込んだ1分動画をチェック!>>
Videographer : MICHIKO TAKIO Video Editor : MIYUKA UCHIDA Video Producer : YUKI SATO
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