エル・グルメが厳選！　今月のワイン「パンに合わせて飲みたいワイン」

柔らかくアロマティックなアルザスの白ワイン。こちらは酸味とほんのり糖分の甘さが感じられるので、酸味のあるカンパーニュや、バターの旨みがあるブリオッシュと合わせるのもおすすめ。白ワインは全般的に、オーソドックスなバゲットとの相性もバッチリです。清涼感はあるけれど独特の甘やかさがあるので、アペリティフとしてオードブルプレートと一緒に楽しんでみては？

溌剌とした果実味たっぷりのビオ・ロゼワイン。このセレクトしてくれた恵比寿のワインショップ「ラ・ヴィネ」のソムリエ、阿保さんにこのワインと合わせたいパンを聞いたところ、真っ先にベーコンエピという答えが返ってきました。その理由は、ベーコンエピに入っているマスタードの酸味と、ベーコンの脂分がこのワインに合うためだそう。パンを合わせるなら油分を意識するといいそう。その法則でいくと、ガーリックトーストやフォカッチャもおすすめ。あまり発酵させていないタイプを選んで。

酸化防止剤無添加で仕込まれたフルボディで滑らかな赤ワイン。こちらはフルボディで飲みやすい赤ワインですが、酸度が少し高いので、酸度が感じられるパンのほか、油脂分が高いブリオッシュなどとも合います。ハーブ入りのパンや、お肉とハーブを挟んだサンドイッチなどとも鉄板の相性。クミンやクローブ、八角などオリエンタル系のスパイスを使った豚の煮物にも合わせてみて。

フランス中央部オーヴェルニュ地方の珍しくて美味しいビオワイン。こちらは日本国内ではあまり出まわらない産地のワイン。ワインの揮発酸がしっかり感じられるので、カンパーニュなど発酵系の旨みと酸味が強いパンと合わせたい1本。ポテトサラダやソーセージ、ベーコン、レーズンやくるみ入りのパンとの相性もバッチリ。

赤い果実とマスカットが香る華やかな赤ワイン。合わせたいパンは、ローズマリー風味のフォカッチャ。こちらの赤はフレッシュハーブ系の風味が好きな方におすすめ。樽を使っていないので果実味に透明感が出て、タンニンが強くなく、みずみずしい感じに仕上がっています。