クロエは、エジプト出身のパリジェンヌ、ギャビー・アギョンが1952年に創設したパリブランド。ギャビーが提案したのが、それまでの堅苦しいファッションからかけ離れた「ラグジュアリー・プレタポルテ」。彼女のモダンなデザインと大胆なスピリットはパリの新しい風潮にマッチし、たちまち当時のファッショニスタを虜にした。その後も新進気鋭のデザイナーを起用し、'6O年代以降は若いデザイナー集団の活動の場として人気と話題をさらに集めるように。1966年にはカール・ラガーフェルドがチーフデザイナーに就任し、ジャクリーン・ケネディやブリジット・バルドー、グレース・ケリーらを顧客に持つラグジュアリーブランドに成長。さらに'80年代にはマルティーヌ・シットボン、1997年にはステラ・マッカートニー、2001年にはフィービー・ファイロが、その時代の先端を生きる女性像を表現。そして2011年にはクレア・ワイト・ケラーがクリエイティブ・ディレクターに就任。ジャッキーやバルドーがかつてそうだったように、キルスティン・ダンストやナタリー・ポートマンなどの多くの若いスターたちがクロエに夢中。自由で知的でモダン――そのスピリッツは、60年以上たった今でも生き続けている。

クロエの公式サイト、www.chloe.comで紹介されているのが、自由でモダンなスピリットを体現するItガール、通称#chloeGIRLS。DJのレイ・リザークや人気ブロガーのキアラ・フェラーニ、エイミー・ソング、人気モデルのアイリーン・キム、ミュージシャンのフローレンス・ウェルチ……など、今を代表するItガールズが勢揃い。レッドカーペットやステージ、そしてストリートで、クロエを身につけた彼女たちのCHIC＆COOLな着こなしをぜひチェックして。

2016年春夏コレクションは、ピースフルなフェミニニティとスポーティシックを融合したスタイルを提案。スポーティなジャージートップスに、透け感のあるスリップドレスを組み合わせたファーストルック（中）をはじめ、太陽のもとに輝くレインボーカラーのドレスや、ソルベカラーのストライプをポイントにしたトラックパンツも登場。楽天的でロマンティック、'70sテイスト満点のハッピーな最新コレクションは春夏ウィッシュリスト入り間違いなし！

アルファベットは、クロエにとって重要なモチーフ。それは、創設者、ギャビー・アギョンが、自身のコレクションをアルファベット順に名付けたというアルファベットストーリーに由来。現在もバッグのコレクションは、シーズンごとにアルファベット順に基づいてネーミングされているそう。「Drew」「Elle」「Faye」「Georgia」「Hudson」などと続き、最新コレクションは「Jane」。バッグ以外にも、チャームやアクセサリーでアルファベットアイテムを展開中。