2021.1.30

リピーター続出！ 今の気分にフィットする「コグ ザ ビッグスモーク」の新コレクションを解説

By　「コグ ザ ビッグスモーク」デザイナー　Noriko.Iさん

2019年秋冬にデビューして以来、瞬く間にファンを増やしている「コグ ザ ビッグスモーク」。新作の予約会は、すでにチェックいただけましたか？　“シーズンレス・サイズレス・エイジレス・トレンドレス・シーンレス・エフォートレス”をコンセプトにした同ブランドは、毎シーズン、ワンサイズのみのジャージー素材にフォーカスした革新的なアイテムを展開しています。サステナブルな素材も多く使用し、その感覚はまさに今の時代の流れにぴったり！　そこで今回は、デザイナーNoriko.Iさんに、デザインに込めた思いを語っていただきます。最後にエル・ショップスタッフたちがキープしたアイテムもご紹介♪

【予約会人気NO.1　再販スタート！】
「まずご紹介するのは、「コグ ザ ビッグスモーク」の定番シルエットにもなっている、ワイドボディと細い袖、ボリュームのある後ろ身頃をバランスよく組み合わせたトップス。ぷっくりとしたコクーンのようなシルエットを生み出す、ハリのある素材を使用しています。体からほどよく離れるので、着る人を華奢に見せる効果も。細身のパンツはもちろん、ワイドなボトムとも相性がよく、一枚でコーディネートが完結します。同じ素材を使用したパーカーもあるので、好みに合わせてチョイスしてくださいね」。

【モノトーンコーデはシルエットで遊びを効かせて】
「こちらは、英国のオーセンティックなラグビージャージーのディテールをすべて生かし、大胆にシルエットで遊んだ、「コグ ザ ビッグスモーク」のシグニチャーとも呼べるモデル。今季から、切り替えのまったく無いプレーンタイプが新たに登場しました。ユニークなデザインの秘密は、立体裁断から生まれるその独特なパターンにあります。袖の接ぎ目に施した大きなタックと肩線の傾斜が、横から見た際に背中にほどよい膨らみ感をプラス。袖口をタイトにしてエレガントな要素を少し足すことで、モード感のあるカジュアルなムードを醸し出します。大胆なポンチョのような身頃のボリュームと細めの袖が、オーバーサイズでも女性らしく華奢に見せるポイント」。

「コーディネートに合わせたパンツは、コレクション１からずっと人気のモデルを、涼しげな素材で真夏仕様にしたアイテム。カットソーのリラックス感に、やや股上の深いデザインがモードっぽさをプラスします。かなり股上が深いので、ウエスト位置の調整でさまざまなレングスに変えることも可能。ウエスト周りはゴムとドローストリングでまったく締め付け感がなく、脇線に切替えもないのでワイドなラインを楽しめます。一見布帛のように見えますが、トリアセテート混の素材を使用しており、ジャージーでもきれい目に見えますよ。非常に落ち感のある素材によって、意外なほどほっそり見えるため、ビッグサイズのトップスとも相性抜群！」

「コレクション2からの継続型。月を意味するLUNAの名の通り、二枚の真円を重ねただけのトップスです。着用時の襟ぐりの浮き、後ろ身頃裾の深いタックが、ヒップを包み込むような自然な膨らみを演出。着ると、予想を裏切る女性らしいシルエットに驚きます。素材は織物調の表情がある、コンパクトで清涼感のあるストレッチニット素材。ほどよい肉感と清涼感があるので、3シーズン対応できます。同シリーズのパンツは、後ろウエストは伸縮し、前ベルトの内側で調整ができる仕様。こちらも織物調のストレッチニットを用いているので、きれい目にもカジュアルにも対応します。前の深いタックとヒップのポケットが、腰回りの透けや当たりを防止。裾へいくほど急激に細くなるカットが落ち感の良い素材感と相まって、とてもスリムに見せてくれます」。

【昨年大ヒットした定番“スウェット”シリーズ】
「非常にワイドなボディに対し、ギャザーが寄るほど身頃との寸法差をつけた裾、キュッと締まった袖口のリブが独特なシルエットを生み出すスウェットトップ。着用前はノースリーブのように見えるデザインですが、極端に幅の広いボディで適度に肩がドロップするので、着用感は半袖風。意外性のあるシルエットと着心地の良さが特徴の、シンプルながら一枚でスタイリッシュにきまるアイテムです。極めて細いスパン糸を使用。ふくらみのある柔らかな風合いで、湿気のある夏でも涼しく過ごせます。UVカット、吸水速乾性、ハンドウォッシャブルという機能に加え、シワになりにくく落ち感がいいのも魅力。コットンのように退色しないため、さりげなくリュクスな雰囲気で着こなせます。柔らかなタッチとストレスフリーな着心地は、この春夏手放せなくなること請け合い。新色にも注目です！」

「このトップスは、かなりワイドな後ろ身頃をキープしたまま袖口を絞ったデザイン。後ろ身頃の袖はぎ部分に大胆なタックを入れることで、バックスタイルにふんわりとした立体感を構築しています。裾のリブ部分に付いたテープは前のみが調整可能。後ろのボリュームはそのままに、前身頃のみタックインしたような着こなしが楽しめます。少しだけ腰に乗って欲しいときや、ちょっとブラウジング気味で着たいときは、裾に配したリボンで調節できますよ。前身頃の裾を絞って、後ろのボリュームを生かした少しエレガントなコーディネートや、素材がしっかりしているのでそのままワンピースとして着用しても◎。ドライタッチな素材は、しっかりとしたビンテージ感のある裏面パイル素材です」。

「このパフスリーブスウェットは、オーセンティックな裏毛の王道ともいえる素材を使用。ドライなタッチ、しっかりとしたループのビンテージ感が特徴で、洗濯を重ねるほどにちょうどいい硬さとハリが増していきます。デザインのこだわりは、バックスタイルに大胆なボリュームを出す裾のタックと、ドラマチックなパフスリーブ。このディテールが、カジュアルな印象のスウェットをシャープでエレガントな方向に導いています。きれい目でモード感のあるアイテムです」。

「こちらは、前身頃と後ろ身頃の極端なボリューム差がユニークなシルエットを生み出すパーカーブルゾン。裾の前部分にのみ、アジャスタブルなドローストリングをプラス。ここを絞ればバックスタイルにボリュームが、緩めれば極端に長い後ろ身頃の脇に施した深いタックが一層美しい横姿を生み出します。素材は、毛羽の少ない紡績糸を使用。抗ピリング性と耐摩耗性に優れ、繰り返しの洗濯にも型崩れしにくく、クリアな表面を保てます。立体的に膨らむバックスタイル、やや抜け気味の襟元が、カジュアルな中にも女性らしさを感じさせます」。

【はき心地とモードなシルエットを両立した人気パンツ】
「このパンツは、コレクション1から人気のトラウザーズのウエスト部分をドローストリング＋ゴム入りにアップデートしたもの。リラックスしたはき心地をキープしつつ、定番のシルエットできちんとした印象をプラスしています。落ち感の良い素材を用い、裾をアジャストすることで足首の溜まりを演出。これが、全体的にゆったりとした太めのシルエットの割にスマートに見えるポイントです。 ペットボトルのプラスチックを再利用したサステナブルな生地は、エコフレンドリーなだけではなく、シワになりにくくクールなタッチを実現。コットンのように退色せず、むしろリュクスな印象で着こなせます。ほどよい肉感とボリュームなので、透けがが少ないのも特徴。エフォートレスでありながらきれい目なスタイリングに仕上がりますよ」。

「前中心と脇に接ぎの無い一枚のパーツでできたパンツは、はいたときの独特な抜け感が特徴。深いタックの入った腰回りには余裕があり、裾のダーツで急激に細くなるシルエットは、スマートに見せる効果があります。極めて細いポリエステルのスパン糸は、ふくらみのある柔らかな風合い。湿気のある夏でも涼しく、UVカット、吸水速乾性が高い上、ハンドウォッシャブルな点も魅力です。見た目もコットンライクなタッチなのに、ポリエステル100％で退色もせず、いつまでもきれいな印象をキープできます」。

【不便さを解消した一着で様になるジャンプスーツ】
「定番ジャンプスーツが新素材でリニューアル。カジュアル、リラックス、エレガンス、きちんと感、シーズンレスという複数のエレメントを併せ持つ、一着でいろいろなシーンに対応できる“旅”がテーマのアイテムです。前身頃は上下ひと続きになっていますが、後ろ身頃のトップス部分はケープのようなシルエットでボトムス部分と離れています。ケープ部分のボタンをウエストにとめれば袖のようにもなり、ひと味違ったシルエットが楽しめますよ。このジャンプスーツの最大の人気の秘密は、後ろがフリーなので上身頃を脱がずにパンツ部分だけ着脱でき、ジャンプスーツ特有の不便さを解消したところ。素材にも、ペットボトルのプラスチック再利用で生まれたサスティナブルな生地を用い、柔らかな着心地と品の良さを両立しています。靴やアクセサリーを変えるだけで、デイリーにもソワレにも変幻自在！　機内からそのまま仕事やレストランへ…ということも可能な旅慣れた女性に最適な一着です」。

「コレクション2で人気を博したワイドスウェットシリーズにジャンプスーツが登場。トップ部分はそのままに、前のみがパンツと繋がったデザイン。パンツの後ろウエストは伸縮する仕様になっていて、前のウエストでサイズ感を調整できます。パンツ部分は深いタックとたっぷりした分量のワイドレッグ。さらっとした肌触りの素材は、一見布帛風ですが、トリアセテート混。非常に落ち感が良く、ジャージでもきれい目に見えるのが特徴です。春らしい絶妙なカラーは、まるでワントーンコーデのよう」。

【悪天候の日もこれさえあればおしゃれにアップデート】
「ジャージ本来のストレッチ感やしなやかな風合いを損なわず、超軽量・超極薄のコーティングを施したレインポンチョ。フード周りにはリブがついているので、首まわりからの浸水も防ぎます。身頃内側に縫い込んだポーチに内蔵すれば、ストラップ調整機能付きのコンパクトバッグに。クロスボディにすれば両手がフリーになります。また非常に薄くて軽いにもかかわらず、ウォータープルーフで防風性を保持。前身頃と後ろ身頃は袖口のステッチだけで縫い合わせています」。

【エル・ショップスタッフがいち早くキープしたアイテムとは？】
「カットソーは山ほど持っていますが、このケイトトップは気になる二の腕隠しにぴったりだと思います。ほどよく体から離れたシルエットで、暑い夏にも涼しく着られそうですし、お腹やヒップなども上手にカバーしてくれそう。なにより持っていないデザインだったので今シーズンは真っ先にキープしました（チーフバイヤーAYUMI）」。

「メンズライクなワークシャツを女性らしく仕上げたサファリシャツ。展示会で羽織った瞬間に「買い！」だと思いました。もともとルーズなシルエットが好みで、ジャケット感覚で羽織れるカジュアルなものが欲しかったので迷いなし。また、「コグ」はパンツも人気。この秋冬もフェイクレザーのものを購入しましたが、かなりはいているため、春夏は鉄板のジョッパーズをキープ。合わせるトップスにだいぶ悩んだものの、ルックで合わせているレクタングルトップをセレクト。カジュアルになりすぎず汎用性が広そうなので使えると思います（バイヤーYUKA）」。

「私は人気のスウェットシリーズを大人買い！　個人的にも大好きなルーズシルエットなので、迷わず3型ともキープ。カットオフスリーブは、ボトムを選ばずコーデできて端境期に活躍しそう。パフスリーブスウェットは、新色のコールをセレクト。絶妙な丈感とお袖のボリューム感にひと目惚れしました。マリオパーカーは、ゆったりシルエットなのでアウターとして重宝しそうです。このシルエットだとインナーを調整して長く使えそう。ぴったりとしたパーカーが多いなか、なかなか巡り合えない逸品だと思います（アシスタントバイヤーMaki）」。