2021.1.26

女性らしさが薫るマニッシュ。細部にまでこだわりが光る「イレーヴ」の最新コレクション

By　「イレーヴ」PR担当　佐藤 恵里さん

“服が主張しすぎず、着る人の個性を奪うことのない、余白のある服”をテーマに、毎シーズン、シンプルさとクオリティが際立つウェアを展開する「イレーヴ」。オリジナルやインポート素材を中心に、体の曲線を意識した立体的なパターンと、服のルーツを踏まえた専門工場での縫製を取り入れたアイテムは、「長く着続けられる」と多くのファッショニスタを唸らせています。デザイン要素は、“TRADITIONAL WORK、AUTHENTIC BASIC、TAILORING、SEASON ITEM”の4つ。2021年春夏は、それらを自在にミックスすることで奥行きのある大人の着こなしを表現しています。同ブランドのPR担当、佐藤 恵里さんの解説を参考に、新シーズンに活躍すること間違いなしのアイテムをチェックして。

【TRADITIONAL WORK】
「まずご紹介するのは、ミリタリーやワークのルーツを紐解きながら、今の気分を表現したウェア。メンズライクなカバーオールは、細番手のオーガニックコットンを使用した軽さとハリ感が特徴の二重織素材です。アメリカとヨーロッパのビンテージウェアの要素をミックスしたデザインで、襟・袖のバイカラーもポイント。グレイッシュなセメントホワイトは、コーディネートしやすい一枚です。そしてブルゾンは、US ARMYのM51をベースに、女性がメンズサイズを着たときのバランス感を表現。素材は、たて糸にフィンクスコットン、よこ糸にジンバブエコットンのムラ糸を使用したバギーサテン。微起毛加工と洗いを施し、超長綿のしなやかさを生かした素材です。シンプルにトラウザーと合わせれば、一層メンズライクな着こなしに」。

【AUTHENTIC BASIC】
「シンプルだからこそクオリティにこだわったアイテムは、毎日のワードローブに欠かすことができません。このミドルゲージニットは、ギザコットンを使用した細番手の糸を多本取りして製作。イタリアの紡績で仕上げた、しなやかで毛羽立ちがない素材です。肌寒い春先から活躍し、トラウザーからスカートまでマッチする、ボトムスを選ばない万能ニットです。エル・ショップでは、ペールカナリアとペールセージの2色を展開。定番のビッグシルエットのリブプルオーバーは、シーズンカラーのフォググリーンにご注目を。「イレーヴ」ならではのニュアンスカラーで、着る人を選ばない絶妙な色味です」。

【TAILORING】
「こちらは、メンズの仕様で仕立てた女性のためのジャケットやトラウザース、シャツ。今シーズンは、トーマス メイソン社の高密度なブロードを使用したシャツワンピースが特におすすめです。ホワイトベースに落ち着いたカーキのストライプ柄で、洗いざらしで着てもパリッとしたハリ感が。カジュアル過ぎないため、羽織としても合わせやすいアイテムです。一方、粗野な風合いの中に品の良いニュアンスが感じられるワークシャツも要チェック。たて糸にリネン、よこ糸にヴィスコースの素材を用い、シーズンを問わず、きれい目からカジュアルなスタイルにまで活躍します。ルックでは、90’sをイメージしたメンズライクなセットアップとコーディネート」。

【SEASON ITEM】
「素材やシルエットの変化で今の気分を表現した、女性ならではのアイテムにもご注目を。このワークシャツとフルプリーツスカートは、ポーランド軍の代表的なワームカモフラージュ柄を拡大し、ミリタリーのプリントにある微妙な色の重なりを再現しています。ミリタリーと相反するしなやかな素材が女性らしさを高めます。また、シーズンカラーのピンクは、着るだけで明るい気持ちにしてくれる色。このロングワンピースは、超長綿のギザコットンを低速のシャトル織機で糸に負担をかけずに織りあげたコットンタイプライター生地。たて糸とよこ糸の色目を少し変えることで、生地染めではできない色感を表現しています。自宅で洗濯できるため、夏に欠かせなくなるはず」。