2020.9.23

リラックスしてまとう新時代のテーラリング。「テラ」の美しきワーキングスタイルに注目。

By　「テラ」PR担当　菅原 悟志さん

ファッションから映画、アートにまで好奇心をもつアクティブな女性をイメージし、一枚の布から創造される女性らしいミニマルな服を提案する「テラ」。こだわりの素材を用い、卓越したテーラリング技術によって生み出されるアイテムは、マニッシュな中にも女性らしさが薫り立ちます。今回はその注目のコレクションを、同ブランドのPR担当、菅原 悟志さんがご紹介。今季よりエル・ショップで初展開する期待のニューブランドをチェックして！

「デザイナーは、「マックスマーラ」「チェルッティ」「ドルチェ＆ガッバーナ」でマーチャンダイジングを経験したフェデリカ・モーラ。培ったテーラリング技術を駆使し、2009年に「テラ」を立ち上げました。伝統的なカットと前衛的なシェイプのバランスを保ちながら、最小限のアプローチで、現代的かつクリーンなテーラリングスタイルを表現しています」。

「2020年秋冬は、ブランド設立10周年として、ベースコンセプトである“リラックスド・テーラリング”を再考し、進化させるテーマを掲げました。90年代のファッションミューズであるジャンヌ・べセット・ケネディのタイムレスな優雅さと、同時期に活躍したフォトグラファー、ピーター・リンドバーグの作品集『アルカポネ』からインスピレーションを受け、自然な感覚で心地がよく、柔軟なマスキュリンスタイルを表現しています」。

「まずご紹介するのは、トラディショナルなグレンチェック柄の生地をノーカラーのゆったりとしたダブルジャケットに仕立てたアイテム。首元の合わせには、スタンドカラーなどの多様なディテールのブラウスを合わせたり、スカーフを巻いてアクセントにしたりと、マスキュリン×フェミニンのテイストミックスがおすすめです。これ一着羽織るだけで、旬度の高いコーディネートに決まりますよ」。

「ハウンドトゥース柄にアクセントラインの赤をオーバーラインで効かせた生地は、フード付きのブルゾンに。今季トレンドのビッグアウトポケット、ボタンとジップのレイヤードフライやライトパディングのライニングなど、フェデリカが考えるクラシックとコンフォートの融合がなされた、今季のテーマを表したアイテムです。生地のクラシカルかつマスキュリンなムードが映えるよう、ボトムは共生地のタイトスカートを合わせるのが◎。ルックのように足元をブーツで固めれば、現代的なコンサバスタイルに仕上がります。ワイドパンツをスタイリングすれば、上質なフェミニンカジュアルに変身。多様なスタイリングに合うのも特徴です」。

「Fresco Lanaと言われるライトウール地を使用したジャケットは、ウール100％ながらも、重量は軽くドライタッチな手触り。秋はセットアップで、冬はコートとレイヤードするなど、シーズンを通して快適に着られる一着です。細身のシルエットで、ボトムラインにかけてゆったりとした長さに。サイドベンツの深いスリットとボタンもコーディネートに軽やかなアクセントを呼び込みます」。

「柔らかなシルクレーヨン地で仕立てたブラウスは、前立てのフリルがフェミニンさを引き立てながら、どことなくマニッシュなクールさも併せもつアイテム。パンツ、スカートのどちらにでも合わせやすく、さまざまなシーンで活躍してくれます。日常的に使いやすいネイビーと白を展開しており、色違いでそろえたくなるはず」。

「「テラ」では毎シーズン、老舗服地メーカーのメルトン地を使用したコートがバイヤーの方々から高い評価を得ています。そのため、展示会時にはバイヤー陣はまずこのコートのラインからチェックする人が多数。今回、そのなかでも特に人気を集めたのが、このNEWモデルのコート。大型のラペル、ドロップショルダーシーム、袖口のロールアップ、ポケットフラップなどの特徴的なディテールをバランスよくあしらうことで、生地の上質な質感がひと目で感じられるデザインに仕上げています。たっぷりとしたボリューム感は、フェデリカの考える“リラックスド・テーラリング”をまさに表現したもの」。

「このセットアップの服地はウール、ポリエステル、レーヨン、ポリウレタンの混紡で、こちらもFresco Lanaの一種。さまざまな素材により、強さ、柔らかさ、伸縮性を兼ね備え、抜群の着心地を追求しています。新型のジャケットは、クラシカルでマニッシュなピンストライプ柄をノーカラーディテールでクール＆エレガントに昇華した、今シーズンの代表モデルのひとつ。パンツは、「テラ」の多様なトップスに合わせやすいシルエットの定番モデル“BEATO”です。ベルトはゴム始末となっているため、スーツスタイルでも楽に合わせられますよ」。

「リラックスした大人の着こなしにぴったりなのが、このブラウスとパンツ、コートのスタイル。ブラウスはコットンベースにナイロンとポリウレタンを混紡した、ハリとしなやかさを併せもった、トレンドライクなオーバーシルエット。肩周りのギャザーとサイドスリットにボタンのアクセントをあしらい、一枚でスタイリングのメインになれます。合わせたパンツは、先にもご紹介した定番パンツの“BEATO”。コートは、高密度ポリエステルのダブルフェイス地によるハリ感のあるスポーティカジュアル素材を、クラシックなトレンチにのせて。プラスチックバックルのベルトも目を引き、ルックのようなきれいめコーデから、デニム、ジャージパンツまで、幅広いスタイリングに取り入れられます」。