2020.5.23

シックでモダンなラフィアの名品がずらり。「ヘレンカミンスキー」で夏小物をハント

By　 「ヘレンカミンスキー」リテールマネージャー 鈴木 由佳さん

暑い日差しを感じたら、「ヘレンカミンスキー」のラフィアハットの出番。今シーズンも、ボーターハットやサンバイザーなど、クラフトパーソンシップが冴え渡る洗練された帽子が揃いました。タウンからリゾートまで使える新作バッグも要注目。同ブランドのリテールマネージャー、鈴木 由佳さんの解説を参考に、この夏を彩る最旬小物を手に入れて。

「1983年に創業者のヘレン・マリー・カミンスキー氏が、オーストラリアの強い紫外線から娘たちを守るために帽子を作り、スタートさせた「ヘレンカミンスキー」。最高品質のマダガスカル産ラフィアを使用し、伝統的なハンドクラフトをもとに生まれたファッションライフアクセサリーブランドです。今シーズンは、ウォーミーな色調のカラーパレットが特徴。ナチュラルとヌガーのシグネチャーカラーに加え、柔らかくフェミニンなライトムスク、豊かでありながら素朴なポンペイ、少し涼しさを感じさせるエクリプスメランジが登場しています。地中海に降り注ぐ太陽の光に満ちた世界を彷彿させるサマーコレクションを、ぜひお楽しみください」。

WHAT IS RAFFIA
「ラフィアはヤシの木の一種ですが、しばしばストロー（わら）と混同されます。ストローは、米、ライ麦、トウモロコシなどの穀物収穫の副産物であるため、安価で豊富です。乾燥しており硬く、水分を吸収し、時間がたつと脆くなるため、フィット感にすぐれず、形状に合わせて簡単に調整できません。一方ラフィアは、葉に天然の樹脂が含まれているため寿命が長く、柔軟な繊維は驚くほどの弾力性をもたらし、わずかな撥水性とともに、経年劣化を防ぎます。しかも、収穫中に植物が害を受けることはなく、成長と生産を続けることができるサステナブルな収穫方法も特徴的。「ヘレンカミンスキー」ではそんなラフィアを用い、熟練した職人の手によって、製品の独自性と長い寿命を確保しています。ブランドを愛するファンが20年使ったハットを見せてくれたことがあります。ネオプレンバンドはすり減っていましたが、ハットの形は保たれていました。ラフィアを非常に特別なものにし、創造性を発揮できるのは、この自然な回復力と丈夫さなのです」。

BOHAI
「まずご紹介するのは、クラシックなスタイルのクラウンがアクセントの“BOHAI”。しなやかで丈夫な高品質のラフィアを用い、高度な職人技によって、ひとつひとつていねいに手作りされています。大きなリボンのボウがポイントになり、ナチュラルな雰囲気にエレガントさをプラス。強い日差しから守るUPF50＋の機能も備えています」。

CATALINE
「こちらは、すっきりとした浅いクラウンのボーターハット“CATALINE”。「ヘレンカミンスキー」のシグネチャーであるワイドブレード（ラフィアを太く紐状に編んだもの）を用い作られた、夏に欠かせない定番のひとつです。幅広のリボンと華奢なロープが愛らしく、パンツからスカートルックにまでマッチしますよ」。

EMMIE 9
「“EMMIE 9”は、ラフィアクロシェのローラブルハットで丸めて持ち運びが可能。つばの縁にフリンジがほどこされたプレイフルなデザインが、休日やバケーションでの装いを一層、ユニークで素敵なスタイルへとアップデートします。さっとバッグに入れて、お出かけシーンで活躍させて」。

KIRSTEN
「“KIRSTEN”は、幅12cmの大きなつばが特徴のラフィアブレードのバイザー。内側の額があたる部分にはネオプレンのインナーバンドがつき、快適なかぶり心地が感じられます。スポーティかつシックにマッチする大人のバイザーは、いつもの帽子スタイルに変革をもたらすはず。丸めて持ち運びができるため、旅行にもぴったり」。

CARILLO S
「今シーズン、「ヘレンカミンスキー」で長く愛され、人気の高いワンショルダーの“CARILLO”バッグに、スモールサイズが登場しました。ほどよいサイズ感に荷物がしっかりと収納できるため、日常使いから旅行、リゾートシーンにまで大活躍。ショルダーバッグとしてはもちろん、斜めにかけてクロスボディバッグとしてもお使いいただけます」。

DAVOLETTE MINI FRINGING
「遊び心のあるラフィアのフリンジがあしらわれたミニサイズのトートは、新たな定番バッグになること間違いなし。高度な職人技によって施されたステッチが、さりげないアクセントになります。シンプルなスタイルに取り入れるだけで、旬度の高い着こなしに早変わり。いつもの夏のスタイリングをブラッシュアップしてみては」。