2020.2.25

心踊る春夏シーズンの始まりを「ノマディス」のバッグとともに

By　「ノマディス」デザイナー　吹上 肖さん

陽の光に少しずつ春の暖かさが感じられるこの頃。新しい季節のおしゃれにスイッチするなら、まずはバッグから変えてみるのはいかが？　今シーズンよりエル・ショップでお取り扱いが始まった「ノマディス」のバッグは、“チープシック”そして“心はリッチに”という想いのもと、人気ブランド「ア ヴァケーション」のチームが制作。いつもの着こなしをスペシャルにアップデートしてくれる、トレンド感あふれる色や素材のバッグを提案しています。そこで今回は、同ブランドのデザイナー、吹上 肖さんが注目アイテムをご紹介。

「2020年春夏は、アイコンとなる“アルル”を筆頭に、南フランスのプロヴァンスを思わせる色彩や柄を展開。レザーはまるで果実のような色合いのオレンジやイエローに染め上げるなど、“日々に彩を添えて欲しい”という想いをコレクションに込めています。色を楽しめるように、ディテールには「ノマディス」の癖を少し残し、シンプルなデザインを意識しています」。

「まずご紹介したいのが、プロヴァンスのアルルを旅することを思いながら作り出したトートシリーズ“アルル”。南仏の色鮮やかな色彩をオリジナルのプリントで表現し、このバッグを持つことで心躍るときを楽しんで欲しいと願ったコレクションです。なかでもミニサイズの“プチ”は、小さな見た目ながら、マチを大きく仕上げているため、デイリーに必須なアイテムはしっかりと収納できます」。

「こちらは“プチ”をぐーんと縦長にしたシルエットの“ラージ”。マチを薄くすることで脇に抱えやすい厚みに変更し、ワークシーンでも気軽に使えるサイズ感です。“アルル”のカラフルな色柄も映え、ひとつ持つだけでファッションのアクセントにも◎。普段使いとして毎日手にしたくなりますよ」。

「さらに大きなサイズの“X ラージ”は、“アルル”の旅を象徴するようなデザイン。自由気ままな開放感あるフォルムは、アイコニックなシルエットが特徴です。キャンバス素材で軽いことも魅力のひとつ。さっと荷物を詰め込めば、デイリーから旅行シーンにまでぴったり！　カジュアルにラフに持ちたいですね」。

「続いてご紹介するのは、軽やかな季節にぜひ持ちたい“ジャック”。夏のカゴバッグといえば、立体感のあるメッシュなどで編みのレイヤーが楽しめますが、そんなレイヤーをよりデイリーに取り入れやすいよう、カジュアルなテキスタイルで仕上げたのがこのモデル。春夏らしいディテールと素材のコンビネーションを楽しんでいただきたいですね。写真は、コンパクトながら必需品がしっかりと収納できる“プチ”。織感のある素材を使用することで、新たなカゴバッグとして提案しています」。

「こちらは、“ジャック”のざっくりとしたレイヤーがより強調されたサイズ“ラージ”。編み目がインパクトを放ち、清涼感も感じさせます。写真のように“プチ”と2個持ちするのもユニークな楽しみ方。ブルーデニムなど、夏らしい色彩や素材のスタイルに取り入れてほしいアイテムです」。

「船に乗るシーンをイメージして生み出したのがこの“ボート”。キャンバス地とのコンビは海の上のボートをイメージし、あえて本革ではなく合皮を組み合わせてコントラストを出しています。口元のギャザーを調整することで、巾着状になったりトートバッグ風になったりと、表情豊かに変化。ショルダーエンドでくるっと見せる結び目など、ちょっとした遊びもチャームポイントです。写真は、小さめサイズの“プチ”。紐を片方に伸ばしてショルダーバッグにしています。2方向に伸ばせばハンドバッグにも変化。ミニバッグだからこそ、さまざまなシーンでスタイリングが楽しめます」。

「大きめの“ラージ”は、より“ボート”らしさが際立つデザイン。荷物が程よく入るサイズ感ながら、バッグ自体が軽いのでストレスフリーに持てます。紐を結んだディテールなど、デザインのちょっとした癖を好きになってほしいですね。フォルム自体はシンプルなのでデイリーシーンでヘビロテしたくなるはず！」

「見ているだけで楽しくなるようなデザインのバッグは“ダンス”。その名の通り、今にもツイストフリンジを揺らして踊りだしそうな、心躍る女性をイメージして生み出しました。シンプルなフリンジではなく、「ノマディス」らしくひねりを加えたのがポイント。ワンランク上のディテールを楽しんで欲しい、そんな想いのモデルです」。