2020.2.18

アーバンライクに楽しむ絶妙カラー。今シーズンも手に入れたい「アソース メレ」の新作ストール

By　「アソース メレ」ディレクター　大谷 繭子さん

ふわりと巻くだけで旬のニュアンスを取り込める「アソース メレ」のストール。2020年春夏は、“Urban-Eco”をテーマに、リネンやシルクに繊細なムードのカラートーンをのせたアイテムを展開しています。肌寒いときには温もりをプラスし、スタイリングに物足りなさを感じるときには軽やかなアクセントとして大活躍。その魅力的なコレクションを、同ブランドのディレクター、大谷 繭子さんがご紹介します。

「まずは新作のスラブロービングシルク×ファインラミーのシャンブレーストールからご紹介。タテ糸にラミーという麻を、ヨコ糸には極太のスラブシルクを100％使用したこの生地は、リネンとはまた異なる独特のコシがあり、上品なシルクのツヤ感も感じられます。シルクはスラブ糸にすることで、上品さとラフさという相反する雰囲気が共存。そこに縦・横に異なるカラーを使うシャンブレー地が、色の妙や立体感を加えています。イエローベージュにオレンジの色目が絶妙なニュアンス感を表現。ほどよい抜け感は、きれい目からカジュアルなスタイリングにまでマッチしますよ」。

「こちらは、新作のスラブロービングシルク×ファインラミーのシャンブレーストールの色違い。グレージュにオレンジの色目を配した、絶妙な発色が魅力です。このニュートラルなカラーリングに、シルクのスラブ糸が上品さとラフさをプラス。何気ない着こなしにもさっとあしらうだけで、ニュアンス感のある着こなしが完成します」。

「たっぷりとしたボリューム感が好評だったベルギーリネンフリンジモールストールを、進化させた一枚。江戸時代より日本で高級寝具に使われてきた真綿 (シルク)を、手紡ぎで撚りの少ないふっくらとした糸に仕上げたものをタテ糸に、リネンをヨコ糸に用いたちょっぴりユニークな素材を使っています。真綿は吸湿・放湿性に優れているため、汗ばむ季節も快適なつけ心地。たっぷりとしたボリューム感ながら、驚きの軽さも体感していただけます。都会的なスタリングに寄せたライトブラウンは、モードな雰囲気が漂う今シーズンのいち押しカラー」。

「ハンドロービングマワタシルクリネン フリンジストールには、清潔でクリーンな印象のエクリュカラーもラインナップ。リネン100%ではベッドシーツのような雰囲気になりがちですが、ふっくらとした真綿の糸を縦糸に用いることでファッションに馴染む豊かな表情が感じられます。なめらかな風合いと上品な光沢、そして大判のサイズ感によって、どんな着こなしにもこなれたアクセントをプラス」。

「こちらは、マルチストライプ柄を乗せたベルギーリネンフリンジストール。モダンな色柄を表現するため、タテ糸の打ち込みを変更しています。リネンの中で最も良質なベルギー産のリネンを、シャトル織機でゆっくりと時間をかけて織り上げることで、空気をはらみ、リネン特有のドライな表情がありながらも、ふっくらとした優しい触感に仕上げています。柄といっても無地ライクにこなしやすいので、サマードレスやシャツドレスのアクセントにラフに羽織ったり、巻いたりして楽しんでいただきたいですね」。

「昔ながらのシャトル織機で織り上げ、ほどよい厚みと、からっと爽やかなドライタッチで好評をいただいているベルギーリネンフリンジストールは、アーバンなムードのカラーに一新しました。一見すると、何色ともいえない曖昧さは、洋服のテイストを選ばず合わせやすいです。この都会的でクリーンなムードのミントグリーンは、オフホワイトと見まがうような繊細な色を放つカラー。独特の表面感とカラーニュアンスを出すため、一点ずつ製品として仕上げてから染色を施しました。裾のフリンジは、肩から羽織っても、首に巻いても、ふっくらとしたニュアンスが生まれるよう、熟練の職人が手作業でていねいにカット。色、素材感ともに、夏の暑い時期の涼やかなアクセントとしても最適です」。

「こちらは、ベルギーリネンフリンジストールを、洗練されたライトブラウンに仕上げた一枚。グレイッシュでやや赤みのある色味は肌馴染みも良く、自然体の佇まいを演出します。ニュアンスのある発色はどんな着こなしにも相性抜群。都会的なスーツスタイルから、カジュアルなデニムルックまで、一枚あるとワードローブで重宝しますよ」。

「ベルギーリネンフリンジストールを、より首元に巻きやすくしたのがこちら。シャトル織機による織り上げや製品染め、手作業によるフリンジカットといった製法はそのままに、糸の太さを約1/3に抑えることで、軽くしなやかなタッチと、約40センチという長さを実現しました。トレンチコートやジャケット、レザーなど、どんなアウターの首元にもすんなり馴染むリッチなボリューム感です」。