2019.8.25

新ブランド「ローベリイテアンドシーオー」で見つける洗練された大人の日常着

By　「ローベリイテアンドシーオー」デザイナー 田口 直見さん

2019年秋冬シーズンよりデビューした期待の新ブランドに注目！　“選ばれた服（robe）、選ばれた人たち（elite）のための装い”という意味が込められた「robelite & CO.（ローベリイテアンドシーオー）」は、大手セレクトショップに長年携わったディレクターによるブランド。高い美意識と品格、そして本物を知る“美しく暮らす大人の女性”に向け、さまざまなシーンで活躍する上質な日常着を提案しています。今回は、その魅力的なデビューコレクションを同ブランドのデザイナー、田口 直見さんがご紹介。

「普遍的でありながら一度着たらやめられない着心地の良さ。その本質を追求しながら丁寧に作り上げていくブランドです。ヨーロッパを中心としたメンズのインポート素材を6～7割程使用し、トラディショナルアイテムを展開する「Standard Collection」、コンテンポラリーな「Mode Line」、特別な装いの「dress.」の3つのカテゴリーで構成。デビューコレクションでは“Clean、Class、Comfort”をキーワードに、ベーシックアイテムをどこまで美に近づけられるか、というコンセプトを全面に打ち出しました。定番のコート、ジャケット、シャツを、ディテールや縫製は本格的に、しかしマインドは今らしく心地よく。そして潔いけれどやりすぎない程よいバランスで仕上げています」。

「トレンチコートはイタリアのファブリックメーカー、オルメテックス社の素材。私自身が同素材のアイテムを10年以上愛用し、型崩れしない味わい深い魅力を実感したことから、この生地を使用しています。ライナーは、クラシカルかつ上品なハリスツイード社の先染めボーダー生地。取り外しができ、リアルなウォシャブルレザーでパイピングしたこだわりのディテールが特徴です。ドレスからパンツまで、さっと羽織るだけでこなれた佇まいを演出できますよ」。

「こちらのシャツは、イタリア・アルビニ社のコットンサテン素材による高密度で滑らかなタッチが魅力。シンプルながら、一枚でキマる存在感のあるオーバーシャツです。国内のメンズドレスシャツ工場にて縫製し、襟やカフスはふらし芯というクラシックな仕様。年月を追うごとにしなやかに馴染む美しさをぜひ実感いただきたいですね。左側カフスの裏側には、特別な装いの「dress.」ネームを付けており、ターンバックすることでアクセントになります」。

「コンテンポラリーな「Mode Line」から打ち出したのは、温かみのあるベージュ・ブラウントーンのカマイユカラーのコーディネート。今シーズン注目のラテ、マロンカラーの組み合わせは、鮮度の高いおしゃれに欠かせません。タキシードジャケットにロングジレをレイヤードしたコート風の着こなしは、マニッシュなトラウザーズも同素材・同色にすることで進化したワントーンルックに。新しいセットアップの着こなし方としておすすめしたいです」。

「ゆったりと包み込むようなラインで柔らかな着心地を追求しながら、機能性も満たしたコートとパンツ。コートはフォルムにマッチしたカッティングでモード感を醸し出し、パンツはビビッドなパープルによって、優しさのあるマスキュリンスタイルを生み出しています。さりげなくインパクトのあるアイテムが、毎日のおしゃれを輝かせるはず」。

「“リトルブラックドレス”は、女性の魅力を際立てるエターナルなスタイル。特別な装いの「dress.」では、そんな“リトルブラックドレス”を大人に向けたマニッシュなセットアップとして提案。奥深い光沢と、立体感のあるウールシルクのタキシードジャケットとトラウザーズは、身のこなしや佇まいを美しく引き立ててくれます。どちらも単品として使い勝手が良く、さまざまなシーンで上品に映えますよ」。

「クラシックでありながらコンテンポラリーなデザインのドレスは、どれも一着で様になるアイテム。太いベルトや、大胆な前後差のカッティングが辛口なスタイルを演出します。ジュエリーやバッグなどでアレンジすれば、デイリーからパーティシーンまで大活躍。雰囲気のある大人のおしゃれにぴったりです」。