2019.6.16

美しきベーシックをいち早くマーク。「ザ・リラクス」の秋冬アイテムの予約開始！

By　「ザ・リラクス」デザイナー　倉橋 直実さん

今年3月にブランド設立10周年を迎え、初のショーを開催した「ザ・リラクス」。そこで発表された2019年秋冬コレクションは、10年間の集大成にふさわしい圧巻の内容でした。着る人を美しく見せるシルエットやデザインに加え、さらにこだわりを強めたのは素材使い。ウールなどの原料が高騰している中、ハイクオリティなオリジナル生地を手に届きやすいプライスで提供できることに、バイヤーからも脱帽の声が相次いでいます。そんな新シーズンのアイテムが、エル・ショップでついに予約販売を開始！　そこで今回は、それぞれの注目ポイントをデザイナー、倉橋 直実さんが解説します。

「2019年秋冬コレクションは、クラシックを今の時代にあったサイズで作り直すという、何シーズンにも渡って継続してきたことをさらに追求しました。クラシックの王道ともいえるジャケットや得意とするアウターを中心にしながら、現代的なスタイルで構成。また、オリジナルのテキスタイルも多数開発。“立ち姿が美しく見えるデザイン”を意識しながら、上質な素材感を活かし“凛とした佇まい”に仕上げています」。

「まずご紹介するのは、ショーのファーストルックにも採用したキュロットパンツ。前後に深いタックを設けて、立体的でボリューム感がありながら、リラックスしたシルエットに仕上げています。全体のバランスを計算し、ウエストから裾にかけて広がるAラインで女性らしさを演出。ショーでは厚みのある素材を使用しましたが、よりデイリーに使用できるフラノ素材を開発。厳選されたウーステッドのみを用いたフランネルを使用して、生地にしっかりとしたハリとコシを与えるため、仕上げに1カ月という長い時間をかけました。型崩れしにくく、丈夫で滑らかな風合いも魅力です」。

「こちらは、高めのスタンドカラーとドットボタンをアクセントにしたプルオーバー。表面に柔らかな風合いのコットン、裏面に速乾性のあるポリエステルを使用したダブルフェイス生地を用い、やわらかな風合いながら適度なハリ感と繰り返しの着用にも耐えられる実用性を叶えました。表面にはプラチナベール加工を施し、高密度で超微細なピーチ調に。今までにないシルキーなタッチとなめらかな光沢感を感じていただけます。首元のドットボタンを開けることで、襟裏の配色を見せることも可能。また、丈やボリューム感を裾のスピンドルで調節でき、着こなし方でおしゃれの楽しみが広がる一着です」。

「ミリタリーパンツをベースにデザインした、ストレートなIラインの巻きスカート。リラックス感がありながら美しいフォルムと、ウール特有の柔らかな風合いが特徴です。素材には、SUPER140のライトメルトンを使用。ハリ感、光沢感、ヌメリ感など、素材の良さを最大限に引き出したオリジナルの最高峰素材にご注目ください。ウエストはボタンを留める位置を変えることで調節も可能です」。

「こちらは、ブランドの定番商品であるショートモッズコートをベースにブラッシュアップさせたダウンジャケット。女性らしいAラインシルエットが特徴です。着脱可能なフードは、ネックのボリュームと立体感が出やすい設計で全体のシルエットを構築。表地にはアウトドア用品によく用いられる高密度リップストップを使用し、軽量ながらも強度があり、撥水性も備えた実用的なダウンジャケットに仕上がっています」。

「このチェスターフィールドコートは、美しい光沢とハリ感が特徴のSUPER140メルトンを使用。肩はジャストでありながら、ウエストをあえて絞り込まないことで硬くなりすぎないシルエットに仕上げました。前シーズンよりも肩をやや広く設計し、肩先に丸みを与えてソフトな印象に。また、通常のテーラードとは異なり、バスト下まで毛芯を入れることで、素材を生かした立体的なフォルムを生み出しています。美しい曲線を描くアームホールなど、細かな部分にもこだわり、トラディショナルでありながら美しい立ち姿を実現。後ろの中心に深いスリットを入れているので、スリットのボタンを外して着用すればAラインを強調することも。エル・ショップでは、ブラックとトップグレーを展開しています」。