2018.10.13

ふわりと纏うやさしいニット＆コート。「パドカレ」の新作からお気に入りを見つけて。

By　「パドカレ」吉祥寺店 森永 未来さん

肌寒くなる時期に、恋しくなるのは温もりのあるウェア。着心地、肌触りの良い素材にこだわった「パドカレ」は、そんな季節の移ろいにそっと寄り添う服が充実しています。今年で20周年を迎えながらも、長年求め続けているのはシンプルで気の利いた、着る人がリラックスできるデイリーウェア。今回は、最新コレクションの魅力をショップスタッフの森永 未来さんが解説します。

「2018年秋冬は、土地を意味する“Terroir＝テロワール”がテーマ。大地に根を張った生活に立ち戻り、誠実な創作や素材とのつながりを取り戻す、そんなあるがままの姿や生き方に返った原点回帰のコレクションです。なかでも注目は、ワードローブに欠かせないニットとコート。素材、デザイン、軽さ、シルエットなど、気になるポイントがたくさんあるこれらのアイテムですが、「パドカレ」ではいかにストレス無く、着る人のことを考えてウォーム感を出せるかにこだわりました。その中から、とっておきの数々をご紹介します」。

>>レトロパイルインレーコート

>>ブークレー・ヘリンボーン中柄タートルプルオーバー
>>Cuビエラドットシゴキ抜染プリントスカート

「まずご紹介するのは、オーストラリア産のメリノウールを使用したレディライクなスタンドカラーコート。糸の太い紡毛とスラブ糸を交互に織り込んだ立体的なマテリアルで、まるでニットのような軽さと柔らかな着心地を実現しました。オーバーサイズ風のドロップショルダーは、今シーズンらしいシルエット。インには表情豊かなブークレーヤーンのふんわりソフトなタートルネックニットと、ランダムなドット柄フレアスカートを合わせました。スカートはブランド20周年のアニバーサリー企画として、過去のアーカイブアイテムを今の気分にアップデートしたもの。シンプルな大人のリラックススタイルにぴったりです」。

>>W/Nyナッピングコート

>>Peシュリンクワンピース

「クラシカルでいてモードな雰囲気も漂うコートは、さまざまなスタイリングに好相性。カシミヤライクな糸を使った柔らかで膨らみのある素材感が、コーディネートの幅を広げます。ルックでは、ヴィンテージの絞り染めの柄から図案を起こしたドレスをイン。楊柳にプリントした後、縮ませたシュリンク加工によって、生地に動きを出しました。存在感のあるドレスは、一枚で華やかに着こなすのはもちろん、タートルネックニットを中に入れてデイリーに活用するのも◎」。

>>先染めシェットランドリネンコート

>>ヤクオフタートルプルオーバー
>>ラミー/Nyボーダーオーガンジースカート

「トレンドのチェック柄は、ぜひ素材感にご注目を。シェットランドウールとフレンチリネンを織り上げたオリジナルのチェック柄コートは、コンパクトでさりげない衿、製品洗いで膨らみを出した質感が「パドカレ」らしい一着です。細身でメンズライクなデザインのため、ボトムを選ばずに着ていただけます。写真では、空に最も近い繊維と称されるヤクのタートルニットと、シアーで適度なハリ、ナチュラルなシワ感が魅力のロングスカートをスタイリング。ヤクのニットは本当に柔らかく、包み込まれるような心地よさで一度袖を通すとやみつきになるはず。スカートは、軽くて透け感がありながらも裏地付きのため気負わず着用いただけます」。

>>コンパクトコットンダブルクロスコート

>>ファインメリノウールVネックプルオーバー
>>40/2トロウォッシャブルトビーパンツ

「最後に取り上げるのは、1999年に発売したトレンチコートを今の気分で復刻したRE EDITIONのアイテム。裏地には、最初にご紹介したスカートと同じランダムなドットプリントをあしらい、遊び心をプラスしています。フロントには存在感のあるアシンメトリーなヨークを。他にはないメンズライクなコートは、これ一枚で様になるデザインです。インには、暖かく柔らかな肌触りのファインメリノウールのニットとフルレングスのテーパードパンツをコーディネート。とことんマスキュリンに着こなすのが気分です」。
※モデル身長は161㎝

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